関西学生アメリカンフットボール Div1 第2節



09月12日(土) エキスポフラッシュF 15:00
チーム名1Q2Q3Q4Q合計勝敗分
関西大学





神戸大学







 第2節注目の試合その○

 関西大学は前節京都大学との試合で8TDと大量得点を獲得、ただしその内訳は、ランナースピードでのビッグゲインTD4個、リターンTD2個、パントブロックから1TDにつなげて、オフェンスドライブによるものは最後の1TDのみ。正直なところ厳しいディフェンスのプレッシャーの元での攻撃時間が少ない。オフェンス工夫のあった時間帯もあったのだが、試合の大勢が決まりかかっていたのでその部分は測定が難しい。もちろんOLブロック、WRダウンフィールドブロック、RBの視野の広さとブロッカーの使い方、QBプレー精度等の基本部分の力は十分に発揮した成果ではある。

 なお、オフェンススタイルはQB#14原口セットバックでRBには#1藤森、#5播川、#22松森、パスターゲットとしてWR#24川田、#19堤、#17高原、TE#89青木という前節だった。この前節の勝利がリーグ戦に臨む緊張感を消し去っていないか、そこがちょっと気がかりなところです。
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 この試合の関西大学オフェンスの一つの見所としては、神戸大学ディフェンスに対して関西大学オフェンスがどの程度通用するのか、その手段系について、今シーズン今後の試合を観戦していく上で注目しておきたいポイントになる。

 神戸大学ディフェンスはDL#97庭山、#57小澤とLB#55宮川、#6星田などによる重厚なDLと反応のいいLBによる中央の壁が今年のセールスポイントで、関西大学OLとのライン戦は、試合を左右する重要なポイントになる。

 もしも関西大学オフェンスにとってOLがライン戦を支配できるならば、前節同様RBのランプレーでのゲインもかなり望めそうだ。
 ただし、神戸大学DBも#17種田、さらに若手では#2梅本などスピードのあるDB陣が揃っている。DBとRBによる走路空間の奪い合いになるが、トップスピードに乗ったランキャリアが抜けてくるところを1対1で対応するのは普通にDBの分が悪くなる。したがって神戸大学ディフェンスの立場ならばDLLB付近で、つまりライン戦でイーブンにはしておきたいところだ。

 そして関西大学OLがラインを支配できなければ、次の攻撃手段が必要になってくる。一つは、人材の豊富なRB陣によるスピード系とパワー系のコラボレーションにオプションプレーなど様々なプレーバリエーションが考えられる。
 パスに活路を見出すならば、LBの動きを止めるためTE#89青木へのクイックパスは私の好みのプレーです。さらにQB#14原口とWR陣によるパス精度とパス距離も確認しておきたいところ。ターゲットは上記のとおり。

 ところで、前回ほどではないにしてもRBのランプレーだけで試合を組み立てられるのか、中央突破のランプレーを出すためにディフェンスを撹乱するパスが加わったランとパスのマルチスタイルになるのか。もちろん攻撃が進めばどちらでもいいのだが、OLパワーを見ることが出来るポイントとして見ておきたい。

 関西大学オフェンスフォーメーションとして、春からセットバックスタイルを望みたいと思っていたのだが、さらに、神戸大学のスピードあるディフェンスフロントに対してセットバックのクイックヒットは楽しみにしているところだが、中央のラン突破限定でショットガンからのタイミングが微妙に異なったインサイドアタックも面白いかもしれない。

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 神戸大学オフェンスは前節甲南大学戦で3TD1FGを獲得している。もっともオフェンスがどの程度ドライブして獲得した得点なのか不明だが、4回の得点チャンスをエンドゾーンまでもって行った実績は残っている。

 ちなみに公式スタッツでは攻撃の内訳が距離と回数で示されている。距離はマイナス距離も含めた合計なので平均値を出してもあまり意味がないが、最後まで接戦の均衡した試合だったのでランとパスの回数にはチームとしてやりたかったところが反映されていると想像できる。
 それを見るとランパスバランスという試みになっているようだ。QB#11東野から、WR#24大園、#83東内、#7稲垣へのパスと、ランプレーではRB#1小椋、前回は公式スタッツによるとRB#9松村のキャリーも加わって3TD1FG獲得というスタートを切った。

 春からQBに注目が集まっていて気になっていたのだが、試合結果を聞いて一安心した前節西京極陸上競技場兼球技場。その攻撃スタイルをやっと実際に見ることができるので、本当に楽しみにしています。

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 さて今回の試合だが、神戸大学オフェンスが、関西大学DL#90重近、#91杉原、LB#33大舘、#2豊田によるの早い強いプレッシャーを上手にかわしてプレー組み立てが出来るか注目したい。節京都大学QB桐原がパスコントロールを乱した一因はここにある。
 OLブロックとQB判断やRBとのボールの受け渡し周辺でプレッシャーを感じてあわてると負のスパイラルに陥ることも。それとも、少しの失敗も次のプレーに影響を及ぼさない??

 もっとも神戸大学オフェンスにおけるパスパターンは、WR#24大園、TE#83東内などへ早いタイミングのショートパスが飛び、パスキャッチ後に走ってゲインを稼ぎスタイルになると思うので、もしかしたら、DLLBプレッシャーが気にならないかもしれない。
 さらに、このショートパスが通るとLBは積極的に前に出にくくなり、結果としてプレッシャーも弱くなるという相乗効果があるので、短いパスの成否は重要なポイントになる。

 ただし、関西大学はこのパスパターンをもしかしたらDB担当とするかもしれない。前節京都大学戦では4−2−5のDB5人体勢でさらにレシーバーにべた付きで対応している。DB#13林、#23飯野、#8X、さらにDB#30小原はOLBとの兼任による。いずれも運動能力の高い守備範囲の広い選手によるパスカバーなので、パスを投げることを躊躇するかも。

 一方で、べた付きにするのであれば、神戸大学オフェンスにもさらなる対策はあって・・・と深みにはまって行くので、以下はやめておこう。

 神戸大学としては、まず短いパスを通るか否か、そのためのRB#1小椋、#9松村、#22木内、#29種によるランプレーであったり。TEパワープレーであったり。ここの成否が第一ステップになる。最終的には、オフェンスバリエーションとその効果、そしてQBの安定度がキーポイントになりそうだ。

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 この試合は、どちらかのチームが圧倒して勝利する展開から試合最後まで均衡するパターンまで、いろいろなものが考えられる。

 関西大学RBに対して神戸大学DLLLBとのライン戦およびDBの対応、および、その後。神戸大学ショートクイックパスに対して関西大学DLLBプレッシャーと神戸大学QB、および、オフェンスの策。様々なところにロジックの分岐があって全てを書ききれないが、各々に枝分かれしていくルートのどれかが試合白星につながっている。

 神戸大学にとってはリーグ戦開幕前から判っていたこととはいえ2試合連続でギリギリのところが求められる。前節引き分けなのでここは是が非でも初白星に行きたい。一方の関西大学にとっても開幕スタートダッシュの正念場その2となる重要なステージになる。みどころの多いこの試合も、是非とも観戦することをお勧めします。

 初秋の午後3時@万博。天気は、曇り??









09月12日(土) エキスポフラッシュF 17:40
チーム名1Q2Q3Q4Q合計勝敗分
近畿大学





立命館大学







 第2節の4試合の中でもっとも試合展開が見えてしまっている試合、というのも止むを得ないか。

 前節の7TD49点は数字の上で物足りなさがあるが、セットバックとノーハドルオフェンスでOLパワー前面に押し出したラインの勝利がそのまま試合白星につながったようなもので、経験者豊富なOL陣によってRB#橋本と#高野橋の走路が確保される様子は圧巻だった。

 一方のディフェンスは、隙間をスピードで引っ掻き回せばワンチャンスはあることを同志社大学が示してくれた。ただし、ワンチャンスなので、それがTDプレーにならない限り、単発に終わって得点に反映されない。

 ということなので、対戦相手は何を準備すればよいか、だが。

 立命館大学OLにコントロールされにくい重量級DLラインを揃えるか、LBがわずかな隙間をすり抜けるスピードを備える?。オフェンスはひたすらスピードで掻き回す?

 対戦相手として取り組みやすいのは、やはり、スピードのあるボールキャリア個人技で掻き回して、チームの雰囲気を盛り上げる。ディフェンスがその雰囲気をパワー&スピードに変換する、というストーリー???

 立命館大学の今後の対戦相手は、甲南→関大→京大→神戸→関学。

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 近畿大学の前節の試合を見ていないので、詳細は省略するが、オフェンスはQB荒木の速いタイミングのパスが魅力で、ターゲットは#7永山、#24秋田、#89今堀など。そしてRBにはエースRB#29吉田が健在だ。ディフェンスはDL#9佐藤、LB#5尾崎、DB#21吉田などに注目したい。

 攻守ともに選手層の薄さが響きそうな試合だが、今後の対戦チームのためにも対立命館大学の突破口を何か見つけてほしい。









09月13日(日) 王子スタジアム 14:00
チーム名1Q2Q3Q4Q合計勝敗分
甲南大学





京都大学








 第2節注目のカードその●。昨年のこの対戦は第4節に行われていて、京都大学が攻めた結果甲南大学に勝ち逃げFGのチャンスが巡ってくるものの・・・という過程を経て引き分けに終わっている。ただし甲南大学攻守の動きの的確さや最後まで諦めない粘りなどモチベーションの高さを再確認した試合でもあった。

 今春4月、両チームは宝が池で対戦していて、その時は京都大学パワーの勝利だったが、そこから大きく景色が変わってしまったのだろうか。それとも、まだ有効なのだろうか。京都大学が雪辱なるか、それとも甲南大学のアップセットなるか、という注目の試合だが、重要な試合になりそうだ。

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 京都大学の前節は、関西大学のスピードキャリアに対応できず、さらにディフェンスが崩れて大量失点によって開幕戦黒星になった。スピードのミスマッチからはじまって、関西大学の気力溢れる様々なプレーが京都大学に細かいミスを誘発していく。さらにオフェンスが気付いときには点差が広がっていて、プランが崩れてしまったという試合展開だった。
 これを反対に見れば、オフェンスは力を出し切っていないともいえる。ディフェンスは春メンバーから要職の選手数名が交代していたが、今回はどのようなメンバー構成で臨むか。攻守のポイントとして上記2点をあげておきたい、

 一方の甲南大学は、開幕戦神戸大学との試合は大激闘だったようだ。関西学生公式ページの得点経過によると、第3Q以降甲南大学リード、第4Qに神戸大学が逆転し、第4Q終盤に時計を睨みながらの甲南大学オフェンスドライブがつながって、最後は残り0秒のFGキック成功。合計4転の末の痛み分けとなった。

 甲南大学としては最後の攻撃チャンスをFGでなく逆転TDに結び付けたかったところで、FG距離28ヤードなのだから、神戸大学ディフェンスとエンドゾーン手前20〜10ヤード付近で攻防があったはずだ。集中力と諦めない強さがもたらした両チーム引き分け、それぞれが関係する試合が第2節注目カードのその1とその2になる。

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 前節の関西大学が対京都大学戦における攻守の取り組み方の基本ストーリーを示していた。
「甲南大学オフェンスはスピード重視でそのキャリアをどのように自由にさせるか。ディフェンスはクイックショートパスに対応してパス攻撃を諦めさせる。そのときのランディフェンスが完璧ならば、得点差が広がっていく。」
 今回も甲南大学側視点に立てば、このストーリーをそのままなぞるところから始まる。もっとも、京都大学にも修正が加わるだろうから、基本ストーリの完全コピーだけではなく進化は必要だ。その結果、甲南大学攻守と京都大学守攻の力関係は、同じストーリーを許すか否か。(ここが、アメリカンフットボールは準備のスポーツ、と言われる所以になる)

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 甲南大学オフェンスはRB#26高谷のスピードと視野の広いランプレーがどの程度有効か。そのためにRB#1寺内のダイブとQB#11松延、#13京極のオプション、さらにWRショートクイックパスを混ぜてディフェンスを撹乱する、という試みになるだろう(前回の試合を見ていないので、春から大きく変化していなければ)。プレー選択の順序とプレー精度も含めて緻密な組み立てや集中力などをあわせた総合力が必要だが、近年の甲南大学はどの試合でも十分に全力を出し切っている。
 甲南大学側で鍵を握るポイントとすれば、4月の対戦でDLにコントロールされそうだったOLがどこまでパワーアップしているか。

 京都大学ディフェンスとしては、DL#51南出、#90大西、#61中村、LB#27山口、#29藤本など第1・2列がどれだけランナーに絡めるか。春の実績はあるものの、前節はOLとの対戦で精一杯だったので、この試合の大きな注目ポイントであることに変わりはない。
 さて、春シーズンとはまた違った構成の開幕戦ディフェンス陣だったが、前節から構成的な部分で修正が入るか、それとも春メンバーに戻るか。ここは試合を見てみないと判らないところ。
 シーズン前の私の個人的な考えでは、サイズ的にはLBとは少し異なるものの人材豊富なDB陣からコンバートするのもあるかと考えていた。だが開幕戦陣容を見ると、、その頼みの綱となる人材の宝庫だったはずのDB陣でもスターター何名か欠けている状態なので、どのように変更が加わるか、OLとの併用も視野に入るか等々、再登場の姿を待ちたい。

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 もうひとつの注目ポイントは、京都大学オフェンスパスと甲南大学ディフェンスの関係になる。

、京都大学オフェンス得意とするQB#10桐原からWR#82中村、#18坂田へのパスパターンとして、短いレンジのサイドライン際へのクイックパスと、LB裏DB前空間へのクイックパスの2本立てになる。
 これに対して甲南大学ディフェンスOLB#6内芝、#9溝渕とスピードのあるDB陣#23豊福、#8田頭、#19川崎、#22田中によるレシーバーマークパスカバーの反応がキーポイントになる。

 サイズのあるWR#82中村とDB陣の攻防は、昨年秋リーグ戦でも京都大学がモメンタムを掴むきっかけになっていたが、今回も、このサイズ競争が京都大学攻撃の突破口になることは間違いないだろう。もしかしたら、ターゲットは判っているが止まらない、というパターンに陥る可能性もなくはない。甲南大学としては最悪でもパスキャッチ後のランを防げたらOKというあたりでしのぎきりたい。
 昨年の試合でのもう一つのエピソードは、クイックパスをほとんど投げない方向があって、DB陣メンバー配置によるのか、それ以外の要因(?)。このあたりも見所として面白いかもしれない。

 そして、パス対策としてもうひとつ重要なところは、甲南大学DLLBのフロントパワーになる。#67塚本、#69金子、#74尼谷、LB#4中田などのプレッシャーが京都大学OLおよびQB桐原の動きに制限をかけることができるか。

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 この試合もハイスコアリングゲームになるほど、甲南大学優勢になりそう。と考えていたのだが、京都大学オフェンスもパスが通るようであれば、パスを通すためのランがそれほど必要でない力関係ならば、という前提の下に、京都大学得点も伸びて行く可能性はある。反対に、京都大学がパスを通すのに苦しむようでは、京都大学攻撃は一気に手詰まりそうだ。

 おそらく最終スコアは4TD付近になるか。京都大学得点がこのあたりまで積み重なっていけば混戦となって、最後まで粘りぬく我慢強さが必要になるかもしれない。









09月13日(日) 王子スタジアム 16:40
チーム名1Q2Q3Q4Q合計勝敗分
関西学院大学





同志社大学








 この試合は、同志社大学オフェンスの得点力が発揮されるか否か、ここが大きな試合の流れを左右することになる。同志社大学の得点が積み重なっていけば、当然関西学院大学オフェンスも得点が必要になってくる。ここで同志社大学ディフェンスにも勢いが乗り移っていたら均衡するか・・・というのが基本ストーリーになる。

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 同志社大学オフェンスには、スピードのあるバックスからパワープレーもできるRBWRまで揃っていて、ボールキャリアが豊富でプレーが多彩なところに注目したい。このオフェンス陣が、関西学院大学ディフェンスに対してどのように挑むか。ここが大きな見所になる。

 そのためには、まずはライン戦。同志社大学OLと関西学院大学DLの攻防。同志社大学OLは#58友金、#69中野、#50前渕など昨年実績のある選手で構成されている。
 対する関西学院大学は今春から採用している4−3で一新なったDLフォーメーションがどの程度の支配力を誇示できるかに注目したい。運動能力の高いアスリートが揃ったLB#25吉川、#90古下、#68吉井が、DLが押し込まれたところをある程度カバーしていたが、4−3全体でどのようなパフォーマンスを発揮するか。
 もうひとつは、4−3全体のイメージをスピード系メンバーで構成するか、それともパワー系を配置する重量感のある4−3になるか、このあたりは、この試合以降を考える上でも重要なポイントになる。

 そして同志社大学オフェンススタイルはQB#8佐藤によるショットガンセット、時々セットバックスタイルからのランパスバランスアタック。バックスにはRB#22重坂、#34河野、WR#82黒田などスピードあるメンバーがー揃う。さらにQB#8佐藤はプレッシャーを受けてプレーがつぶれても、それが後々に尾を引かない冷静なところがあって、今年のオフェンスに安定感をもたらしている。

 前節では、オープンへのロングピッチを立命館大学ディフェンススピードでロスするものの、縦のクイックヒットではランもパスもミドルゲインが何回かある。さらにLB付近へのミドルパスを何度もDLLBに跳ね返されたが、レシーバー#11岸本、#7長谷川とのタイミング自体に乱れはなかった(ハンドリングミスは何回かあったが)
 ラインが作った一瞬の隙間をスピードで抜けるタレントが揃っているところと、レシーバー複数名で様々なパスコースの完成度も高い。大型TE#86清松が突進するときの運動エネルギーの大小関係はTEが優勢だろう。さらにさらにRBWRとの文字通りのスピード競争もある。
 したがって、同志社大学オフェンスにとって、DLLBのプレッシャーを避けた早いタイミングのボール回しでのプレー精度が最大のキーポイントになることは間違いない。

 前回立命館大学戦では、やりたかったことの半分もできていなかった同志社大学オフェンスだったが、一方で立命館大学ディフェンスを崩すならばこうかな?というきっかけを示すまでに至っている。それも豊富な攻撃手段故であって、今回も完全手詰まりになることはないはず。
 出来る事ならば前半の早い時間帯の得点チャンスを確実にモノにして、五分の展開に持ち込めないだろうか。オフェンスの殴り合いの試合になればもつれる可能性もある。

 そして同志社大学ディフェンスの熱い守備を待つ。立命館大学戦でアグレッシブな動きを示していたLB陣#53藤田、#4辻田、#57杉垣が印象に残る。DL#39西田、#98夏田とLB陣によるフロントパワーに注目だが、スピードのあるDB陣#2福田、#24岡、#23富、#5中嶌によるパスディフェンスにも見所は多い。

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 関西学院大学オフェンス前節は、先発QBが#6加藤で二番手に#17浅海という起用方法だったらしい(投稿していただいた観戦記を参考)。QB両刀遣いはプレー内容も春と同じようなものだったのだろうか。
 春に課題となっていたオフェンスプレーの正確さ・安定度と集中力。RB#99河原、#22久司、#7松岡、WR#18萬代、#87柴田、#1松原とQB#6加藤、#17浅海とのコンビネーション付近、夏を越えた今年の姿を、実際に目にするのを楽しみにしています。










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