フランス映画祭横浜2000 |
パシフィコ横浜 会議センターメインホール |
2000/6/22-6/25 |
『フランス映画祭横浜2000』開催を知ったのは渋谷のユーロスペースでフライヤーを見てから。
こういう映画祭が毎年行われているとはつゆ知らず、とりあえず行ってみようかなぁ、と思っていた。
開催日の2週間くらい前だろうか、フランス映画祭のHPをチェックしたところ、なんとゲストとしてシャル ロット・ゲンズブールが来日すると書いてあるじゃないですか!こりゃもう行くしかないと思い、チケット予約。『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』の"雪"辱(笑)を果たすべく、往復900km強の道のりを突き進むことになる。
■6月23日(金)
最終日の『ブッシュ・ド・ノエル』上映終了後のサイン会に参加すると、きっと最終の新幹線に間に合わないと思い、車で行くことを決意。
5:30AM仙台出発。交通費をかけないためにもR4をひたすら南下、10:30AM矢板ICから東北自動車道にのる。佐野SAで一休み。
川口ICから首都高にのり、一気にみなとみらいへ。パシフィコ横浜に到着したのは3:30PM、結局10時間かかったことになる。
フランス代表団舞台挨拶
『他人の味』(のちに『ムッシュ・カステラの恋』に改定)上映前に来日したゲスト全員による舞台挨拶があり、今回ゲストの団長を務めるジャン=ジャック・ベネックスにより、映画上映順にゲストが舞台に呼ばれました。
ルー・ドワイヨン シャル ロット・ゲンズブール&
パトリス・ルコント全員集合
『他人の味』(『ムッシュ・カステラの恋』に改定) LE GOUT DES AUTRES
監督・出演:アニエス・ジャウィ
出演:アンヌ・アルヴァロ、ジャン=ピエール・バクリ、アラン・シャバ正直この映画を見ようと思ったのはフランス代表団の舞台挨拶が目当てだったんだけど(すまん!)、意外にこれが面白かった。
大事な商談を成功させるために英語の個人レッスンを受けることになる中小企業の社長とその英語教師、運転手、ボディー・ガードが主人公。
会社社長は舞台女優でもある英語の教師に淡い恋心を抱き、ボディー・ガードは酒場のウェイトレスと出会う。運転手はアメリカに留学している恋人を信じているが・・・と、三組三様の恋の鞘当が展開する。
この映画でとても新鮮だったのがフランス映画なのに英語のレッスンを通してというシチュエーション。その上、女心の微妙な動きと男の弱さが上手く表現されていて、ある意味とても参考にもなる内容だった(笑)
観客は三組の恋の行方をどう考えただろうか?パートナーがいることがあたり前と思い、胡座をかいている者から幸運が去って行き、不幸の淵にいた者が幸運を掴めそうな兆しで終わる締め括り方に、"塞翁が馬"的なものを感じたけれど、どうだろうか?★映画終了後のサイン会★
監督のアニエス・ジャウィにサインをもらう際に「良い映画をありがとう。とても素敵な時間を過ごしました」と拙い英語で話し掛けたら「メルシー」と言ってくれました。