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ヨコハマ大好き!

まるで魔法を見ているようだ」・・・開港により半農半漁の村から瞬く間に国際的都市へと大きな変貌を遂げる横浜の姿を、かつての居留外国人はそう評したといいます。 紅葉坂 海岸段丘(海岸が次第に隆起していくため階段状になる地形)に発達した街ですから、海から内陸に向かうと平坦な地域と比較的急な坂が交互にあることになります。そんなたくさんの坂や高台から見下ろす街や港の風景はとても綺麗。お気に入りのヴューポイントをぜひ見つけてみてください。 ちなみに、私の気に入っているおすすめヴューポイントは「紅葉坂」(家から近いこともあって)。桜木町駅をみなとみらいと反対側に降りて横浜駅方面に少し歩くと、左に上ってゆく坂との交差点に出ます。この坂が紅葉坂です。石畳の坂をがんばって登り、途中で振りかえるとランドマークタワーやコスモクロックを望むことができます。夜景もまた格別。坂沿いには県立図書館や音楽堂、プラネタリウムのある青少年センター、桜が有名な掃部山公園もあります。

横浜限定安上がり観光情報

おカネを使わず歩けるヨコハマ徹底研究

01.日本丸「総帆展帆(そうはんてんぱん)」を見にゆこう!

桜木町駅から歩いてすぐのところには、石造りドックに保存されている帆船「日本丸」がその優美な姿を横たえている。もちろん普段は帆は張られていないが、一年に十回程度、「海の日」などの記念日には、熟練したボランティアたちの手で全ての帆が広げられ、かつての姿を再現するイベントが開催される。白亜の船体に広げられる帆が潮風を受ける姿は「太平洋の白鳥」というにふさわしい。

(参考)99年度総帆展帆実施日(10:30展帆開始、16:00畳帆終了。中止・変更の場合あり)
4/29(みどりの日 5/5(こどもの日 5/23( 6/13( 7/20(海の日 8/22(
9/5( 9/26( 10/17( 11/7( 11/21(

02.横浜港を眺める一番のポイントは?

山下公園、マリンタワー、ランドマークタワー・・・。横浜港を望む有名スポットは数多くあるが、一番のおすすめはずばり「大桟橋国際旅客ターミナル」。1997年に完成したばかりのこのターミナル3階が展望デッキになっていて、みなとみらいからベイブリッジ、山下公園までを一望できる。屋外にも出られるのでとても気持ちがいい。時折船舶も発着して港ヨコハマの雰囲気は満点。穴場的なスポットだったが、最近はよく知られるようになってきて、休日などはさすがに混雑する。ともあれ入場無料というのがありがたい。開放時間は原則9:00〜21:00。
ところで、夜景が人気のベイブリッジだが、実際に見に行くとよく写真にあるようなブルーのライトアップがされておらず、期待はずれに思ってしまう人が多いらしい。ブルーに浮かび上がるライトアップは日没から午前零時までの毎時20分から30分と50分から00分までのあいだ。この時間を狙えば、あの美しい姿に出会うことができるのでご安心を。

03.ポートサイドからみなとみらいへ

みなとみらいの北側、横浜駅東口エリアに開発が進んでいるポートサイド地区。ここの横浜クリエーションスクエアにある「ジェトロインポートスクエア」のアンテナショップでは、まだ一般のお店には並んでいない優良輸入品を紹介している。まだハマっ子(←死語になりかけているこのコトバを救おう!)にもほとんど知られていないのだが、はっきりいってここは超オススメ!ブランドファッションからアイディア日用品まで、どれも優良品ばかり。政府系機関・ジェトロの直営だけあって、どれも選りすぐりの商品なのだ。たくさん買えば店員さんが笑顔で値下げに応じてくれることもあって、さすが特殊法人ジェトロ、フトッパラ!特殊法人がとやかく言われる昨今、これこそ国民本位のあり方だと感心する(笑)。必見はキッチンやバスルームなどの小物を扱ったコーナー。みんな素敵な一品で、思わぬ掘り出し物が見つかるかも知れない。ありきたりのヨコハマみやげは飽きちゃった、という方は立ち寄ってみては?ヨコハマクリエーションスクエア(YCS)ビル2〜3階、月・火曜休(祝日にあたる場合は営業)。
スカイラインの説明図 さて、買い物に重い荷物がなければ、ここからみなとみらい・桜木町方面へ歩いてみよう。まだ開発区域で、広大な空き地が広がっているが、このあたりは一昔前は海だったところ。よく見ると土に貝がらが混じっていたりする。ところで、みなとみらいのビル群を少し離れてよく見渡すと、あることに気づく。ランドマークタワー、クイーンズスクエアと視線を移してゆくとわかりやすいのだが、次第にビルの高さが低くなってゆくのだ。みなとみらいでは、「スカイライン」という建築基準のもとに高層建築が建設されており、海に向かって段々と建築物の高さが低くなってゆく街を形づくることになっている。海岸からの距離によって「○○街区に建てるビルは何メートルまで」とちゃんと決まっているのである。これも都市デザインの一環なのだ。

04.天気がいい日は公園に行こう!

横浜の公園といえば港の見える丘公園や山下公園をすぐ思い出してしまうのだが、実は地元民おすすめの公園が中区の南部にある「根岸森林公園」。かつて米軍用地だった広大な敷地には、とにかく広い芝生広場や林があって、ここが横浜だということを一瞬忘れてしまう。一部はまだ米軍の用地で、公園の根岸寄りエンドには米軍用地管轄の消防署がある。ここにはいかにもアメリカンな消防車が止まっていて一見の価値あり(?)。ちなみに米軍管轄エリアでは消防救急は本国同様911番だとか。公園内には散歩やジョギングを楽しむアメリカ人たちの姿も多く、ここが横浜どころか日本であることすら忘れてしまいそうになる。なお、公園に隣接して(というよりほとんど公園内に)中央競馬会管轄の競馬記念公苑があり、ポニーと触れあうことができる。また馬の博物館などもあって飽きさせない(入館料も安い!)。根岸駅から徒歩20分、山手駅から徒歩15分の距離だが、特に山手駅からの道順は非常にわかりにくい。高級住宅街の真ん中で迷子になるのも楽しいといえば楽しいのだが、心配な方は市バスのご利用を。「滝の上」または「旭台」下車。有料駐車場(平日300円、土・休日400円より)もある。

05.1日フリーパスを使いこなせ!

横浜市内をきめこまかく見てまわるなら市バスの利用が便利。観光名所を通る路線バスはペインティングも鮮やかで楽しいし、ベイブリッジのスカイウォークなど、バスでなければ行けないスポットもある。市内均一区間は210円だが、ぜひ使いたいのが1日乗車券。バス1日乗車券は大人600円(こども半額)で、3回乗り降りすれば得をする勘定。他にも地下鉄1日乗車券やバス地下鉄共通1日乗車券なども用意されているので、目的に応じて使い分けるとよいだろう。定期券を扱う窓口や営業所、地下鉄駅の売店などで売っているが、購入時には利用規則について窓口でよくご確認を。(料金は99年6月現在)
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