作品名 | 胡桃林 |
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さくひんめい | くるみばやし |
初出誌 | 新潮[1] |
初出号数 | 1954年5月号[1] |
時代 | 明治中頃〜昭和28年頃 |
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舞台 | 静岡県(伊豆、三津?)、東京都(麻布、大森、有楽町、八重洲)、長野県(小諸、北国街道、千曲川、犀川) |
あらすじ | “私”が子供の頃、遠縁に当たる磯川ちか女に呼ばれ、彼女の子供の遊び相手として何度か伊豆の別荘を訪れたことがった。ちか女は数年前に夫を亡くしており、彼が残した莫大な財産で生活をしていた。ちか女には3人の子供がいたが、上の2人には興味ないらしく、頭脳明晰な末弟の正章だけを偏愛していた。“私”が大人になり次にちか女と会った時、正章は日本有数の大会社でエンジニアとなり朝鮮の工場に居たが、その数年後、ちか女が正章の女の問題で卒倒したという話を耳にする。 |
文庫/全集 | 巻 | 文庫本名/副題 |
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新潮文庫 | - | 姨捨 |
角川文庫 | - | 満月 |
井上靖小説全集 | 10 | 伊那の白梅・大洗の月 |
井上靖全集 | 4 | 短篇4 |
[1] 井上靖ノート