遠い海

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作品情報

作品名 遠い海
さくひんめい とおいうみ
初出 NHK第一放送
備考 NHKのラジオ小説として、1962年に書き下ろした
放送期間 1963年1月4日〜
連載回数 22回

収録状況

文庫/全集 文庫本名/副題
文春文庫 - 遠い海

掲示板から

おなまえ 記事No.
日付
書き込みから
AIさん [634]
2002/04/11

私、ずっと、井上さんって心に「憧れ」を抱いていた人だったのかな・・と思っていたのですが、この作品を読んで、あぁ、これなんだ、と思いました。彼の作品には随所にこの「遠い海」的な何かが出てくるんですよね。なんだか切ない心を持っている人だな・・と思いました。

ばりばり蟹座 [635]
2002/04/11

“遠い海”は持っていますが、切なさはどうかな?

この“遠い海”も分かってくれる人と、分かってもらえない人がいるんですよね。

分かってくれる人は、やはり心に“遠い海”があるのでしょうか?

AIさん [636]
2002/04/13

そっかぁ。。

私の「遠い海」には切なさがあるんですよね。だから「切ない」と表現したけれど、人にはそれぞれの「遠い海」のありかたがありますものね。

きっと、まだ私の中では「遠い海」を「遠い」ままにしておきたくないというのがあるから、切なさがともなわれてくるのかもしれませんね。時とともにその「遠い海」の様相は変わってくるのでしょう。

それにしても、井上さんはほんとーにっ、男性の描写がうまいですよねぇ。もう生き生きしてますもの。あれはほんとスゴイ・・。

アーリーさん [653]
2002/04/23

皆さんが推薦されることがわかりました。本当によい本だと! 「女というものは変なものですわ。愛情がなくなっても嫉妬だけはありますの。嫉妬って、堪らなく汚くて嫌です。嫉妬するたびに、自分で自分の汚れるのが判ります。」という、フレーズに男の方にも当てはまるのでは?確かに「遠い海」=心深い持ち主、私はこのように思っていますが、男女問わずなかなか難しいことであると思いますが、皆さんはどうですか?

老若男女問わず、がんばって「遠い海」の精神を少しづつでも会得していきましょう。

文庫本限定!井上靖館作品