2024年12月のメッセージ

「地には平和、御心に適う人にあれ」
   (ルカによる福音書2章14節)         
   

 ベツレヘムの野辺で羊の番をしていた羊飼いたちに「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった」との天使の声が響きわたりました。羊飼いは貧しく力なき人たちですが、その彼らに喜びの知らせがもたらされたのです。そのとき、大勢の天使たちの賛美の歌声が聞こえてきました。「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ」と。
 羊飼いたちに響きわたったこの歌声には、力に頼り対立と分断を深めている今の時代に対するメッセージがこめられています。幼子は飼い葉桶の中に寝かせられており、その姿は力弱く無力な者のように見えます。けれどもその幼子の姿こそ、対立と分断という隔ての壁を取り除き、地に平和をもたらすために、どこまでも身を低くされる方であることのしるしにほかなりません。
 この喜びの知らせを受けた羊飼いたちは、飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子のもとに急いで向かいました。わたしたちも彼らに続こうではありませんか。
                                             札幌発寒教会指導教職 牧師 久野真一郎(札幌琴似教会)

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☆11月のメッセージ【いつも喜んでいなさい。・・・どんなことにも感謝しなさい】←ここをクリックするとご覧いただけます


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