関西学生アメリカンフットボール Div.1 第6節



11月13日(土) 長居球技場 11:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
関西大学





龍谷大学





 


 龍谷大学は今季DIV1初昇格ながらここまで2勝3敗と互角の成績を残している。負傷者で戦力が落ちることもなく後半戦に突入し、シーズン勝ち越しの可能性も残しており、DIV1に新風を吹き込んでいる。

 前節同志社大学戦でもQB#19佐藤のパスが冴えわたりディフェンスも強力LB陣中心に競ったロースコアの試合になっているに。最終的には第4Qの#9中川のパントリターンTDと直後のパスインターセプトによるパスドライブによって勝利を得ている。
 近畿大学戦ではパスディフェンスに少し危ういところがあったが、それも徐々に解消されており、この関西大学戦も面白い試合になりそうだ。

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 関西大学は、開幕戦関西学院大学に惜敗の後に、京都大学近畿大学から白星を奪取した。その勢いは前節神戸大学戦でも発揮されてほぼ完勝している。立命館大学戦での敗戦が尾を引くかと思ったが杞憂に終わった。

 その前節の試合を振り返ると、まず特筆すべきは、4年QB38碇、3年QB#7堤ともこれまでの試合で負傷して緊急事態の中では2年QB#14森口がしっかりとバックアップ役を果たしたことである。
 スピードランナーRB#3松田、#34鎌倉とWR#15中尾などのレシーバ陣とのコンビネーションも時間が経つにつれて整っていき、ランパスバランスアタックに仕上がった。
 ディフェンスもシーズン当初と比べると若干のメンバー交代があったが、ディフェンスもも選手層の厚さを伺わせる。

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 さてこの対戦だが、関西学生の古豪関西大学と、今季DIV1初昇格の龍谷大学というスポーツ新聞的な見出しが躍りそうで興味の沸く対戦カードである。
 龍谷大学・関西大学とも攻守にスピードのあるアスリートが多く、ここまでの試合で大活躍したように、この試合でもアスリート振りを発揮するのは間違いない。今シーズンここまで好調続きの両チームの対戦は、見逃せない。

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 関西大学オフェンスと龍谷大学ディフェンスの対決の見所は、龍谷大学LB#43井阪、#44西、#42高橋と関西大学RB#3松田、#34鎌倉そして、OLDLの攻防が面白そうだ。おそらく、単純な中央突破ランプレーではこの強力LB陣を突破しにくいだろう。したがって、OLの巧妙なブロックとそれに対抗するDLLB陣とのライン戦は注目である。

 また関西大学レシーバーWR#15中尾、#17大谷、#19加門、TE#81岩田はいずれもスピードがあるのでショート・ミドルパスキャッチ後のランで一発で持っていことは十分に可能である。これに対して龍谷大学DB陣のパスディフェンスも修正されてきている。前節はDB#11坂口などが活躍しており、このDBWRの対決も十分に楽しめる。

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 また、龍谷大学オフェンスと関西大学ディフェンスの対決においても、QB#19佐藤からWR#9中川、#15牧野、TE#4守山へのパスとDB#24川勝、#23長谷川、#5騎馬のスピード対決も見ものである。これらDB各人とも今季これまでパスインターセプト2回であり、この試合でもチャンスはありそうだ。

 龍谷大学オフェンスはRB#5川上、#29楠田、#31山形によるランプレーとパスの単純な組み合わせなのだが、プレーアクションパスありドローランプレーありで、LB陣などはしっかりとボールの行方を見極める、あるいは、プレーを詠み切らないと、少し厄介なことになるかもしれない。

 おそらく、関西大学ディフェンスが全く対応できないことはないだろうが、振り回されたときに修正するまでにどのくらいの時間を要するか。

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 つまりこの試合は、どちらの側から見ても、スピードあるオフェンスに対するディフェンスの対応具合というところがポイントであり、ディフェンス試練の試合である。何がきっかけで崩れて、どの時間帯で修正できるか。両チームディフェンスの健闘をしっかりと見届けたい。









11月13日(土) 長居球技場 13:40
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
同志社大学





神戸大学





 


 神戸大学・同志社大学ともにリーグ戦これまでの成績は1勝4敗であり、両チームとも特にオフェンスに負傷者を多く抱えているようで万全の体制にない。

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 同志社大学前節は龍谷大学に黒星を喫してしまったがその試合内容は決して悪いものではなかった。前節観戦記が落ちてしまったので試合の流れを簡単に示しておくと。

 オフェンスはQB#8村上が最後まで指揮し、ランプレーではほとんどゲインが見込めないと判断した第3シリーズ以降はパス中心のオフェンス組み立てとなった。
 パスターゲットはWR#19久世はもちろんのこと、#14田又、#16池田、#10神田とRB#31澄川。今シーズンの同志社大学パスのメインターゲットTE#89池内へのパスが前半は少なかったのは学年の違いによるところがあるか。

 試合は前半0−6とリードを許す形だったが、後半にはパスドライブからTDとFGによって一度は逆転に成功している。
 ただし、第4QにパントリターンTDを奪われ、さらにその直後のオフェンスでも自陣でパスをインターセプトされて得点につなげられてしまった。ディフェンスもLB#47西内がインターセプトを披露するなど、DLLBDBとも積極的に動けていたので、第4Qの失点が惜しかった。

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 一方の神戸大学前節は関西大学に対して最終スコア3−35だが、先行したのは神戸大学だった。その先制点は自陣15ヤードからのRB#32森、#1中井などによるラン中央突破による70ヤードのロングドライブを最後はFGにつなげたものである。

 その後は一発TDプレーを2本(RB#3松田とRB#34鎌倉のドローとダイブによる中央突破ラン。好ブロックもあっていずれも50ヤードのロングTDランとなった。)奪われたものの第3Q終盤までは競った試合になっている。
 ディフェンスは相変わらずパワーが溢れていて、前半の2TD以外は関西大学WR#17大谷などのスピードキャリアにもディフェンスがしっかりと対応できていた。

 ただしオフェンスはQB#10江端、#4多和を併用して工夫しているのだが時間の経過とともに、ランパスとも進まなくなってしまった。

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 同志社大学オフェンスはいろいろなポジションに怪我人を抱えながらも、やり繰りによってランパスバランスアタックの形を整えている。メインQBは#7奥野だったが、前節では#8村上がバックアップQBとしての役割を十分に果たした。
 RBはスピードランナー#1永富が出場したりしなかったりだが、OL#71杉岡などとと#33小佐井による中央突破ランが健在で、さらにパスターゲットもWR#19久世に続くメンバーが多数台頭してきているのが頼もしい。ディフェンス側から見ると掴みどころがないオフェンス陣容である。

 対する神戸大学ディフェンスはDB#21松田、#25矢野川、LB#5清水等が前節でも活躍していたが、シーズン当初と比べると若干メンバーが異なっており、やはり連戦による怪我人ということもあるのだろう。ただしこちらもDL#99森川など新顔が登場している。

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 この試合は、やはり両チームオフェンスの得点能力を比較すると神戸大学としてはやはりロースコアの試合展開に持ち込みたいところだろう。

 したがって同志社大学のランパスバランスアタックに対してこれに神戸大学ディフェンスがいかに対応するかだが、RB#1永富の復調レベルにもよるが、OLとRB#33小佐井による中央突破ランと、オープンをスピードでまくるランとで振り回されて、ここにパスが加わってしまうと、ランにもパスにも対応しにくくなる。

 ライン戦およびWRTEとDB人のミドルパスの攻防、そして同志社大学QBのパスからスクランブルの切り替え判断あたりがポイントになる。
 ここで神戸大学が優位に立つことができればLB陣はランプレー対応に専念できて、ロースコアの試合展開に持ち込めそうだ。

 両チームとも現時点でわずかに1勝だが、こんな成績に甘んじているチームでもない。攻守ともチーム力全開と行きたい。








11月14日(日) 西京極陸上競技場 11:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
立命館大学





近畿大学





 


 前節の神戸ユニバにおける関西学院大学との死闘は、いまだ脳裏を過ぎる。試合終盤に二転三転したが、立命館大学はあと一歩のところまで追い上げたのだが僅かに届かずリーグ戦3年ぶりの黒星となり関西学生の覇権から一歩後退した。

 ただ、可能性が完全に消滅したわけではない。今年の学生リーグはどの地域でも白黒入り乱れた大混戦が繰り広げられており、今節と次節でも何が起きても不思議ではない。

 立命館大学に激闘による負傷者があるかもしれないが活気のあるチーム状態で登場してきてほしい。

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 一方の近畿大学は黒星が続いて暗い雰囲気のチーム状態かと思いきや、前節では京都大学からサヨナラ勝利を奪って2個目の白星を獲得、試合後のチームの雰囲気が明るかったのが印象に残る。

 前節の試合でオフェンスはRB#25冨尾、#39尾下、#20山上、#40中東、WR#82三谷、#6長谷川、TE#4橋本をQB#12春日井、#10岡が見事に使い分けて京都大学ディフェンスを左右に振り回して、DLLBの中央の壁を避けることに成功した。一方でディフェンスは京都大学のパスに対して機能しなかった面もある。

 ただ元来はスピードのあるアスリートのLBDB陣であり、#1中路、#5青木などはやはり注目すべきである。前節の勝利を経てこの試合は思い切りのあるプレーが飛び出てくるのではないだろうか。調子に乗った近畿大学は侮れない。

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 さてこの試合だが、やはり前節の試合の影響がどこまで残っているかによって少し試合内容が変わってしまうかもしれない。特に立命館大学の黒星は1年をかけたものだけに想像に難い。

 両チームオフェンスとディフェンスを頭の中で戦わせてみて試合展開を予想するのだが、このカードだけは試合展開が読めない。

 近畿大学オフェンスの今年の1試合平均得点は2TDという得点力から考えると、この試合でもやはりロースコアの試合展開に持ち込みたいところであろう。

 立命館大学オフェンスはBQ#12池野からRB#23古川、#44齋藤、#34太田、WR#11木下、#7長谷川、#88大滝、#15末原などアスリートによるショットガンだが、前節の激戦による負傷者がどこまで回復しているかによっては少し布陣が変わる可能性がある。

 近畿大学ディフェンス陣もアスリート揃いであり、運動能力面では立命館大学と大きな差はない。

 したがって、もしも気持ちで近畿大学ディフェンスが優位に立つことが出来れば、立命館大学ショットガンといえども第2節神戸大学戦のように沈黙してしまうことも十分に予測できる。

 そしてこの時は近畿大学にとって理想的なロースコアの試合になり、QB#12春日井、#10岡とRBWR陣が前節京都大学戦同様スピードで左右に振り回すことができれば、少し筒でも得点を積み重ねていける。という理想的な試合展開になる。

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 一方立命館大学側から見れば、死闘の負傷者wかかえながらも残ったメンバーと来年以降の主力出る若い選手が噛み合った攻守を見せてほしいところだ。攻守ともどれだけの選手が入れ替わるか不明だが。

 また他力本願とは言え、まだ覇権奪取の可能性が消えたわけではない。この試合では立命館大学の最上級を見たい。

 立命館大学と関西学院大学でどちらが優位かと言うと追う立場のほうが気が楽である。追われる立場は1敗できないという追い詰められてしまうこともある。もしもプレーオフが現実のことになったときに備えて、ここはしっかりとした試合になってほしい。

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 近畿大学と立命館大学の過去の対戦だが、今春が13−7、昨春が30−10.そして昨秋リーグ戦は62−0、一昨年リーグ戦が48−6といずれも立命館大学勝利だが、春は調整試合とはいえ接戦になっている。つまり気の持ちようということである。









11月14日(日) 西京極陸上競技場 13:40
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
京都大学





関西学院大学





 











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