関西学生アメリカンフットボール Div1 第6節



11月07日(土) 神戸ユニバ記念競技場 13:00
チーム名1Q2Q3Q4Q合計勝敗
関西学院大学143011285-1-0
京都大学701010271-5-0
(現地観戦)
 
関西学院大学
京都大学
TD 1Q
TD
1Q TD
2Q
G×
FG
G×
G×
END 2Q
3Q TD
3Q FG
4Q
TD
TD
FG
FG 4Q
(作者Aのメモより)
AK-CHART
AK-CHARTの見方


 最終スコアは28−27。わずか1点差で関西学院大学勝利となったが、両チームともにディフェンスが崩壊していく中で、オフェンスプレー精度とディフェンスの踏ん張りがどこまで効くかという試合になった。

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 まず、京都大学オフェンスで見ると、チャートでわかるように、京都大学攻撃は、試合開始直後のFD更新なしシリーズと第2Q最後の残り時間僅かなところでのパスインターセプトの2回を除くと、いずれもロングゲインプレーが絡んで自陣から敵陣へ侵攻している。
 ロングゲインなったプレーはOLリードブロックつきのQB#10桐原キープランとRB陣の同じく中央ランプレーとWR#82中村へのミドルパス。京都大学得意とするところのショートクイックパスもあるが、この日のドライブの中心は、紛れもなく中央パワーランとWR#82中村へのパスだった。

 京都大学OLパワーもみるべきだが、関西学院大学ディフェンスが最初(第1QのTDドライブ)から最後(第4QFGドライブ)まで中央突破ランプレーに対して決定的な手段を構築できなかった。
 昨年立命館大学戦以降でインサイドラン突破されるシーンが何回もあって、今シーズンは4−3を採用してフロントパワーを前面に押し出したスタイルを施行していた。しかし、この京都大学戦途中から3−4に変更している。その趣旨はおそらくOLブロックを惑わせることとLB#52平澤のスピードで止めることを試みたことになると思うのだが、あまり試合時間消化には貢献できていなかった。

 結果、この日は、京都大学の攻撃が関西学院大学ディフェンスに通用して27得点獲得。ここまで点数が伸びる可能性も私個人的には否定はしていなかったのが、27得点は京都大学前節までの試合の中で近畿大学戦を除く最高得点になっている。(関西学院大学の失点で見ると、こちらも今シーズン最多失点になる。甲南大学戦で21失点があるがメンバー交代後のものなので、如何に今回の失点が多いか)
 こうしてみると、京都大学最初のシリーズでFD更新なく終わっていてランプレー2回合計0ヤードのメモ記載はあるのだが、ここのオープンフレームが不思議。何かを測定していたのでFD更新なしになったのだろうが。

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 一方の関西学院大学オフェンスと京都大学ディフェンスの攻防では、序盤はRB#7松岡のスピードやWRのコンビネーションやWR#18萬代のクロスパターン等で2TD1FGを獲得するものの、徐々に京都大学DLLBのプレッシャーがQB#6加藤に届くようになってきていた。

 第2Q残り2分23秒からの攻撃シリーズで、パスの投げ捨てやサックロスが現れはじめてくると第3Q最初の攻撃では、第1Dでディフェンスプレッシャーからの対応を迷っている間にパス投げ捨てに追い込まれ、そして第2Dでは京都大学DB#23塩見に本当にインターセプトされてしまう。
 第3Qは京都大学DLプレッシャーが効いていてOLを割ってQBRBに届いていた。

 しかし、関西学院大学オフェンスもスローバックパスをしきりに試みてディフェンスを大きく揺さぶる。
 そして第4Qに入るとQB#6加藤が大きくロールアウトしたりスクランブルしたり。京都大学DLLBが割って入ってくる状況は変わらないのだが、QBに手が届く前に走られたりパスを投げられたり。
 結局、京都大学ディフェンスプレッシャーもQB他ボールキャリアに届かなくなって関西学院大学終盤の追い上げオフェンス成功につながった。

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 関西学院大学ディフェンスが中央ラン突破でゴリゴリと攻められると止まらない、という状況は一昨年あたりから見られる。また、京都大学ディフェンスが関西学院大学OLを突破してQBに手が届くものの、試合後半のQBロールスクランブル等に振り回されてスタミナ切れでQBに自由にプレーをさせる。という状況も、過去に何度か繰り返されている。
 現有の諸々全てのチーム状況を合わせて考えると、毎年同じところに辿りついてしまうのも止むを得ないところ、むしろ、たった数年レベルで大きくかえるのは難しそう、これをチームカラーと言ってしまえばそれまでなのだが・・。両チームとものディフェンスを見ていると、こんなことを考えてしまいました。

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 試合は先攻関西学院大学で開始。
 自陣30ヤードからRB#7松岡の右OTプレーはIRの絶妙なブロックも加わって70ヤードTDラン。
 さらに次のシリーズでもWR#1松原へ45ヤードロングパスヒットとTDパスインターフェアで得た敵陣2ヤードのポジションをQB#6加藤キープで得点する。

 速攻2TD獲得の関西学院大学が、ここから圧勝モードに突入するのかと思ったのだが、様相が一変した。

 京都大学QB#10桐原のインサイドラン突破が止まらない。OLリードブロックつきで1回10ヤード程度を確実にゲインしていた。さらにWR#18坂田にクロス14ヤードヒット等、ランパスドライブとなって最後はWR#82中村へのTDパスで7点を返す。

 さらに京都大学次の攻撃シリーズでもRBの中央突破ランが17ヤードロングゲインとなって敵陣侵攻した。ここから2回のパス失敗で第4Dパントフォーメーション。関西学院大学は全くケアしていなかったギャンブルパスだったが、微妙にコースが高かったのは、それぞれのチームから見れば、幸と不幸。

 その後、関西学院大学はRB#7松岡の左オープンランはTE#95垣内の好ブロックもあって35ヤードのビッグゲイン、これをFGにつないで、関西学院大学が10点のリードで折り返した。

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 試合後半。関西学院大学ディフェンスは第2Q終盤から用いていた3−4ディフェンスで一瞬は京都大学インサイドラン突破を止めていた。しかし、それならば京都大学はQB#10桐原からWR#82中村中心に確実にパスを通す。DBは止むを得ずインターフェアの反則。
 自陣25ヤードからWR#82中村への8ヤードパスでFD更新、さらに12ヤードヒットで再びFD更新して敵陣侵攻すると、今度はQB#10桐原の中央突破ランで揺さぶってFD更新。
 そして左サイドWR#82中村へのロングパスにDBインターフェアが2回あってのTDドライブとなる。

 さらに関西学院大学QB#6加藤のパスミスを誘った京都大学DLLBプレッシャーとDB#23塩見のインターセプトからFGで同点に追いつくと、試合は完全に京都大学のペースになっていた。

 第4Q。京都大学はQB#10桐原ドロー11ヤード、WR#82中村15ヤードヒット、QB#10桐原ドロー15ヤード、そしてWR#82中村へ30ヤードパスヒット。ドライブ所要時間は5分もかかっているが、その内訳は、QB桐原とWR中村によるミドルゲイン一発という怒涛のTD逆転ドライブとなった。

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 関西学院大学攻撃は、残り時間6分04秒から。ここでTDを獲得しないと、次の攻撃機会は、おそらく巡ってこない。それはそのまま黒星を意味すると同時に、他力本願ながら残っている優勝の芽、さえも失うことになる、そんな貴重な攻撃ドライブだった。

 結果は、QB#6加藤のロールとスクランブルに京都大学ディフェンスがついてこれなくなって、この日のメインパスターゲットWR#18萬代へミドルパスヒット2回(うち1回がTDパス)

 そしてTD後のPATシーン。キックの1点で同点にしても、やはり他力本願ながらの優勝の芽を失うことに変わりはなく、2ポイント選択は当然のこと。そして右3人レシーバーを配置して#18萬代にパスヒット、関西学院大学が逆転に成功した。

 しかし、関西学院大学ディフェンスがインサイドラン突破を止められない状況は続く。そして京都大学もQB#10桐原が執拗にインサイドランを繰り返す。
 敵陣36ヤード付近で京都大学は第4D残り2ヤードのシチュエーションに追い込まれているのだが、WR#82中村へのパスヒットとなってFD更新。
 残り時間をにらみながら、両チームタイムアウトを使い切って時計を止めながら、作戦を練りながらの攻防が繰り広げられたが、京都大学#15前川のFGキックが成功する。残り時間18秒。2点差京都大学リード。

 関西学院大学リターンで自陣42ヤード、残り時間15秒。QB#6加藤から、この日のメインターゲット#18萬代へミドルパスヒット、さらに、リードブロッカーの存在もあって敵陣16ヤードまで前進する。
 ただし、インフィールドデッドだったので、レディーフォープレーで時計は回る。タイムアウトは残っていない。敵陣16ヤードでのFDは残り4秒から。QB#6加藤のスパイクで時計を止めて残り2秒。K#3大西のFGキックが成功した。

(了)




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11月07日(土) 神戸ユニバ記念競技場 15:40
チーム名1Q2Q3Q4Q合計勝敗
立命館大学1421714565-1-0
神戸大学3700101-4-1
(現地観戦)
 
立命館大学
神戸大学
1Q FG
TD
TD 1Q
2Q TD
TD
P×
TD
TD
FG×
END 2Q
TD 3Q
3Q
TD 4Q
TD
END 4Q
(作者Aのメモより)
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11月08日(日) エキスポフラッシュF 11:00
チーム名1Q2Q3Q4Q合計勝敗
関西大学1013133466-0-0
同志社大学000003-3-0
(現地観戦)
 
関西大学
同志社大学
1Q
TD
FG 1Q
2Q
RTD
TD
FG×
2Q FG×
3Q
TD
RTD
G×
3Q
4Q
TD
FG
G×
END 4Q
(作者Aのメモより)
AK-CHART
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 関西大学がリターンTD2個を含む6TDと2FGで46点を獲得、ディフェンスも同志社大学を完封して今シーズン6個目の白星を獲得するとともに61年ぶりの関西学生リーグ戦優勝を決めた。なお最終戦でも勝利すると単独優勝となり日本学生選手権出場が決定する。

 第4Q残り時間39秒で関西大学に攻撃機会が巡ってきた。同志社大学が攻撃していてタイムアップならばビクトリーフラワーは不可能だが、なんとか攻撃機会が巡ってきて1プレー後にタイムアップとなるのだが、ビクトリーフラワーもなく、観客席の派手なカウントダウンもなく、普通の試合終了シーンだった。

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 試合は同志社大学が先攻で始まる。その第2DでQB#8佐藤の放ったパスは左へのクイックショートパス。いつもならばディフェンスの密集を通り抜けてレシーバーの手に入る絶妙なパスのはずだったのだが、このパスに関西大学LB#11玉岡が反応してボールを奪取、インターセプトとなった。

 この試合、同志社大学攻撃は、関西大学ディフェンスに対してランで攻めるかパスでゲインを狙うか、どちらだろうかと考えたときに、パス先攻でディフェンスを崩しつつランでもという順番になるのではないか、と考えていた。

 実際に、この試合で同志社大学ドライブがつながった第1Q残り3分02秒からのドライブではWR#82黒田と#15中尾への2本のパスがきっかけになっている。フィールド中央付近でもディフェンスフリーのミドルパスが若干浮き気味だったのが惜しい。第2Q終盤でもTE#46青木へのクイックヒットでフィールド中央へ到達すると、次の同じようなパスではディフェンス反則を誘っている。

 ただし、インターセプト内訳、クイックパス2本(LB#11玉岡とLB#2豊田)とロングパス(DB#9砂川、DB#8飾磨)というように合計4回のインターセプトをされていて、同志社大学パスパターンを関西大学ディフェンスが完璧に対応した、ということにもなるのだろう。

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 同志社大学攻撃としても、第1シリーズでインターセプトされ絶好のフィールドポジションを渡して失点につながる、という最悪の立ち上がりになってしまったのは厳しかったはず。

 ところで、この試合、どちらのチームが平常心でなかったかというと、見た目には、同志社大学のほうが緊張しているように思えた。関西大学に優勝のプレッシャーが微塵も感じられないのは一つの可能性として十分に予想できていたことだが。

 同志社大学攻守ともに緊張感があったことと、選手全体の動きがよくなかったことと、もう少し多彩なメンバーが出場していてもいいのではないかと思えるほどに出場メンバーが限られていたように思えるのですが、いかがでしょうか。インフルエンザでもありましたか??同志社大学としては、本意な試合ではなかったかもしれない。(同志社大学攻守に肩入れしていたので・・・)

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 関西大学最初の得点は、同志社大学パスをインターセプトして得た敵陣34ヤード。RB#22松森の右OG付近の中央突破がいきなり11ヤードゲイン。その後ノーハドルでRB#1藤森の5ヤードゲインした第2D、右コーナーWR#12森田へのTDパスが決まる。

 さらに第2シリーズでもOLブロックで中央にラン走路が開き、RB#1藤森の7ヤード、QB#14原口キープ11ヤードなどで敵陣侵攻した。ここはLB#4辻田がランプレーに対応したことで最終的には第4DFGトライとなるものの、K#30小原の正確無比なキックが40ヤード遠方ゴールポストの中央にボールを運んで3点を追加する。

 さらに同志社大学攻撃がパスに活路を見出してFD更新2回とオフェンスリズムに乗りかかったところで、関西大学#1藤森がパントリターンTDで冷や水を浴びせると、関西大学第4シリーズでは、RB#22藤森がQB位置にセットしQB#14原口がSE(WR)にセットというトリックフォーメーションや、RB#1藤森のデイライトランも加わったランシリーズで5分30秒を消化しつつ得点を追加した。

 さらに後半第3Qに入ると、今度はパス中心のドライブで前進する。FLの縦クイックヒット22ヤードを皮切りに、スローバック気味にWR#7池井へヒットしてパス+ランで21ヤード、さらにWR#12森田の10ヤードヒット、そして1ヤードランTDと、関西大学攻撃はランもパスも絶好調だった。

 その後、LB#2豊田によるインターセプトリターンでTDを重ねると、第4Qから交代出場したQB#18井上も同じオフェンスタイルで1TD1FGを追加した。

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 同志社大学ディフェンスは、LB#4辻田がOTプレーをシングルで止めるいい反応があったり、DB#5中嶌とWRの攻防など、個々には、ファインプレーはあるものの、DLLBともに関西大学OLのブロックに巻き込まれてしまい、なかなか攻撃を止めることはできなかった。

 同志社大学オフェンスは、関西大学パスディフェンスの隙間を付いてほしいという私個人的な戦前の思いに偶然にも一致したのだが、いきなりのパスインタセプトで出鼻をくじかれたようになる。冒頭にも記したようにその後はパスドライブも何度かあるのだが、勢いに乗りかけたところで関西大学パントリターンによる失点が加わる悪循環だった。

 RB#34河野、#41土井、#22重坂のランプレーも中央はDLにオープンスピード競争はDB#6森本ほかスピード競争でオープンを抜けず、OTプレーにOLB#2豊田、#11玉岡が対応、さらにDL#95水村のQBサックも加わっていく。試合最初から攻守ともに関西大学が主導権を握ったままタイムアップとなった。





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11月08日(日) エキスポフラッシュF 13:40
チーム名1Q2Q3Q4Q合計勝敗
甲南大学914130362-3-1
近畿大学08014220-6-0
(現地観戦)
 
甲南大学
近畿大学
1Q
RFL
G×
(S)
TD
1Q
TD 2Q
TD
TD
2Q END
TD 3Q
TD 3Q
4Q TD
G×
TD
END 4Q
(作者Aのメモより)
AK-CHART
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 最終スコアは甲南大学36点、近畿大学22点、14点差2TDだが、終始甲南大学が2TD差以上をキープしていたので、勝敗の行方という点については残念ながら盛り上がることはなかったのだが、両チームオフェンスドライブは、いくつかの見所があった。

 第2Q中盤から両チームとものディフェンスが機能しにくくなり、甲南大学・近畿大学両校ともの攻撃が進むようになっていく。甲南大学のパントは第1Qの1回のみ(なお、第4Qのギャンブル失敗は敵陣第4Dでのパントフォーメーションからのギャンブルによる)
 そして近畿大学も第1Qの2回+セイフティー以降はほとんどFD更新を繰り返してドライブしていた。

 甲南大学はQB#11松延からWR#14国田へのプレーアクション41ヤードTDパスで得点すると、さらにRB#17、RB#26高谷、WR#18大槻によるクイックヒットのランパスでFD更新を繰り返して、最後はWR#18大槻のクロスミドルでTDを獲得する。

 さらにRB#26高谷による執拗な右OT突破とQB#13京極キープで得点を重ね、第3QにはWR#18大槻へ約40ヤードのTDパスヒットと、WR#3永吉のリバース66ヤードTDラン。以上が甲南大学得点ドライブの内訳で、両QBと右OLブロックの加わったRBラン、そしてレシーバー陣によるプレバリエーションがプレーミスもなく得点に結びついている。

 甲南大学DB#24田中、近畿大学DB#26武藤のインターセプトを筆頭に、甲南大学LB#52中田、LB#41永瀬、さらにDL#67塚本の連続QBサック、あるいは近畿大学DLLBなど個々に見ればファインプレーロスゲインタックルはあるのだが、ディフェンス全体としての安定度という点では、相手攻撃が上回る状態だった。(一応、得点差を睨みながらというゲームプランは考慮するべき項目であることこを付記しておく)

 近畿大学オフェンスも第2Q以降はFD更新を繰り返してロングドライブが4回+1。22得点は、前節に引き続き今シーズン最多得点を更新した。

 前節で負傷したRB#29吉田君は近畿大学テントでの取材活動によって、元気だけども本日は欠場という情報を得た。近畿大学スタートQBは#10林だったが早々に怪我?で#8荒木に交代する。

 そしてこの日の近畿大学オフェンスボールキャリアは、RB#27福田、RB#6本、WR#17千々岩、WR#88小野澤、#24秋田、そしてQB#8荒木キープランという陣容になった。  第2QのTDドライブと前半タイムアップドライブでは、WR#17千々岩、#88小野澤へのミドルパスヒットがドライブの原動力となった。ランプレーはインサイド突破でも5ヤード程度ゲインしているのだが、パスで10ヤード程度ゲインするので、次第にパス重視のスタイルになっていく。

 後半の近畿大学攻撃シリーズは3回。いずれも自陣から敵陣エンドゾーンまでのドライブになっていて前半同様WR#17千々岩やRB#44辻、#6本へのミドルパスヒット。近畿大学今年の攻撃スタイルとして、QB#8荒木からのミドルパスが、ようやく本格的に機能するようになったことが確認できた。

 春5月の関西大学戦からパスの可能性について興味があったのだが、ここまで時間がかかってしまった。パスメインに時々RB#29吉田のドローが加われば少なくともシーズン中盤から結果が変わっていた?かどうかは不明だが。一方でWRRBの新顔が全て1年生というのも選手層面からの不安も感じたり・・・このあたりは、いずれにしても外野が考えていることなので。

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 この試合の結果、近畿大学は6戦全敗となって入れ替え戦出場と8位相当が確定した。(最終節で京都大学が敗戦し近畿大学勝利で同率7位になるが直接対決で京都大学が勝利しているため)

 一方の甲南大学は2勝1分3敗で入れ替え戦回避が確定した。もうひとつの入れ替え戦出場校枠は、次節の京都大学(1勝5敗)と神戸大学(1勝1分け4敗)の直接対決の結果で決定することになる。





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