イタリアの思いつきコラム
最新版
イタリアに関する記事や本などから浮かんだ雑感集。
たぶんに筆者の主観が全面に出たコラムですが、更新はわりと頻
繁に行っていくつもりです。 ※新しいものほど先頭にきます。
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03.1.14 ケータイのシェアin ITALIA
イタリアのケータイ文化についてはこのサイトで何度となく書きました。要するにイタリア人のおしゃべり好き、あたらし物好きの相乗効
果でかなり早い時期から、つまりは日本よりもだいぶ前から道ゆく人々はケータイを手におしゃべりに興じるという光景が溢れていたの
です。
しかしどうでしょうか。日本でのiモードを端緒としたケータイのめざましき普及、そして最近ではカメラ付き端末といったヒット商品もあり、
ケータイ大国・日本というイメージはますます強力です。
量販店に行けば様々な色と形のケータイが所狭しと並べられ、子どもも学生も主婦もサラリーマンもみんなケータイを所持している。
逆に持っていないことのほうが珍しいことのように語れ始めています。
こうなると、いくらイタリアで昔普及速度が早かったとはいえ、もうすでに日本のケータイ所持率の方がとっくに凌駕していると推測され
るのです。ゆえに私も数年前まで、日本よりもイタリアの方がケータイ多いよと人に語っていたのをなんとなく自重するようになってしま
いました。
ところが・・・。ごく最近の調査(国際電気通信連合)によれば、イタリアのケータイ普及率は世界4位。住民100人に対し、実に83.9
人の人がケータイを持っているのことです。となると、1位のルクセンブルク、2位の台湾、3位の台湾はいかに普及しているか?というこ
とになります。ちなみに日本は58.8人ですから、世界的に見るとまだまだ。
日本はIT化に遅れ、その反省からe−JAPAN構想なるものが立ち上がったぐらいですから、その分野では新参者ということでしょう
か。とにかくイタリアはケータイ普及度については依然健在ということです。
02.10.25 イタリアサッカー弱体化?
国際サッカー連盟(FIFA)が10/23発表によれば、イタリアが世界ランキングで上位10位から姿を消したそうです。ウェールズにまさかの敗戦を喫したイタリアは、前週の10位からトルコ、米国よりも下位の11位に後退したとのこと。ここで強調されるのは最新で、ワー
ルドカップ(W杯)で3度の優勝を誇るイタリアが?!という点です。
カルチョ(サッカー)は全然わかっていない私から言いますと、何とも評価しにくい話ではあります。
ただ今年開催されたワールド・カップでは初めてイタリアチームの試合運びを拝見させてもらいました。素人目で見たときに技量があ
るかないか判断しづらいのですが、確かに安心して観戦を楽しむことはできなかったのが正直なところ。審判のミスジャッジなるものも
あったし、たとえば敵地(韓国のスタジアム)で試合をした等の運を呼びにくい面もあったようですが、そのあたり状況はないものとして
見た時に、単純なところハラハラしてテレビの前にいた記憶が今も鮮明に残っています。
とはいえ、アッズーリのためにあれだけ多くの日本人ファンがいることを実感できたのは、大変うれしかったですね。ベッカムの人気に
は凄まじいものがありましたが、それも何となくイングランドに対する熱狂よりも個人に向けてのファン心理が感じられました。一方、イタ
リアについてはその国のサッカーに対する「愛」のようなものがあったような・・・?
ま、10位から転落したイタリアですが、日本からの熱愛ぶりは衰えていないようなので、ぜひ挽回してもらいたいな、とそんな風に祈
っています。