関西学生アメリカンフットボール Div1 第7節



11月22日(土) 王子スタジアム 14:00
チーム名1Q2Q3Q4Q合計勝敗分
関西大学145-2-0
京都大学121-6-0
(現地観戦)
 
関西大学
京都大学
1Q
FG× 1Q
2Q FG
FL
FG
FL
TD
2Q END
3Q TD
3Q
4Q
FL
TD
END 4Q
(作者Aのメモより)
AK-CHART
AK-CHARTの見方








11月23日(日) キンチョウスタジアム 14:00
チーム名1Q2Q3Q4Q合計勝敗分
関西学院大学217-0-0
立命館大学6-1-0
(現地観戦)
 
関西学院大学
立命館大学
TD 1Q
1Q FL
G× 2Q
TD
2Q END
3Q
P△
RTD
TD
3Q
4Q
G×
END 4Q
(作者Aのメモより)
AK-CHART
AK-CHARTの見方


 コイントスによって先攻は関西学院大学。そのキックオフリターンで右サイドライン際を駆け上がってビッグゲイン。敵陣31ヤードからのスタートで、いきなり、先制点獲得のチャンスを得る。そしてここからの一連の攻撃は、リズムよくドライブを進めてエンドゾーンに到達、先制点を獲得した。

 しかし、その後、お互いに相手パスをインターセプトするディフェンス堅守の攻防が続く。
 さらに立命館大学自陣でのファンブルロストによって、関西学院大学は再び敵陣での攻撃権を獲得するが、ギャンブル失敗(詳細要確認)
 試合開始直後は勢いで得点できた関西学院大学だが、その後は、膠着状態に突入する。ただ立命館大学攻撃と関西学院大学攻撃でドライブの可能性がみえかくれしているのは関西学院大学だった。

 第2Qフィールド中央からの攻撃シリーズ、ドライブが進む兆候が見え始めるとエンジン全開で得点をとりに行くという姿勢。つまり自陣では無理をしない、先制点を取ったことと1TD差だがリードできている展開なので様子見していたかもしれない。
 確かに毎シリーズで得点をとりに行く必要はなく、時間を潰せはOKという攻撃シリーズも存在する。この余裕は先制点をとったことと、第1Qからの立命館大学オフェンスの調子を見ての判断だろう。

 結局、試合前半は関西学院大学が2個のTDを獲得、2ポゼッション差でハーフタイムを迎えることとなった。

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 戦前の展望で「先に2ポゼッション差をつけたほうが優位」と書いたが、その展開になっている。次にどちらのチームが得点するか、が後半の見所ポイントだった。実際の試合内容に即せば、厳密には立命館大学オフェンスが立ち直っているか、である。

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 その後半、立命館大学最初のプレーがRBによる中央突破ラン、20ヤード以上のビッグゲインとなる。私の思いは「これが私が立命館大学に求めていた攻撃プラン。後半は立て直してきたようだ」というもの。関西学院大学ディフェンスについては後半開始最初ということで少しの油断があった??
 しかし、RBの中央突破ランの1プレーで10ヤード超となったのは、この試合で、おそらくこれを含めて2プレーのみ。立命館大学側は試合最初で別の展開をしたことによるOLのスタミナ消耗、関西学院大学側はNG#92安田の大活躍によるILB#57小野の自由度UPというのが主な要因だろう。

 ただ、このランプレー1個とパントキックによってフィールドポジションが逆転し、関西学院大学がこの試合で始めて自陣エンドゾーンを背負うポジションに追いやられた。


 ここでの関西学院大学攻撃のスタンスは、「2ポゼッション差なので自陣では無理をしない」という試合前半の考えを引き継いでいるはず。QB#11斎藤もそのあたりは心得ていたことだろう。
 だが実際は、IRへのパスに対して、立命館大学OLB位置にいたDB(S)#3八条のすばらしい読みと反応でパスインターセプト。そのままリターンTDとなった。

 このインターセプトされたパスコースは、特殊なもの・スペシャルプレーではなく、関西学院大学が多用する一般的なパスパターンでありタイミングであり。
 なので立命館大学側が準備あるいは予測できても不思議ではない。不用意なパスを投げてしまったオフェンスコーディネーターと、準備してきた立命館大学守備の成果という構図で考えてよいだろう。

 ちなみに今シーズンの立命館大学リーグ戦における最初の得点だが、今回のリターンTDを含めて7戦中4回がディフェンスによる、ということになった。

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 第3Q半ばで、リードが1ポゼッション差に縮まったことで、次の得点をどちらのチームが先にとるか、という戦前展望の流れに戻る。少し混沌としてくるか、それとも???だが。

 ここまで半ば様子見状態で、かつ、自陣では無理をしないスタンスだった関西学院大学オフェンスだったが、ここで、エンジンがかかる。WR#15大園、#88木戸へのミドルパスヒットとQB#11斎藤キープ20ヤードなどで5分近いロングドライブを完成、第3Q終盤に再び2本差にリードを広げた。

 戦前展望で考えていた流れに従えば、第3Q終盤での2本差はかなり勝負あった感が漂う点差、さらに、実際の立命館大学オフェンスの方向性を考慮すれば限りなくそれに近い。

 第4Q、立命館大学攻撃は第4Dギャンブルを2回成功させてドライブを繋げた。だが、2ポゼッション差を全く意識していないかのように、ハドルで時間を消化していく。
 関西学院大学側も心得たもので、一発で得点されなければOK、時間消費が最優先で、相手攻撃に進まれるのは大きな問題ではない。という時間帯を経て勝敗が決した。

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 さて、戦前、私の周囲の人々のこの試合に対するイメージ「どちらのチームがどんな展開で・・」を、前日の王子スタジアムなどで感触を探ってみたが、「互角・イーブン」よりは「優位」という声が多かったように思う。
 前日の王子では、ある方に「今シーズンのリーグ戦DIV1・DIV2等々・・」という四方山話をしていただく機会があり、その最後に明日の長居での試合についても一言コメントをしていただいたりもした。
(このサイトには書けることと書けないことがあります。例えば「誰と?」は当然のことながら書けない項目にあてはまります。)

 そんなこんなの事前準備をしての観戦だった。のだが

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 立命館大学側において、戦前に私が考えていたことと実際の出来事での大きな違いは、唯一。
立命館大学オフェンスが、いままでの試合とは全く違うことをしてきたこと。の一点です。

 あえて悪い言葉で表現をすると、これまで6ヶ月間積み上げてきたものをすべてリセットしてしまって、まったく新しいチームで戦った。
 良い表現をすると、関西学院大学戦に向けて、執拗に入念に準備を重ねてきて「特別な日」にしてしまったことによる緊張がマイナスに働いた。特別なことをすることで今までとリズムが違ってしまった。

 戦前の思いは、今年のここまでの戦い方を見てその延長線上を想定して構成していく。なので、普通に、今までどおりの取り組みで、最初からIフォーメーションからのパワープレーでゴリゴリ押してくれていたら。さらには、プレーサインも今までどおりの出し方をしていれば、オフェンスリズムが乱れることもなく、序盤からオフェンスの力で得点できたのではないか。
 つまり、普通にしていてもなんとかなったのではないか、というのが戦前の私の考えていたストーリー。

 確かに先制点を挙げたのは関西学院大学だが、次の立命館大学攻撃でOLスタミナ万全な時間帯でパワーランでのドライブで得点なっていれば、また違った展開もあったかもしれない。OLスタミナ不足に陥ってからではパワープレーゴリゴリの威力も半減する。「たられば」の類ではあるが。



 なお、怪我人としてフィールドから運び出される人数は圧倒的に立命館大学の人数が多かった。さらに、立命館大学OLDLが、第2Q中盤というかなり早い段階でスタミナ切れの様相を見せている。
 立命館大学が優位な試合を繰り広げていれば、アドレナリン出まくりで、スタミナ不足を補っていたかもしれないが、追走する展開ではそこには期待できない。

 今秋のすべての試合を観てきたが、第4節の近畿大学戦後半あたりで、OLの消耗が見える瞬間はあった。スタミナ不足の兆候はあったが、ここまでチーム全体に広がるとは、考えていなかった。
 2週間ごとに試合を繰り返していくうちに体力が回復しないまま次の試合を迎えるという悪循環に陥ったのだと思う。



 関西学院大学側で戦前に考えていたことと実際の出来事の相違点は、先にも書いたが、NG#92安田の活躍である。前節関西大学戦で1年生負傷退場後からの出場だったが、関西大学中央ランがゲインし続けていたのはDL全体が巻き込まれたことが大きい。
 それを踏まえて、立命館大学のパワーランに対抗できるだろうか、という不安があったのだが、それを補って余りある大黒柱としての役割を果たした。


(了)


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11月24日(月) エキスポフラッシュF 12:00
チーム名1Q2Q3Q4Q合計勝敗分
龍谷大学2-5-0
近畿大学14244-3-0
(現地観戦)
 
龍谷大学
近畿大学
1Q TD
1Q
FG× 2Q
2Q FG
3Q
3Q
G× 4Q
TD
RTD
TD
4Q END
(作者Aのメモより)
AK-CHART
AK-CHARTの見方








11月24日(月) エキスポフラッシュF 15:00
チーム名1Q2Q3Q4Q合計勝敗分
神戸大学13273-4-0
同志社大学100-7-0
(現地観戦)
 
神戸大学
同志社大学
1Q
FL
TD 1Q
2Q
G×
2Q FG
TD 3Q
TD 3Q
4Q
TD
TD
END 4Q
(作者Aのメモより)
AK-CHART
AK-CHARTの見方








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