カバー画像
カバー
 
本覚坊遺文
講談社 講談社文芸文庫
初版発行 2009年01月9日
解説 高橋英夫
頁数 235
収録作品数 1
師千利休は何故太閤様より死を賜り、一言の申し開きもせず従容と死に赴いたのか?弟子の本覚坊は、師の縁の人々を尋ね語らい、又冷え枯れた磧の道を行く師に夢の中でまみえる。本覚坊の手記の形で利休自刃の謎に迫り、狭い茶室で命を突きつけあう乱世の侘茶に、死をも貫徹する芸術精神を描く。文化勲章はじめ現世の名誉を得た晩年にあって、なお已み難い作家精神の耀きを示した名作。日本文学大賞受賞作。
備考
ISBN:978-4-06-290036-2
収録作品 初出年 情報 紹介 感想
1 本覚坊遺文 1981年 有   有
文庫本限定!井上靖館作品