夏の雲

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作品情報

作品名 夏の雲
さくひんめい なつのくも
初出誌 新潮[1]
初出号数 1955年10月号[1]

収録状況

文庫/全集 文庫本名/副題
文春文庫 - 貧血と花と爆弾
井上靖小説全集 11 姨捨・蘆
井上靖全集 5 短篇5

作品紹介

時代 昭和12年頃〜昭和30年頃
舞台 中華民国(河北省南部・順徳、保定)、茨城県(鹿島灘に面した漁村)、東京都
あらすじ

会津は河北省に駐屯している時、少し前に戦死した更級の遺骨を届けるため、内地に帰還するよう命じられる。茨城県にある彼の郷里に遺骨を届けた会津だったが、更級の遺品である手帳に何度も書かれていた「みさ子」という名は彼の妻の名前ではなく、また子供もいなかったことを知る。手帳の名前のことは出さず、その日は更級の家に泊まった会津だったが、翌日現れた更級の妻の妹は「みさ子」と名乗るのだった。

参考

[1] 井上靖ノート

文庫本限定!井上靖館作品