関西学生アメリカンフットボール Div1 第4節



10月10日(土) エキスポフラッシュF 14:00
チーム名1Q2Q3Q4Q合計勝敗分
近畿大学





神戸大学







 神戸大学、近畿大学、ともに白星なしで第4節を迎える。

 神戸大学オフェンスは、パス云々の話よりもオフェンス全体のバランスが少し偏っているように思う。ランナーがRB1名のみでQBもあまり持って走ることをしないので、オフェンスプレーが絞られてしまっているかのよう。

 それでも前節同志社大学戦における第4Q2回のTDドライブでは、ミドルレンジのパスを繰り返しヒットさせてのものと、一気ロングTDパスによるもので、リズムのいいパスオフェンスだった。この2シリーズは、それまでのオフェンス全体の雰囲気と異なったように見えたのだが、気のせいなのだろうか。それとも、何か、試みがあったのだろうか。

 おそらく簡単なきっかけさえあれば、オフェンスチームの雰囲気が大きく変わるのだろうが、この試合では、是非とも、その、きっかけを掴むことを試みてほしい。

 ちなみに、前節第3節終了時点の近畿大学ディフェンスの数値は、対戦相手を考慮すべきではあるものの1試合あたり約8TD、55失点(関西学生公式ページスタッツより)という結果が残っている。
 第3節に近畿大学と対戦した京都大学は、WR#82中村へのミドルレンジパスを繰り返しヒットさせて、それまで全敗だった鬱憤を晴らしていたかのような大量パスヒット&大量得点を奪っている。

 そして、おそらくだが、神戸大学オフェンスにおいても、QB#11東野から数種類のパスパターンは通るのではないだろうか。パスターゲットに誰を起用するかだが、今後のことを考えると、全てのレシーバーとの関係を築き上げておきたいところ。

 神戸大学としては是非とも良い天候のもとで行いたい試合。QB#11東野、RB#9松村、WR#7稲垣、#83東内、#81岡本、#84井上、#24大園によるバックス陣コンビネーションの確立を望みます。

********

 一方の近畿大学ディフェンス視点に立てば、前節のような連続パスヒットと大量失点は避けたいところだが。

 前節の京都大学戦ではでは近畿大学はDBに5人配置しているが、これは関西大学が開幕京都大学戦で見せたことを参考にしたのだろうか。それとも、今期のパスディフェンスの基本スタイルがDB5人になるのか。
 さらには、前節終了後、近畿大学ディフェンス全体に対して、スタッフ側から有効な提案があって、効果的なディフェンススタイルになっているか。近畿大学ディフェンスについて、この2点を挙げておく。

 前節、フィールド内で後退が続く選手に対して最後までサイドラインから効果的なサジェスチョンがなかったということなのだろう、同じ風景のまま48分が経過している。
 前回の試合を踏まえて選手に対して具体的な提案があれば、少し違った姿になるように思うのだが、どうだろうか。少なくとも前回と同じ48分が再び繰り返されることはない、と思っている。

 近畿大学QB#8荒木と#10林によるオフェンスは、昨年同様にランプレーにおいてはRB#29吉田固定キャリア状態が続く。ディフェンスとしてもキャリアが判っているので守備しやすい。
 今年はWR#88小野澤へのパスが加わったが、それでも少数の攻撃パターンから脱し切れていない。チームスタッフがどのような突破口を考えているのか、そこを探ってみたい。










10月11日(日) 王子スタジアム 14:00
チーム名1Q2Q3Q4Q合計勝敗分
甲南大学





関西学院大学







 この試合は、攻守および守攻の力関係の部分が勝敗に影響するのはもちろんだが、もしかしたら「勝ちたいと思っているチームが勝つ」、そんな試合になる可能性も少なからずある。
 モメンタムを生み出して引き寄せるために必要なものは、いろいろある。単純に1個のプレーで進んだ距離、だったり、ディフェンスファインプレーやターンオーバーも、モメンタムに影響を及ぼす。

********

********

 甲南大学前節は、立命館大学に対して試合前半だけは僅差接戦していた。試合後半に突き放された形で最終スコアだけを見れば、前半の面影はないのだが。

 接戦になった要因は、オフェンスQB松延によるミドルレンジパスドライブがつながったことと、ディフェンスが自陣エンドゾーンを2回も死守した気力溢れ迫力のあるパフォーマンスにある。

 オフェンスはQB#11松延とWR#18大槻、#10戸田、#3永吉とスピードのあるレシーバーが揃う。さらにIRにも#18大槻と#14国田が担当でレシーバーブロッカー役との連携もいい。

 一方のデイフェンスは、DB#19川崎、#8田頭、#23豊福が、立命館大学オフェンスリズムを断ち切るパスカット・インターセプトとファインプレーが続く。ランプレーにもDLLBの集まりが良かった。
 たしか甲南大学前節の展望においてパスディフェンスに対していいことを書かなかった。京都大学戦を受けてのコメントだったのだが、DB陣の連携は試合を重ねるごとにいい関係になってきていて、修正が即、効果に結びついている。

 さて、この試合を甲南大学側の視点で見ると、オフェンスもディフェンスも前節前半のパフォーマンスを1試合通じて行うことが出来れば・・という試合になりそうだ。
 立命館大学攻守と比較すると、甲南大学にとっては、まだ関西学院大学攻守のほうが組み易いだろう。
 QB#11松延、#13京極による好調オフェンスリズムが再び炸裂するか、というところと、ディフェンスDBLBのパフォーマンス。

 今シーズンのここまでの2戦と半分で見せた攻守の粘りと集中力と諦めない心。ここ数年で培われてきたこのハートの部分は、スピードパワーというスキルとは違うものだが、十分に武器になる。むしろハートがなければ、スキルを発揮できない。

 ここまで1勝1分1敗で5分の星を残す。前節黒星なので、上り調子・上げ潮状態とは言わないが、甲南大学のハートが試合を動かすかもしれない。

********

********

 関西学院大学前節は関西大学との全勝対決を最後で逆転ならずの黒星を喫した。現時点ではリーグ優勝の可能性は他力本願になってしまったが、それでも1敗のままシーズンを終えることができればプレーオフに突入する可能性が残る。

 そしてこの試合を含めて残り4つの試合には、最終学年の成績をどのようなポジションで残したいか、というチーム関係者の思いがそのまま現れてくるだろう。

 前節は黒星だが、チームとして大きく崩れたものではなかったので、今第4節は試合経験を通じてステップアップした姿で登場してくることだろう、というのが第3節観戦記で書いた。そして今でもその考えは変わっていない。

 関西学院大学オフェンスは、QB#6加藤、#17浅海とWR#87柴田、#86春日、TE#95垣内の大型IRとWR#18萬代、正林のスピードターゲット。さらにRB#99河原とOL#71亀井、#74村田などのよるラインブロックによるランプレー。
 一方のディフェンスでは、DL#45梶原、#52平澤、#91村上、LB#25吉川、DB#8善元、#4香山。

 この試合の関西学院大学側で見ておきたいところは、前節からのステップアップ量がマイナスでないことと、どんな内容でもいいので白星で終えること、これが最低目標になる。
 集中力と+1ヤードへのこだわり、プレー判断や攻守ともに勢いのあるプレー、活気の溢れるサイドライン、というところも欲を言えばだが・・。秋再登場を楽しみにしています。










10月12日(月) エキスポフラッシュF 11:00
チーム名1Q2Q3Q4Q合計勝敗分
京都大学





同志社大学







 京都大学は前節近畿大学戦で7TD2FGパントなしという猛攻で、今季初白星を獲得している。QB#10桐原からWR#82中村へのパスを繰り返しヒットさせたことによる大量得点である。
 ただし、このオフェンスリズムが、第4節以降も続くかといえば微妙なところがあって、相手ディフェンスとの力関係によるので、とりあえず、第3節の特例として見ておくほうが無難だろう。

 一方の同志社大学前節は、神戸大学に対してQB#8佐藤中心の多彩なオフェンスが5TDを奪って2007年以来のリーグ戦白星となった。
 春以降数試合を観戦してシーズン展望にも書いたように、今年の同志社大学の攻撃ならばディフェンスチームとの力関係如何では攻撃で殴り勝つ試合がいくつかあるかもしれない、と考えていたが、そのような試合展開だった。

********

 さて、この試合の見所ポイントだが、攻守および守攻でひとつずつ挙げておく。

 京都大学QB#10桐原からWR#82中村、#83木原、#18坂田へのショートミドルレンジのパスをどの程度封じられるか。京都大学攻撃の生命線なので試合結果に大きく影響を及ぼすことは間違いないだろう。

 同志社大学ディフェンスは、DLプレッシャとDBパスカットでも十分に良いが、それよりもパスキャッチ後のランゲインを許さないDBタックルを見たい。同志社大学DB陣は#24岡、#2福田、#23富。
 QB#10桐原によるキープランの脅威もあるが、そこは経験豊富なDL陣#98夏目、#43栗山、#39西田とLB#53藤田、#4辻田、#57杉垣などフロントレベルで確実に対応する。

 ところで京都大学パスパターンは3者3様程度の少数だが、それぞれのパスパターンに対して、イメージトレーニングと実際の対応検討とで完全カバーできる範囲なのか、それともパスパターンに特化しない一般的な方法で対応するか、ここはディフェンス方針の境界になりそう。

********

 そしてもう一方は、同志社大学の多彩な攻撃が京都大学ディフェンスを崩していくストーリーが成立するか、ここを見ておきたい。

 同志社大学攻撃は、QB#8佐藤、RB#34河野、#22重坂のスピードランナーに前節ではパワーもあるRB#41土井の中央突破ダイブが加わった。さらにWR#15中尾、#81和田、#81黒田、#7長谷川のレシーバー陣へ様々なタイミングパス。そしてSB#21小寺、TE#86清松によるパスターゲット+ランによる無尽蔵なプレーバリエーション。
 以上の組み合わせになる攻撃ストーリーは、京都大学ディフェンスと均衡するか否か。同志社大学オフェンス側で危惧するポイントもありそうなのだが、プレー選択面の話になりそうなので省略しておく。

 対する京都大学ディフェンスとしては、関西大学のスピードに振り回された開幕節よりも、第2節甲南大学戦でのディフェンスパフォーマンスに対する修正量がポイントになる。

 甲南大学戦では、ミドルレンジ付近のパスがフリーで連続ヒットしたことで失点につながっているが、今回も、QB#8佐藤から同じポイントにパスが連続ヒットするか否か。さらにランプレーバリエーションは、甲南大学よりも同志社大学のほうが手段は豊富にあるので、プレー数に振り回されると少々厳しくなるかも。
 京都大学は、DL#51南出、#61中村、#90大西、LB#27山口、#84福田などフロントラインレベルで攻撃にプレッシャーをかけて攻撃リズムを乱したいたいとこだ。。前節でDB田畑が復帰してきたものの最終列だけで止まるような攻撃スタイルではないだろう。

********

 秋の3連休の最終日。天候はおそらく、天高く馬肥ゆる秋、の空。一応観戦予定ですが、千里の地から大正まで移動しなければならないので、最後まで観戦できないと思います。
 第3Q半ばで試合の行方が決着する展開も考えられなくはないですが、いずれにしても結末を見られないので、少々残念です。










10月12日(月) 京セラドーム大阪 14:30
日程変更(10月12日(月) エキスポフラッシュF 13:40)
チーム名1Q2Q3Q4Q合計勝敗分
立命館大学





関西大学







 第4節にして全勝対決を迎える。勝利したチームが全8校中で唯一の全勝チームとして優勝に一歩近づく大きな試合である。

 関西大学ここまでの3戦を振り返ってみると、開幕戦で京都大学に#1藤森、#22松森のスピードで圧勝し、第2節は神戸大学との雨中の試合をQB#14原口から#1藤森へのスローバックパス2本で勝利を掴む粘り強さを見せた。
 そして前節では全勝対決その1として関西学院大学と対戦し、シーソーゲームとなった展開から勝利をもぎとる。6月関関戦の雪辱という今シーズンの目標の一つをクリアして、今節で今年の最大目標に挑戦する。

 一方の立命館大学もここまで同志社大学・近畿大学・甲南大学に対してオフェンスチームによる圧倒圧勝を経て第4節を迎える。今年の立命館大学は春シーズンと秋リーグ戦で、少し姿が異なるところがあったが、それも上記3戦を通じてチェックと修正を行ったことで、ようやく、リーグ戦を戦うチームの姿が確立した。

********

 さて、冒頭にも書いたように第4節で優勝争いを大きく左右する全勝対決を迎えることになったわけだが。

 シーズン前から第4節がここまで大きな山場になることを立命館大学は想定していただろうか。実際のところは、少しは思いが過ぎったかもしれないが、それでも実際にこの重要な局面を迎えることになると、やはり、なんらかの衝撃はあっただろう。

 一方で関西大学にとってみれば、当初のチーム方針通りにその局面を迎えたことになるが、私の経験上、ストーリー通りの展開が実際に起きていること自体が緊張の種になったりする。
 さらにフィールドに立って向かい合う相手が昨年の学生王者、そして全勝対決勝利したほうが・・、京セラドームに会場変更した事実・・・等々、関西大学側にプレッシャーの種はあまりに多い。

 どのようにコントロールするか、関西大学チーム・スタッフが考えているところだと思うが、一方で、1戦必勝&リーグ戦7試合のうちの一つ・全部勝利しなければならない試合の一つ、という考え方ならば簡単にコントロールできるかもしれない。今年のチームスローガンなら、後者になるはずだが。

********

********

 この試合の展開予想と見所になるポイントだが、前節の関西大学VS関西学院大学、および、立命館大学VS甲南大学の観戦記で、それぞれ触れているとおりです。
 私の頭の中では、そこから大きな新たな進展が見られなかったので、前節観戦記を読んでおいてください。としておきたいところだが、それでは、あまりにも、なので、ほぼ再掲に近いものになりますが、以下のとおりです。

********

 今年の立命館大学オフェンスは昨年メンバーが残るOLがRB#27高野橋、#34橋本、#33東松によるラン攻撃の突破口を作っている。ランナーがOLのパワー&テクニックによるブロックでスクリメージライン付近を抜けて、ほぼトップスピードになってからは個人技でDBを振り切るというのが、これまでの得点パターンになっている。

 もちろんQB#9松田(竜)からWR#2宜本、#4尾崎へのミドルレンジパスもあるが、ミドルゲイン+FD更新までで、たちまち失点にはつながっていない。その理由として考えられるだろうことは前節観戦記のとおり。

 なお、立命館大学は前節でTE#99荒木へのパスを2回?ほど試みているが、これはインサイドランプレーとの裏返しになるディフェンス撹乱の一つの方法になるので、観戦ポイントの一つにあげておきたい。

 さらに、上ではパスはミドルゲインまでと書いたが、当然ことだが、敵陣へ入ったあたりからミドルパスが成功すると、これでもTDプレーになる。
 ここまで3試合で立命館大学攻撃チームのオフェンス組み立ては、ランプレー重視だったりパスプレーを繰り返したりと、実戦を通して経験を重ねることを目的としていたところがある。これを得点を取るための攻撃に方針変更するならば、敵陣入ったあたりからのミドルパスもありうる。

 では、関西大学ディフェンスは、立命館大学OLブロックとRBランに対してどのように対応するか、さらに、ここまで立命館大学オフェンスが見せていないランとパスが混合する組み立てに対する方策は如何に。だが。
 この試合の最大に見所に対してAK’sが考えている方策は、LBDBがタックルミスをしないこと。単純だが、これに尽きる。

 中のラン突破にはもちろんライン戦でDL#91杉原、#90重近が中央を固めておきたい。そして漏れてきたランナーと外へ展開する攻撃に対して、DE#95水村、LB#33大舘、#2豊田、#30小原とDB(S)#13林、#9砂川、#23飯野が最後の砦として対応する。焦らず気負わず、されども、スピードには負けず。ボールキャリアへの集まり速度と網を構成する連携が重要になる。

 ところで、関西大学は、春の試合で各ポジションともに様々な選手を起用していて実戦経験している選手が多い。たとえばLBならば#11玉岡、#31西口、#49白滝、#45岡田など。
 スターターのスタミナ不足ということはないが、適度に交代出場しながらポジション修正を加えていくこともありえるだろう。交代出場した選手にも同じパフォーマンスが要求されるが、全員の力が必要な試合です。

********

********

 関西大学オフェンスと立命館大学ディフェンスの攻防だが、立命館大学パスディフェンスが開幕戦から危ういところを見せている。前節甲南大学戦ではQB松延によってミドルレンジのパスを何回も通されていて、開幕戦同志社大学戦でもパスで崩れそうな兆候は見え隠れした。

 一方の関西大学パスオフェンスは、前節関西学院大学戦ドライブ&得点でショート〜ミドルレンジのパスがリズムよくつながったことにある。QB#14原口からWR#24川田、#17高原、#7池井、#16岡など。さらにTE#89青木も存在していてパスパターンも充実している。

 つまり、立命館大学ディフェンスのウイークポイントと関西大学攻撃手段の一つが、見事に合致する形になっている。

 ただし関西大学OLにとっては、立命館大学DLLB陣のスピード&パワーがこれまで対戦したチームとは少し異なるはずだ。ここまでの試合ではOLが大きく崩れたシーンはなかったが、今回はこのライン戦について少し気に留めておきたい。ここの力差が大きいようだと関西大学パス精度に影響を及ぼすことになる。
 立命館大学DL#96青山、#48十亀、LB#44相馬、#53浦川、#60猪野などのプレッシャーがQB#14原口に届くか否かと、そのときのQB#14原口の投げ捨てあるいはキープの判断は、OLパスプロテクトとともに試合を左右するポイントになる。

 そして、RB#22松森、#1藤森、#5播川のスピードキャリアをどのタイミングで、どのように起用するか。さらに、これまでの3試合では見せていなかった攻撃パターンなど、オフェンスプレープランで立命館大学ディフェンスフロントパワーを無力化する策、等々。このあたりは関西大学の工夫を見てみたい。

 また、K#30小原によるロングFGキックは、前節関西学院大学戦に引き続いて試合の流れを微妙にコントロールするかもしれない。

********

 攻守および守攻の関係から、それぞれにみどころや競合ポイントを挙げてみたが、大まかな方向性については前節観戦記で挙げたとおりではある。ただし、その詳細を掘り下げていくと、それぞれに深みがあって様々に考えをめぐらせることが出来る。

 以上を踏まえて、試合前半の立命館大学得点が2TDまでならば関西大学ペース。そして後半も関西大学ディフェンスが同じ流れを維持できるかが重要なポイントになる。
 そして後半、立命館大学攻撃が突き放すか、関西大学オフェンスが粘り強く差をつめていくか、あるいは、前節関関戦のようにリードを奪って一気に試合の流れを掴み取るか。

 一方で、関西大学オフェンスがパス攻撃を突破口にして試合の主導権を握る展開も考えられなくもない。そのときには、点の取り合いにもつれこむ可能性も。

********

 2009年の優勝戦線を大きく左右する全勝対決である。

 もちろん、この試合を勝利したからといっても、優勝が確定するわけでもなんでもなく、まだ、残り3試合もある。勝利したチームにも取りこぼしの可能性はある。

 とは言うものの、2009年関西学生アメリカンフットボールシーンにおける大きなイベントであることに違いはない。例年よりは、約1ヶ月早い頂上決戦は、試合会場を京セラドームに変更にして、試合開始は14時30分。










リーグ戦表へ カレンダーへ