装幀 |
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山口源 |
風林火山 | |
講談社 | ロマンブックス |
初版発行 | 1966年4月5日 |
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解説 | |
頁数 | 206 |
収録作品数 | 1 |
“風林火山”の旗をひるがえして、甲信の国々に勇名をとどろかせていた武将武田信玄に、常にひとりの軍師が、寄り添っていた。くぐつのように醜い顔に生まれついた、山本勘助である 残酷な合戦に明け、非情な城取りに暮れた、戦国の時代を背景に、勘助と信玄との武骨な友情はあたたかく、きびしい。また、父を討った信玄の側室となった、薄幸の由布姫にささげる、勘助の浄らかな愛情は、かなしく、美しい。吉田健一氏をして「歴史家の方がこの小説を手本にしていい」といわしめた、井上文学の真骨頂を示す、傑作長篇ロマンである。 | |
備考 | |
収録作品 | 初出年 | 情報 | 紹介 | 感想 | |
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1 | 風林火山 | 1953年 |