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異域の人・幽鬼─井上靖歴史小説集─
講談社 講談社文芸文庫
初版発行 2001年10月9日
解説 曾根博義
頁数 247
収録作品数 8
半生を西域に捧げた後漢の人・班超の苦難に満ちた道と孤独な魂の彷徨を追った「異域の人」、留学僧・行賀の在唐三十一年の軌跡と、入唐した日本人のさまざまな生の選択を描いた「僧行賀の涙」、謀反へと明智光秀を導く心の闇に巣くった亡者に迫る「幽鬼」など、歴史小説の名作八篇を収録。時代の激動を生きぬいた人間の姿を比類なき語りの力で描破する井上文学の魅力溢れる一冊。
備考
ISBN4-06-198360-1
新潮社刊『井上靖全集』第二巻、第四巻、第五巻、第六巻、第七巻、(1995年6月〜11月)を原則として、底本としている
収録作品 初出年 情報 紹介 感想
1 玉碗記 1951年 有   有
2 異域の人 1953年 有    
3 僧行賀の涙 1954年 有    
4 信松尼記 1954年 有    
5 幽鬼 1958年 有    
6 平蜘蛛の釜 1958年 有    
7 明妃曲 1963年 有    
8 聖者 1969年 有    
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