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コイントスにより関西大学リターンで試合が始まった。そして、#17大谷のビッグリターンによって関西大学は敵陣36ヤードからと、いきなり、チャンスを迎える。そしてこの第1プレーも圧巻だった。QB#8碇中心にパワーIでセットからTB#22中西の右オープンラン、その途中に右WR#17大谷へリバースピッチの動作があった。RB#22中西もピッチのタイミングと同時にスピードを落とす。ここで京都大学ディフェンスはWR#17大谷の動きに全員が付いて行ってしまった。このピッチフェイクの動作が見事に決まってRB#22中西は右オープンサイドを駆け抜けてTD、関西大学が第1Q経過時間21秒で先制した(PATは失敗) 続く京都大学QB#4川並によるオフェンスは自陣33ヤードから。RB#33池上、WR#82鋤崎、#81小寺のパスなど1回10ヤード平均のゲインを繰り返す。エンドゾーン手前4ヤードに到達してから関西大学ディフェンスもようやく機能し始めたが、その第3DにRBが右OTを突いて京都大学が逆転した。 ただ、試合の前半を支配していたのは関西大学オフェンスで、続く自陣20ヤードからの70ヤードドライブ(FG失敗)、フィールド中央でのQタイムを挟んだ#17大谷の50ヤードTDラン、さらに自陣30ヤードからRB#34鎌倉、TE#81岩田、#17大谷へのパスなどで70ヤードドライブ(FG成功)と、ロングドライブが続く。京都大学ディフェンスの隙間へのパスであり、ディフェンスはほとんど機能していない。 一方の京都大学オフェンスに対する関西大学ディフェンスは、DL#74柳川、#79下山のプレッシャーでスクリーンパスでもゲインできずパントが続く。さらに、第2Q最後のシリーズもWR#81小寺へのミドルパス18ヤードが一度は成功するが、同じようなタイミングのパスを連続4回ではさすがにDB#24川勝にインターセプトされてしまうのも仕方がない。 ******** 試合の流れ的には関西大学優位の試合前半の展開だった。後半はもつれるかもしれないが、関西大学オフェンスと京都大学ディフェンスの力関係を考えると逃げ切りもあるかなと言うことを考えていたハーフタイムだった。 そして大荒れの第3Qを迎える。 後半先制したのは京都大学だった。自陣からUB中央突破、TBカウンターで各10ヤード超、途中にTEへのプレーアクションパスも交えて、ディフェンス2・3列を撹乱した。さらにQBキープ35ヤードと、前半にはなかったプレーでディフェンスを揺さぶってTD、京都大学14−16関西大学と2点差に迫った。 続く関西大学オフェンスだが、キックリターンの段階でリターナー2人が交錯するアクシデントがあり、さらに交替違反などとバタバタと落ち着きがなくなっていた。さらにパントも飛距離がなく。これが京都大学逆転のドライブにつながる。 だが関西大学も#17大谷のリターン60ヤード+フェイクマスク15ヤードで敵陣14ヤードからのスタートとなって、これもTDへとつなげた。このように、両チームともディフェンスが機能しないまま「殴り合い」の試合になっていく。 京都大学はRB#33池上スクリーン45ヤードをきっかけにTDを挙げ、そのキックオフで関西大学ファンブルロストを誘い、これもRB#33池上のスピードランでTDをあげる。すると、関西大学もプレーアクションからTEパス25ヤード、30ヤードなどでTDと、第3Qから第4Q残り9分までで京都大学4TD・関西大学2TD。この時点で京都大学36−31関西大学だが、最後にリードしているほうが勝利するとしか言えない混戦になってしまった。 ******** 関西大学側から見れば望んだ展開ではないかもしれないが、オフェンスのランパスが充分ドライブできた試合である。一方のディフェンスは第3Qに一瞬、流れを失ってしまったのが惜しい。ただ第3Q開始直後のリターン時の交錯などと併せて考えてみると、ハーフタイムから第3Q開始までの関西大学の意識は、どこにあったのか、どのようだったのか、ということも考えてしまう。 京都大学のオフェンスは、第3Qになってディフェンスの隙間を突いて得点を積み重ねているが、技巧的なオフェンスの組み立て方であって、力で切り崩したという印象ではない。一方のディフェンスは前半も後半もランパスで大きく崩されてしまっている。 ******** 第4Q残り時間9分16秒、京都大学はフィールド中央付近で2回のFD更新、再びドライブシリーズの可能性を見せた。だがホールディング反則がきっかけとなって、敵陣30ヤード地点から第4D残り5ヤード。 京都大学はここで故意にディレイの反則によって後退、FD更新まで10ヤードとなった。普通のならここはパントでタッチバックにならないようにキック位置を下げたと考える。 そしてパンターとしてセットしたのが#14金氏。スナップしたボールを、しかし、#14金氏がそのまま拾い上げると、右へのパスを投じた。故意に5ヤード下がったところからの「大仕掛け」なフェイクプレーだったが、レシーバーがボールから視線を離した瞬間にボールを落としてしまった。 続く関西大学は自陣から。だがショートパスをDB#20に割って入られてのインターセプト。この時点で残り時間5分2秒。京都大学はここからランプレー主体の時間消費型オフェンスに突入する。それでもRB#33池上のオープンプレーをきっかけにTDへと結びつけた。この時点で2分5秒。 京都大学のフリーキックで試合再開するのだが、ここをオンサイドキックによって関西大学オフェンスにボールを渡さなかった。 この試合の展望コメントへ |
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同志社大学キックオフ・近畿大学リターンで始まったこの試合は、前半は両チームともディフェンス優位の展開となり、そして後半は一転オフェンス優勢という試合の流れとなったた。 近畿大学オフェンススタートQBは#10岡、そしてシングルバック左WR#16大峠へのミドルパスはDB陣に囲まれてパス失敗等で、FD更新ならずにパント。 続く同志社大学QB#8水野によるオフェンスは、ほぼフィールド中央地点から。第1Dはショットガンで構えたハンドオフプレーでノーゲインだったが、その第2Dはノーバック5レシーバーという極端な布陣となった。そこから左TE#89池内への10ヤードパスでゲインすると、さらに、WR#80野原のリバース、今季初登場のRB#1永冨モーションプレー、さらにショットガンからのQBスクランブルと、ディフェンスコンテインが若干甘いこともあってFD更新となる。だが近畿大学ディフェンスも最後の一線は死守、近畿大学陣28ヤード付近での第4D残り1ヤードでの同志社大学40ヤード超のFGトライは右へそれた。 その後は近畿大学RB#20土手下の中央突破に対して同志社大学DB#5関根、LB#2山下がブリッツによって真正面で受け止めてノーゲインに抑え、DB#26仲田のパスカットなど近畿大学オフェンスのいいところがない。唯一はUB#31美濃辺の早い中央突破による10ヤード超のゲインである。 一方の同志社大学もRB#19奥野へのショベルパスに素早いLBの反応、LB#98吉田、DL#61石浜のQBサックありと、こちらもなかなか効果的なドライブにつながらない。第3シリーズはRB#19奥野の個人技で敵陣に入ることはできたが、DB#18西村によってオープンランはシャットアウトされ、さらにDB陣のパスカット。結局2回目のFGトライも飛距離45ヤードとなって再び失敗に終わった。 このようなディフェンス膠着状態にあって、近畿大学はTEへのパスを用いて揺さぶった。TE#87石田へのプレーアクションパスで8ヤードゲインすると、これをきっかけにRB#20土手下カウンター7ヤード、ドロー10ヤードなどランプレーが決まって初めて敵陣に入る。だがこのシリーズはパス狙いにLB#2山下、DL#56谷村、#73松本のプレッシャーを受けてしまい攻撃権放棄となった。 そして、次の自陣40ヤードからのシリーズでQBに#3安倍を起用すると、再びTE#4橋本への縦パス。これが30ヤードのゲインとなって大きく前進、敵陣30ヤードに達した。ここまで敵陣に侵攻すると近畿大学オフェンスは確実に得点するモードに入るのが今年の特徴で、WR#6長谷川パス、RB#20土手下ドロー、さらにUB#31美濃辺の中央突破などでTDへとつなげた。 さらに、同志社大学パントによって第2Q残り50秒、再び近畿大学の攻撃機会が巡ってきた。この時間帯の近畿大学オフェンスは、思い切ったプレーを繰り返して駆け込みの追加点を狙う。強引だがゲインの見込めるQBスクランブルとか、ロングパスとか。この時間帯についてはセオリーと言ってしまえばそうなのだが、捨てるところは捨てて、拾うところはしっかりと拾う、各シリーズ時間帯毎フィールドポジション毎に目的が明確になっていて、全員の意思統一がなされている。このあたりに今年のオフェンスの堅実さ確実さを垣間見るのだが、皆さんは如何でしょうか。 ******** 後半は、同志社大学先攻で再開する。最初の、攻守こそ近畿大学DB#18西村のオープンランコンテイン&パスカットに対し、同志社大学もLB#2山下,DB#5関根、#26仲田のブリッツ、DL#56谷村QBサックなどでディフェンス優位のまま1回/2回のFD更新のみで終わる。 だが、その後はロングドライブの応酬となった。同志社大学は15ヤードからと20ヤード付近から、近畿大学も20ヤードから相手エンドゾーン間際までの時間を使ったドライブを行っている。最後の近畿大学ニーダウンシリーズと合わせて、各3回ずつの攻撃機会となった。 最初にドライブしたのは同志社大学だった。自陣15ヤードからRB#19奥野右OT、QBキープ、WR#9久世へのサイドパスなどで前進した。このシリーズ近畿大学ディフェンスの何が、というところが実は私には見えていないのだが、第3Q終盤の時間帯ということなのだろうか。 敵陣での第4D1ヤードをQBランでFD更新して敵陣25ヤード、ここからTE#89池内へのパスでさらに前進するが、#8→#19→エンドゾーンTDパスを近畿大学DB#26安藤にインターセプトされて最初のドライブが終わった。 続く近畿大学は、RB#7樋口、#31美濃辺、#20土手下のランプレーによる時間を使いながらロングドライブとなる。この日はWR陣のダウンフィールドブロックも良く、オープンへのランププレーも効果的だった。このシリーズは近畿大学はパスを投じることなく(QB#3安倍のパスの構えからのスクランブルは数回)、OLパワーを前面に押し出したドライブを行っている。 そして敵陣21ヤード、ドライブ開始から約6分が経過した残り時間5分47秒。第4Dで1ヤードを残した。微妙なシチュエーションで、もしかしたらギャンブルすべきとの声が出てもいいところだが、近畿大学はここでFGを狙う、しかし、キックしたボールはゴールポスト左の縦棒に当たって前に跳ね返ってしまった。 得点差は7点のままである。そして今度は同志社大学のロングドライブが始まった。この時点で残り時間5分30秒以上。同志社大学にはタイムアウトが残っていなかったが時間的な余裕はあった。 自陣21ヤード、同志社大学QB#8水野のショットガンに対して近畿大学DB陣のポジションが下がりすぎの様子で、WR#81林へのパス、QBキープの2プレーで簡単にフィールド中央に達した。さらにここからもショットガンフォーメーションからのQBスクランブル、WR#83要へのパスなど1回10ヤードのゲインが続く。 近畿大学はショットガンオフェンスに対してDB陣が下がるためにLBDB間に大きな空間が出来てしまう。そこへのパスでありスクランブルも一線を抜けると大きなゲインになっている。ショットガンに対するディフェンスに対する課題が浮き彫りになった。ただ、RB#91長谷川、#19奥野のランプレーが止まっているということはDL付近は十分に機能しているのだろう。 ただ同志社大学もショットガンオフェンスの宿命というべきか、相手エンドゾーンに近づくと今までのようなテンポ良いドライブにならない。つまり、ディフェンスがカバーすべき範囲がエンドゾーンまでと限られることで密度の濃い守備ができることによる。DBがしっかりとレシーバー陣を捕捉できるので簡単にはパスが通らない。 同志社大学敵陣15ヤードからの4回の攻撃は、まさにこの壁に遮られたという状態である。DB#14須田のアクロバチック・ダイビングパスカットも華麗に決まり、最後の右コーナーTDパスはフィールド外へ飛んでいってしまった ******** 同志社大学オフェンスはQB#8水野のキープをはじめ、RB#19奥野スピードラン、RB#91長谷川パワーラン、そしてショットガンからのWR#80野原、#9久世、TE#89池内への様々なパスが十分に機能している。さらにRB#1永冨が1プレーだけだが復帰して次節以降へ可能性を示した。前節の3−7に続いて0−7の僅差敗退だが、試合展開のアヤによるところも大きい。 ディフェンスは、LB#2山下、DB#5関根の積極的なブリッツがあり、DLも盛んにプレッシャーをかけ続けたのは前節と同様である。リーグ戦前半からこれだけ攻守が光るということは、それだけ力があるということであり、後半戦の同志社大学の動向は楽しみなところである。 ******** 近畿大学は僅差勝利3連続だが、オフェンススタイルとしては一貫している。どの試合も同じような展開の末、白星に結びついているところに力強さと太い芯を感じる。 ディフェンスは試合終盤になるとバタつくというのも3戦変わっていない。これも結果オーライではあるが、もう少し安心して観ていたい思いもある。 立命館大学ショットガンパスに対して近畿大学DB陣はどの位置でレシーバーを迎え撃つのか、そこだけはもう一度整備整頓しておいてほしいと思う試合だった。 この試合の展望コメントへ |
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関西学院大学先攻で試合が始まった。最初のオフェンスは自陣40ヤード付近から。QB#10出原からTE#86横田へのパスで8ヤードゲインと幸先のいいスタートを切ると、RB#6田中、#7岸のランプレーで大きく前進した。だが敵陣20ヤード地点でのパスインターフェアによって、このシリーズのドライブが潰えてしまっている。 だが、この日の関西学院大学オフェンスのドライブは力強く続いた。次のシリーズは敵陣に入ったところから、TE#85宗助へのプレーアクションパスで22ヤード前進すると、RB#6田中、#7岸の連続キャリーによって開幕戦以来のTDを挙げる。 その後も関西学院大学オフェンスはQB#10出原によるショットガンからのランパスによって前半だけで4TDを挙げる猛攻によって試合を決めた。 ただ前半残り3シリーズは2パント1ギャンブル失敗である。特にパントになったシリーズは、ともに反則罰退があり、「無資格レシーバーのダウンフィールド・・・」とか「ディレイ」とか。 またギャンブル失敗は、第2Q残り1分から始まったシリーズで2ミニッツの恰好の練習場だったのだが得点には至らなかった。この試合ではこういう細かい点が試合結果に影響を及ぼすことはなかったのだが、次節からは、このような余裕のある試合展開にはならないだろう。 ディフェンスはDL(NG)に#95今東を据えて、DE#91生田と#90石田。LB陣は時間とともにメンバーが大きく変わっているのDが、第2Q途中の段階で、#16河合、#21池谷をOLBに、#67、#45清水をILBに配置した。特にこの日大活躍だったのが、DL#91生田。再三のQBサックによって甲南大学オフェンスの流れをシャットアウトしていた。さらにDB#8渡辺、#23平塚等、第3列のパスカットも冴えていた。 一方の甲南大学は、攻守とも、ほとんど何もさせてもらえない状態で、第3Q開始直後のシリーズこそWR#5大西、#88吉田、#6松本へのパスでドライブしたが、DL#91生田の鋭い突っ込みを受けてしまい、ドライブが完結できなかった。 この試合の展望コメントへ |
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立命館大学先攻で始まった自陣23ヤードからの第1シリーズ、QB#18高田によるショットガンフォーメーション。神戸大学ディフェンスはオフェンスから見た左サイドから2人を突っ込ませた。だが、RB#21岸野への右ピッチのほうが先だった。そのまま右OT付近をスピードですり抜けると第1Q開始25秒で立命館大学が先制した。 その後も神戸大学ディフェンスはオフェンス左サイドからLB#51奥野など常時2人が突っ込んでくる。それだけOLのブロックが弱いと言うことなのだろう。ただ立命館大学QB高田も早いピッチでボールを回し、さらにクイックパスでプレッシャーを逃れている。 それでもOLのパワー不足によって中央付近のランプレーはことごとく神戸大学DLLB陣にシャットアウトされている。第1Qの2回目、3回目のパントシリーズがそれで、RB#22佃、#23古川の中央突破ランをLB#51奥野、#55岩田等が真正面で受け止めてゲインを許していない。これにパス失敗などが絡んでの2連続パントである。 第2Q最初のシリーズも第4Dパントのシチュエーションにまでなった。ポジションは神戸大学陣29ヤード、第4D残り1ヤード。立命館大学はFGを狙う体型でセットする。しかしホルダーがボールを持ってそのまま走るというフェイクプレー、このFD更新から試合の流れは完全に立命館大学側に移っていった。 立命館大学オフェンスはディフェンスのプレッシャーが厳しいとわかると、DL背後への早いタイミングパスと、左右真横へのパスを多投してディフェンス網を分断した。パスターゲットはWR#84河瀬、TE#89栗山を中心にWR#19冷水へも時々。これでディフェンス陣を下げると、徐々にパス距離が伸びていく。 第2Q最後のシリーズは、自陣40ヤード付近から4本のパスをつないだTDドライブを完成させている。ディフェンス陣のプレッシャーを受けながらのQB高田だったが、第2Qに入ったあたりからは十分に空いてるレシーバーを探す余裕が出来た。 ただ時折反則で後退したりと、反則は少なからずあるとは言え、完成度と言う点ではまだ道半ばと言った所か。それでもこの数試合で今年の立命館大学のオフェンススタイルが見えてきた。QB高田のキープランが前節から見えたりと、おそらく今年のスタイルはポケット内に留まって何かをするよりは、積極的に自らが動いて、あるいは、ボールを左右に振ってディフェンスを分断するという狙いなのだろう。 RB陣では#21岸野が復帰し、#22佃、#23古川の3連番の揃い踏みとなった。スピード系ばかりだが、ここにパワー系#3斎藤が復帰すると中央突破ランにも光が見えてくるか。パスターゲットはWR#84河瀬、TE#89栗山、WR#19冷水と豪華メンバーは健在。ここにWR#11木下が復帰するとミドル〜ロングレンジは完璧であろう。 このオフェンスを止めるには・・・だが、中央突破ランは、ある程度のDL陣が揃えば止まるだろう。問題はランでもパスでも左右に大きく散らされた時にそこについていくだけのOLB・CBスピード反応が必要、DL裏へのミドルレンジのパスにはDL・LBの素早い反応でパスカット、もちろんDL・LBがQBへプレッシャーを与え続けていればいい。のだが、これでは11人では無理かもしれない。さて、どうしよう。 ******* 神戸大学はオフェンスにQB#4多和(1年生)を起用、#10江端はサイドラインには姿があったが、プレーには参加しなかった。QB#4多和のスタイルが全く知識がなかったのだが第1シリーズでいきなりショットガンフォーメーションでセット、WR#9村上へのパスは成功したがほとんどノーゲインに終わる。その後もWR#12村上へのパスやプレーアクションパスなどの動作は冴えていた。だがRB陣へのピッチが全くタイミングが合わず、オープンへ走るスピードを殺すようなボールになってしまい、前半の神戸大学オフェンスはFD更新1回に封じ込められた。 後半はRB#33大崎へのスクリーンパスを決めプレーとしてDL裏への撹乱を試みる。後半第1シリーズRB#33大崎のビッグリターンによってこの日初めての敵陣スタートとなったシリーズ、RB#33大崎へのスクリーンパスでさらに敵陣30ヤードにまで達する。このシリーズはパントとなったが続く自陣13ヤードからのシリーズ、再びRB#33大崎スクリーンパスが、そのままディフェンス陣の隙間を縫って、さらにスピード競争にも勝って87ヤードのTDランとなって、第3Q経過時間5分10秒、今シーズン立命館大学から最も早い時間に得点を挙げた。 だがその後は、再びFD更新できないシリーズが続き、第4Q最後にUB#39宮川中央突破ダイブが56ヤードをきっかけにして2個目のTDを奪うのがやっとという状況だった。 ******** 立命館大学ディフェンスの印象は、「強い」としか残っていないのだが、RB#33大崎へのスクリーンパスが連続ヒットしたあたりをしっかりと見ておく必要があるのかないのか、それを確認すべくGAORA中継を見て、次回以降の展望に生かせれば、と考えています。 この試合の展望コメントへ |