作品名 | 水溜りの中の瞳 |
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さくひんめい | みずたまりのなかのめ |
初出誌 | 文学界[1] |
初出号数 | 1952年9月号[1] |
文庫/全集 | 巻 | 文庫本名/副題 |
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文春文庫 | - | 貧血と花と爆弾 |
井上靖小説全集 | 10 | 伊那の白梅・大洗の月 |
井上靖全集 | 3 | 短篇3 |
時代 | 昭和(終戦の翌年の暮から翌々年の春) |
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舞台 | 東京都(山手線沿線のある町、武蔵野) |
あらすじ | “私”は終戦の翌年の暮に創刊した三流夕刊紙に、その創刊号から新聞が廃刊になるまでの四ヶ月間、生涯で唯一度の小説を連載していたことがあった。小説の連載が始まって間もない頃、毎日のように嫌がらせとしか思えない投書を寄越してくる女がいた。小説が中盤を迎える頃に再び嫌悪感で貫かれた投書の束を見て怒りを覚えた“私”は、投書にあった名前と住所を頼りに、本人を訪ねて行こうとする。 |
[1] 井上靖ノート