登場人物が多いこの作品ですが、その中から34人について簡単にまとめてみました。人数が多い上に慣れないカタカナ名ばかりで、名前が出てきても「あれ、誰だっけ?」と思うことが多いと思うので、誰だか分かる程度の簡単な紹介をしています。五十音順です。
中には物語の進行や登場人物の最期に関わる記述もあります。読む前に先の話が分かってしまう可能性があるので、まだ読んでいない方はお気を付け下さい。
名前 | 紹介 |
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エゲディ | 鉄木真の三子。 |
エスガイ | 鉄木真の父親。ボルジギン氏族の首長にしてモンゴル部族の汗だったが、鉄木真が十三歳の時にタタル部族の陰謀によって毒殺される。 |
ガウラン | 鉄木真と忽蘭の子。鉄木真の命により、ソルカン・シラの手で鉄木真と忽蘭からは全く消息の分からないようにされる。 |
カサル | 鉄木真の弟。エスガイの死後、鉄木真と誓約を結び、以来、鉄木真の右腕となり活躍する。 |
カチグン | 鉄木真の弟。 |
クビライ | クビライ・カンとは別人。鉄木真陣営の勇士の一人。 |
忽蘭 | メルキト部族の娘。やがて、鉄木真が一番愛することになる女性。 |
ゴルチ | ジャムカのもとにいたが、鉄木真が蒙古高原の覇者になるという神託をうけ鉄木真のもとに来る。 |
シギ・キトク | ゴルチがタタル部の駐屯地で見つけた孤児。ホエルンによって育てられる。 |
ジェベ | タイチュウトと闘ったとき、矢によって鉄木真に傷を負わせる。タイチュウトが滅ぼされた後、鉄木真が部下に加える。 |
ジェルメ | 鉄木真が生まれた時に老人が贈り、鉄木真とは主従の間柄にあった。一人前になるまでは老人が預かっていたが、成長し鉄木真のもとに加わる。 |
ジャムカ | トオリル・カンの弟分。最初は鉄木真に協力するが、後に敵対。鉄木真と闘うことを生き甲斐とし、再三に渡り闘いに破れながらも生き延びるが、遂には捕まり鉄木真の情けを断って最期を遂げる。 |
ジュチ | 鉄木真の一子(?)。 |
スブタイ | ジェルメの弟。鉄木真がジャムカの帳暮から引き揚げた後に、鉄木真の陣営に来る。戦闘で抜群の役割を果たし、重大な役割を与えられるようになる。 |
ソルカン・シラ | かつて、鉄木真がタイチュウト氏族に捕まり、逃亡を企てたときに救けてくれた恩人。タイチュウトが破れ、鉄木真のもとに来る。 |
タルクタイ | タイチュウト氏族の首長で、エスガイの後の汗。後に鉄木真に破れる。 |
チャプタイ | 鉄木真の次子。 |
チウラン | ソルカン・シラの息子。鉄木真の聚落が大きくなり始めた頃、鉄木真のもとに加わる。チンベの弟。 |
チンベ | ソルカン・シラの息子。鉄木真の聚落が大きくなり始めた頃、鉄木真のもとに加わる。 |
ツルイ | 鉄木真の四子。 |
デイ・セチェン | ボルテの父親で、オンギラト部族の首長。 |
テップ・テングリ | ムンクリの長男で、シャーマン教の僧。 |
テムゲ | 鉄木真の弟。 |
鉄木真 | 主人公。蒙古高原の覇者となった後は、成吉思汗と呼ばれる。 |
テムルン | 鉄木真の妹。 |
トオリル・カン | ケレイト部族の長にしてエスガイの安達(盟友)で、鉄木真にとっては恩人でもある。トオリル・カンを父として仕える鉄木真と共に戦うが、最後は蒙古高原の覇者を巡り鉄木真と対立。死闘の末に鉄木真に破れ、戦死する。 |
ベクテル | 鉄木真の異母弟。エスガイの死後、鉄木真と対立し、鉄木真とカサルに謀殺される。 |
ベルグタイ | 鉄木真の異母弟で、ベクテルの弟。ベクテルの死後は鉄木真に従う。 |
ホエルン | 鉄木真の母親。 |
ボオルチュ | モンゴルの一氏族の長の息子。鉄木真がタイチュウト氏族に盗まれた馬を取り返そうとしているときに出会う。鉄木真の友となり、後に鉄木真のもとに加わる。 |
ボルテ | 鉄木真の妻。 |
ムカリ | 鉄木真がジャムカの帳暮から引き揚げた後に鉄木真の陣営に加わる。抜群の戦果をたて、その将来を期待される。 |
ムンクリ | エスガイの死後に鉄木真一家を裏切るが、鉄木真が汗になった時に戻ってくる。その後ホエルンと通じ勢力を張るが、後の事件でその権勢も弱まる。 |
那律楚材 | 金国に仕えていた契丹人。金国が滅び、鉄木真に仕える。 |