関西学生アメリカンフットボール Div1 第3節



09月29日(土) 王子スタジアム 13:20
チーム名1Q2Q3Q4Q合計勝敗分
関西大学
近畿大学









09月29日(土) 王子スタジアム 16:00
チーム名1Q2Q3Q4Q合計勝敗分
神戸大学
関西学院大学


 前節京都大学に対して勝利一歩手前まで迫った神戸大学。前節の勢いを借りて、今回関西学院大学相手にも接戦を期待したい、というところだが。

 過去にも京都大学戦善戦を受けてその後に関西学院大学と試合をするという日程は多かった。それなりに期待をして試合観戦に赴くのだが、申し訳ない表現になってしまうのだが、神戸大学攻守ともに抑え込まれてしまって京都大学戦の面影を感じないまま終戦というシーズンも多い。ただし、これは過去のチームでのことであって、今年のチームの場合は、やはり、やってみないと判らない・・という結論になるのだが。

 それでも今回は敢えて神戸大学が封じ込まれてしまう過去の傾向について触れてみると・・(という逆説的な試合展望をお届けします。)

 やはり神戸大学と京都大学の噛み合わせ相性の部分もあるが、京都大学の仕上がりに関するスケジュール的な部分が、シーズン序盤に行われる京都VS神戸において接戦が多い理由になるのではないだろうか。

 シーズン後半にくる京関戦筆頭の天王山に向けて試合を重ねながらプレー精度を高めていくというのが京都大学のスタイル。引き出しの数を増やすにも限界がある。
 一方の神戸大学は、もちろんリーグ優勝が最終目標なのだが、現実的にはリーグ戦前半戦からひとつづつ白星を重ねるべく、プレー全てを準備してシーズンインの段階でピークに持ってくる。
 このような互いのチーム事情が、神戸VS京都のカードを接戦にする。

 そして、京都大学と関西学院大学にはシーズン途中の進化の過程に若干の違いがあり、神戸大学の対戦カードとしてみた時に、京都大学戦善戦のあとの関西学院大学戦でイメージと異なる試合展開・・・という、よくある(?)ストーリーに落ち着く。
 さらに関学VS京都の試合展望を、神戸大学を軸に戦力分析判断を行ってしまうと、実際の試合の中で見せる京都大学の思った以上の完成度と、関西学院大学の相対的な停滞感の対比となって、関京戦も予想に反する熱戦僅差の試合になってしまう、というのが過去の傾向。

 したがって、今年もその傾向に従うならば、この試合、関学神戸は関西学院大学が早い段階で試合展開を決めてしまう可能性のほうが大きい。(そして、関学VS京大は接戦になる??)というのが、過去の傾向だけを踏まえたときの試合展望になります。

 もっとも、今年のチームにとっては、全くもって関係のない話であって、戯言でしかありませんが・・・。

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 この試合、ポイントは、やはり神戸大学攻撃OLが前節、京都大学DLに対して機能したのと同様に関西学院大学DLをコントロールしてランゲインを続けられるか、というところと、神戸大学パスディフェンスの2箇所になる。

 今年は神戸大学DLLBの前へのプレッシャーが例年以上に厳しく、DL#94都間、#92白石、#58舟町、#55嶋崎のフロント陣とLB#8長渕の突破力と判断の良さは際立つ。
 しかし、関西学院大学のQB#18畑、#7松岡、#11斎藤にしろ、神戸大学ディフェンスフロントが全パスプレーをラインプレッシャーで封じ込めることは不可能。関西学院大学QBは、それなりにショートミドルのサイドライン際へパスを投げる時間的空間的隙間は作り出してしまう、そんな陣容である。
 パスターゲットも、京都大学の最大2〜3名ほぼ固定ターゲット、ということはなく、ウイングセットで4名同時にパスターゲットになりうる。さらに高速ターゲットの存在とDBを振り解くテクニックも秀逸。

 対する神戸大学DB陣は、前節京都大学パスに対して見事なパスディフェンスを披露していて整備もされてきている。プランの多い関西学院大学パスに対抗できるか、この部分はやってみないと判らない。

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 さて、リーグ戦2戦を終えただけだが、今秋の関西学院大学攻守を見ておくと。春シーズンとの違いは、QB#18畑が復活し、OLDLも少しずつ復帰してきている。

 攻撃は、エースQBが出場してきたこともあって春とは若干攻撃バリエーションが変わりつつある。パスターゲットにWR#87小山が復活し、#82横山が本格参戦、ランプレーではセットバックのパワープレーが加わるなどの変化はある。
 おそらく攻撃プランは、リーグ戦後半でもう少しパワー系のプレーが増えてくるだろうが、パスは昨年同様のパス飛距離にキャッチ後のWRランスピードでどこまでゲインという状況になりそうだ。

 一方で、ここまでで新たな展開が全く見えてこないのが守備。LBDBは、ほぼ固定メンバー2年目で上乗せ分がここまで感じられない以上、後半戦に向けても劇的な変化はありえない??

 という2戦を終えての関西学院大学イメージ。だが、実は昨年も序盤4戦では、あまりいい印象のなかった関西学院大学が後半戦リーグ戦山場を迎えた途端に雰囲気が変わったのは記憶に新しい。では、今年もその同じストーリにーなるのか。垣間見せるのは攻撃でパワープレーが加わりそうなシーンだけだが・・・
 おそらく、どのように変化するかは、昨年同様に後半戦を迎えて実際に試合をしてみないと見えてこないだろう。その隠れた部分があるのかないのかも含めて。

 QBはエース#18畑、そして秋リーグ戦2試合とも2番手で登場した#7松岡と、春のほぼ全試合出場した#11斎藤、そして前節同志社大学戦でプレー参加した#17遠藤とメンバーが揃う。
 春の試合観戦記と秋シーズン展望でQB#11斎藤については触れてきたので、ここではQB#7松岡を2試合を見て感じたところは、その判断力と突進力は、プレー面だけでなく、選手チームを引っ張るリーダー的な部分、精神的な牽引力にも現れている。極論だがDNAとはカラーが違う。異質がうまく融合すれば、とてつもない存在になる予感・・・。









10月03日(水) 同志社大学G 18:00
09月30日(日) EXPO FLASH FIELD 13:20
チーム名1Q2Q3Q4Q合計勝敗分
同志社大学
京都大学


 第3節注目の試合である。

 京都大学は、ここまでの2試合、開幕戦龍谷大学戦で4TD3FG機会、神戸大学戦2TD(うち1TDはリターン)3FG機会とロースコア(??)ながらも白星が続いている。いずれも3FG機会がTDなりFG成功していれば、もう少し安心して観ていられる試合展開になったかも・・。
 ただし攻撃プランを見ると、最後の最後での逆転FGまでも織り込んだような試合組み立て(プレー限定)と思える。(リーグ戦なので一つの黒星は十分に命取りにはなるのだが・・)

 京都大学の昨年リーグ戦は、開幕戦神戸大学には勝利したものの、同志社大学に完封負け、龍谷大学には引分という戦績を残す。それなのに関西学院大学相手には攻守健闘僅差接戦という試合内容になっている。(というあたりのことを関学VS神戸の試合展望で書いた)
 昨年同様、そして、例年通りの京都大学シーズンスケジュールでいくならば、今回この試合も、苦しみながらも最終的には白星をとりたい、という試合展開になるのかも。

 京都大学はオーソドックスな攻撃手段に絞り、対する同志社大学守備は攻撃バリエーションが少ないので対応しやすいという構図。
 そして、今年の同志社大学攻撃はOLが春から執拗に整備されていて完成度は高くそしてランゲインが続く。対する京都大学DLは、前節神戸大学OLにコントロールされランゲインを許し続けたという関係は、同志社大学の攻撃と守備が、京都大学の攻守といい力関係になるのではないか。構図を示している。

 じっさいにその構図どおりの接戦になるかは、京都大学攻撃がどこまで新たなプレーを組み込むかというところと、京都大学DLパワーの実力は本当にその程度なのか、隠していませんか???というところの力加減があるのかないのか、出すのか出さないのか、出せないのか、というところに係わってくるので、実際にはやってみないと判らないという結論にしかなりえないのだが、観戦ポイントとしては、このようなところになる。
 そして、同志社大学攻守が、試合の流れモメンタムをも味方につけることが出来れば前年同様の白星2年連続もありうる。そんな試合になる。

(以下、少しだけ続く予定)









10月04日(木) EXPO FLASH FIELD 18:30
09月30日(日) EXPO FLASH FIELD 16:00
チーム名1Q2Q3Q4Q合計勝敗分
立命館大学
龍谷大学








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