屋上

[作品情報] [収録状況] [作品紹介]

作品情報

作品名 屋上
さくひんめい おくじょう
初出誌 文藝春秋[1]
初出号数 1957年6月号[1]

収録状況

文庫/全集 文庫本名/副題
角川文庫 - 花のある岩場
井上靖小説全集 19 ある落日
井上靖全集 5 短篇5

作品紹介

時代 昭和(戦後)
舞台 東京都(高台の病院、ビルの屋上)
あらすじ

名代が入院生活でこの1ヶ月ほどの日課にしていたのは、窓際から見えるビルの屋上での出来事を眺めることだった。そこでは毎朝のように、五十半ばの男がティーショットの練習か球を打ち、二十歳ほどの若い女性が球を男の足許に戻す姿が見られた。名代は男女の姿に何か満ち足りたような、羨望に値すようなものを感じる。しかし、妻の奈々子は屋上の男女が接吻していた場面を見たと言い、愛人同士の密会だと非難する。

参考

[1] 井上靖ノート

文庫本限定!井上靖館作品