関西学生アメリカンフットボール Div.1 第1節



9月6日(土) 尼崎陸上競技場 15:00
TEAM1Q2Q3Q4Q合計勝敗
近畿大学710623461-0-0
甲南大学0707140-1-0
(現地観戦)
 
近畿大学
甲南大学
FG× 1Q
TD 1Q
2Q FG×
TD
TD
FG 2Q
3Q
TD
3Q
TD 4Q
G×
P×
TD
TD
FG
TD
4Q END
(作者Aのメモより)



 コイントスによって甲南大学は後半行使を選択し、近畿大学先攻で試合が始まった。リターナー#12春日井のリターンによって近畿大学は自陣21ヤードからスタートとなる。QB#3安倍によるオフェンスはシングルバックからTB#20土手下に左オープン1ヤード。そして第2Dで右WR#16大峠への縦パスが56ヤードというビッグゲインとなって一気に敵陣22ヤードへ到達した。しかし、ここは甲南大学ディフェンスが粘る。RB#7樋口のオープンランにはLBDBの上がりが早く、RB#20土手下もDL#75中原、LB#42山本に追われてしまった。結局第4DでFGを狙うがゴールポストを逸れてしまった。

 しかし、近畿大学2回目のオフェンスがTDドライブを行う。最初のプレーはRB#20土手下の中央突破だったが、左TE#4橋本へのパス12ヤードを皮切りに、WR#82三谷、#80へ左右の10ヤードほどのクイックパスが連続で決まる。さらに、RB#20土手下、#40中東のランプレーも進んでエンドゾーン前まで一気に達した。最後はQB安倍がディフェンスに追われながらも探し出したパスターゲットWR#16大峠へのTDパスを決めて先制した。
 近畿大学はさらに次のシリーズも自陣30ヤード付近から同じようなランパスによる10ヤードゲインを重ねながら追加点をあげ、さらに第2Q終了間際にはK#5青木が飛距離44ヤードのFGを決めた。

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 近畿大学オフェンスは前半5シリーズを2TD1FG成功1FG失敗1インターセプトという結果だが、最初のシリーズとインターセプトシリーズを除いて刻んだドライブを行ったところに力強さを感じる。オフェンスラインがディフェンスを完全にコントロール状態に置いたことで、ほとんどやりたい放題にゲインを重ねた。

 甲南大学ディフェンスは最初のシリーズこそDBLBの追い上げが目立ったが徐々にランパスにターゲットを絞りきれなくなってくる。DB#18金井のパスカバーとかLB#42山本の突っ込みとか単発で効果的なプレーもあるのだが散発では少し苦しく、エンドゾーン前での攻防も最後は押し込まれてしまった。

 甲南大学オフェンスは最初のシリーズをランプレーで攻め込むが中央付近は近畿大学DL#68泉森、LB#9堀内などの壁が厚くなかなか効果的なゲインを奪えなかった。
 しかし第2シリーズ以降ショットガン体型によるパスに切り替えるとWR#88吉田、#89、#83田中へのパスが連続ヒットしてミドルゲインを生み出した。メインのパスターゲットはもちろんWR#88吉田なのだが、#89、#83も負けず劣らずのアスリートである。
 第2シリーズはショットガンオフェンスで近畿大学陣17ヤードにまで達すると第4DでFGを狙う。しかし成功したかに見えたのだが反則により蹴り直しとなってしまった。
 第2Q終盤にはLB#99山によるパスインターセプトで掴んだ敵陣20ヤードのオフェンスシリーズをWR#88吉田へのクイックパスでゴール前1ヤードに迫ると最後はRB(LB)#42山本が中央付近を抜けて7点を獲得した。

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 後半も近畿大学オフェンスは衰えることはなかった。QBは後半から#10岡に交替したが、前半と同じようなRB#40中東、#7樋口、TE#4橋本、WR#6長谷川などへのランパスが決まり、さらにQB#10岡のオプションキープでロングゲインを稼ぐなどして得点を重ねていった。第4Qに入ってもRB#31美濃部、#84西原によるドライブなどで、合計11シリーズ中8回を得点に結びつけて開幕戦勝利を得た。
 ディフェンスもWR#88吉田などのパスにDB陣が振り回されるシーンもあったが、最後はDB&LB#5青木、DB#14須田のインターセプトで甲南大学の攻撃の芽を摘み取った。

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 ところで、近畿大学のキックオフでのパントカバーのまずさが目に付いた。大量得点になったことでキックのシチュエーションが多かったのだが、甲南大学リターナー#6松本のスピードが速かったこともあるが、自陣まで戻されたことが3回あった。

 またこの試合ではパントを蹴るシーンが1回しかなかったのだが、それをスナップボールを後逸してしまっている。どうもスペシャルチームのいろいろな所に課題がありそうな感じである。

 今季の近畿大学開幕戦は、オフェンスディフェンスとも調子の良いほうでスタートを切った。これが第2節以降も安定していることが望ましいが、それは次の試合が始まるまでは判らない。

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 甲南大学オフェンスは後半にも近畿大学のミスで掴んだチャンスをLB#42山本がRBとして登場して確実に得点に結びつけた。現在のオフェンスとしては、ランプレーよりもパスのほうが充実しているように見える。WR#88吉田のアスリートぶりを今さら言うまでもないが、WR#83、#89もDBを交わすテクニックとボールへの執着心を感じさせるレシーバーである。RBには#31増田など選手は揃っているので、今後のオフェンスの変わり方は楽しみである。



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9月6日(土) 尼崎陸上競技場 17:30
TEAM1Q2Q3Q4Q合計勝敗
関西学院大学1017714481-0-0
同志社大学0707140-1-0
(現地観戦)
 
関西学院大学
同志社大学
1Q
FG
TD 1Q
2Q TD
FG
TD
TD
2Q END
3Q
TD
3Q
FG× 4Q
TD
TD
TD
END 4Q
(作者Aのメモより)



 関西学院大学オフェンスは、QBに#10出原がスターターとして登場した。その第一プレーはノーマルなシングルバックのセットだったが、その後は春から繰り広げていたショットガンによるパスを絡めたオフェンスを展開した。そして、最初のインターセプトを除いて全てを得点機会に結びつける完璧なオフェンスを展開し、パントを蹴ることなく勝利した。ボールキャリーはRB#7岸とRB#6田中のスピードで抜ける中央突破ランプレーとWR#9福井、#18中島、TE#85宗助がパスターゲットとなる長短パスで組み立てている。


 ところで、同志社大学ディフェンスは結果として大量失点に見舞われた訳だが、その内訳は、数ヤードのショートゲインで止まるか15ヤードを越えるミドルゲインになるかのどちらかで、5・6・7ヤード付近で止めたプレーがほとんどない。つまりDLLBが前で止めた時は止まるが、DLの一線を越えられると追走する形になってしまっている。

 フロント陣はショットガンフォーメーションのQB#10出原に対してDL#56谷村、LB#47西内が追い掛け回してパスを止め、DL#99沖宗、#73松本はランプレーを封じる。さらにDB#26仲田がブリッツで突っ込んでくるなど昨年とは異質のディフェンスの勢いを感じるのはそうだが、フロントが効くときは完全に止まるが、それ以外はことごとくミドル〜ロングゲインになるという状態だった。

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 同志社大学QB#18水野によるオフェンスは、第1Q、WR#82久世をターゲットにプレーアクションパスを決め、さらに、RB#91長谷川とRB#19奥野による中央突破で前進を試みた。  第1Q最後から始まった自陣からの第3シリーズはランプレーとWR#80野原へのパスでフィールド中央まで達すると、クォータータイム休憩をはさんで、QB#8水野のオプションキープがディフェンスの隙間を縫って50ヤード超のTDランとなる。
 同志社大学OLと関西学院大学DLがイーブンに近い関係にあるので同志社大学オフェンスのランパスとも余裕があった。

 しかし、この後にも2回の得点機があったのだが、それが実にならなかったのが悔やまれる。
 その一つ目はフィールド中央からのWR#80野原へのロングパスだった。DBをかわしてエンドゾーン内へ駆け込んだのだが、ラインの反則で取り消しになってしまう。
 さらに前半最後のシリーズは自陣20ヤードからWR#82久世30ヤード、#81林へ10、さらに15ヤードと連続パスを決めてドライブを行った。だがエンドゾーン前4ヤードに達した時点で前半残り時間2秒。審判のレディーフォーのホイッスルと同時にスパイクして時計を1秒で止めようと試みたが、審判は2秒経過したと判断して得点に至らなかった。

 ところで、「たられば」を考えても仕方ないのだが、同志社大学側からみるとRB#1永冨の欠場が惜しい。サイドラインにはいたのだがプレー機会0(私のメモによる)だった。QBキープがTDランになるのであれば、もしも永冨がプレーしていたら・・と考えなくもない。

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9月7日(日) 宝が池球技場 11:00
TEAM1Q2Q3Q4Q合計勝敗
京都大学70314241-0-0
神戸大学01070170-1-0
(現地観戦)
 
京都大学
神戸大学
1Q
TD
1Q
2Q
TD
2Q FG
FL 3Q
TD
FL
FL
FG
3Q
TD 4Q
TD
G×
END 4Q
(作者Aのメモより)


 両チームとも最初はパス主体のオフェンスを繰り広げた。神戸大学はQB#10江端からWR#12村上正、#9村上健へ、京都大学QB#4川並はWR#34飯田などをパスターゲットにする。しかし神戸大学はパスコントロールが定まらず、また、レシーバーもキャッチミスなどでゲインならず、京都大学もDLLBに追われて余裕がない。そのままパントの蹴り合いが続いた。

 このような状態の中で京都大学自陣20ヤードからの2回目のオフェンスシリーズで右WR#81小寺へのロングパスが通った。DBがランケアで上がった逆を突いて独走の63ヤードパスとなって相手エンドゾーン前17ヤードに達する。さらにRB#32大木の中央突破でFD更新すると最後はWR#34飯田へのクイックパスで京都大学が先制した。この試合は少なくとも京都大学はランによる時間消費ドライブが続くかと思ったのだパスを混ぜたオフェンスの組み立てとなっているようだ。

 一方の神戸大学は今度は中央突破ランを仕掛ける。すると、これが予想以上にゲインした。自陣36ヤードからRB#33大崎の左OT付近の中央突破で11ヤード、RB#39宮川が12ヤードと連続ゲインする。そして次はWR#9村上へのプレーアクションパスが決まって20ヤード前進と神戸大学オフェンスが一気に波に乗った。
 このシリーズはエンドゾーンまで20ヤードに迫りながら反則罰退などで得点にはつながらなかったが、第2Qに突入して始まった次のシリーズも再び自陣36ヤードからRB#39宮川の中央突破ラン連続キャリーがゲインを続けて3回のFD更新する。さらに、ここからWR#9村上へのパス14ヤード、RB#39宮川の中央突破25ヤードとビッグゲインを重ねてTDを獲得して同点とした。
 この時の京都大学DLは#92高谷、#9中野、#19大鋸、#10市川という布陣だった。春には力強いラインだったのだが、秋リーグ戦で中央を大きく抜けられるようなシーンを見るとは夢にも思わなかった。

 京都大学オフェンスはパス中心のオフェンスが続くが、DB#37野村、#25矢野川などのパススカバーが完璧で投げづらい状況が続く。結局ランプレー重視にしてFDを2回更新するが、直後に投じたパスをDB#25矢野川にインターセプトされてしまった。

 第2Q残り時間僅か(ゲームクロック故障につき時間不明)になって神戸大学はフィールド中央付近で攻撃権を得ると、WR#85大西へのミドルパスで敵陣20ヤードまで侵攻すると、最後は#17吉村によるFGを決めて前半を神戸大学3点リードで前半が終了した。

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 前半は京都大学がライン戦で劣勢だったので神戸大学の攻守ばかりが目立った試合だった。
 京都大学オフェンスはランパス均等なのだが神戸大学のDL#92家入、LB#55岩田などの壁が厚く、RB#32大木、#33池上の中央突破ランは最大でも5ヤードまで止まってしまう。パスも前列のプレッシャーが厳しくてサックされたり、DB#37野村、#25矢野川のパスカバーが完璧なこともあってレシーバーが空かない。短い距離のパスはヒットするのだがLBやDBの付きがはやくてパスキャッチ後のゲインが出来ない状態とオフェンスは手詰まりだった。
 つまり最もゲインするのが中央突破ランだったのだが、途中でパスを絡めることによってシリーズが止まってしまっていた。なので中央突破ランだけに集中していたらもしかしたら展開が変わっていたかもしれない。

 ディフェンスは神戸大学OLにコントロールされまくりでRBの中央突破ランは1回で10ヤードをゲインする様子は、春からの京都大学ラインを見ていると信じられない光景だった。ただし第2Qのドライブされ続けたシリーズでDL#92、#19、#9、#10という布陣で#31中村はLBに配され、さらに、#97近藤も試合後半にはLBに加わっていた。今年のディフェンスもこのような布陣で行くのかだろうか、気になるところである。なお、神戸大学の中央突破ランがゲインした理由がこのDL配置にあるのかいなかは、よく判らない。

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 神戸大学はオフェンス・ディフェンスとも絶好調のままで前半を終えた。それでもベンチがお祭り騒ぎではなかったのは、それなりに想定していたシチュエーションだったのかもしれない。
 ただ一つ気になることがあって、それはオフェンスのプレー開始が25秒ギリギリになることだった。それもサイドラインからプレーを入れてセットするまででかなりの時間を使ってしまうのでフィールド内の選手の責任だけではない。はっきりとカウントしていないのだが前半で最低でも1回のタイムアウトはディレイを回避するために消費されている。それ以外にも、慌てたプレー開始というシーンが多かった。

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 後半京都大学の攻撃で再開するのだが、RBの中央突破でいきなりファンブルロストにより神戸大学に攻撃権が移る。フィールドポジションは京都大学陣30ヤード。神戸大学はここからTE#43石原へのスクリーンパスで12ヤード前進し、RB#32森のドロープレーがディフェンスの間をすり抜けてしまい、後半開始早々に追加点を上げた。これで得点差は10点に広がる。

 続く京都大学オフェンスは自陣でボールをファンブルするなど不安定さ如実に現れて、FD更新も出来ないままにパントを蹴ることになった。そして神戸大学オフェンスのポジションは京都大学陣40ヤードとあって、京都大学は絶体絶命、神戸大学にとってはとどめのTDを奪う絶好のシチュエーションが整った。

 だが、ここが神戸大学側の頂点となってしまった。ここから試合の流れが急転する。

 神戸大学は敵陣40ヤードからの攻撃で中央突破ランにボールをファンブル、そのままターンオーバーとなってチャンスを逸してしまう。ここは京都大学もFD更新ならず攻撃権交替。神戸大学は自陣30ヤードから。しかし、ここでもランプレー途中にファンブルロストとなってしまい、試合の行方が怪しくなってくる。

 敵陣地での攻撃権を得た京都大学は、QB#4川並のキーププレーでエンドゾーン前10ヤードに接近する。しかしここは神戸大学の執拗なディフェンスにあってFGの3点に終わってしまった。だが、京都大学側はまだ可能性があるということをしっかりと認識した3点だった。

 続く神戸大学オフェンスは右WR#85大西へのパスなどでフィールド中央付近に達するのだが、ここでディレイの反則1回とディレイ回避のためのタイムアウト行使というテンポの悪さが露呈してしまった。そしてドライブが止まる。

 神戸大学のディフェンスはこのあたりから急激に運動量が落ちてしまい、京都大学に自陣からのTE#89東へのパスやRB#32大木のランで大きくゲインされ、さらに微妙な判定のパスインターフェアによってエンドゾーンまで30ヤードに迫られると、TB#33池上のオープンラン1発で同点にされてしまった。

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 さらにパスインターセプトから京都大学が1TDを追加して京都大学リードとなった試合終盤、神戸大学オフェンスもRB#39宮川、#33大崎のランプレーが大きくゲインし続けているのだが、ここにきて京都大学デイフェンスにパスを狙われてゲインが止まってしまう。

 残り4分少々の時点でフィールド中央付近からパントを蹴る。これを京都大学陣1ヤードに止めて京都大学の攻撃を封じ込めると、残り3分少々から最後のオフェンスシリーズが巡ってきた。

 しかし、フィード中央付近からRB#39宮川へのスクリーンパスでFD更新するも、ホールディングの反則罰退分が効いてしまい、第4Dロングシチュエーションのパス狙いをDL#92高谷にサックされてしまった。

(以下続く、かも)




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9月7日(日) 宝が池球技場 13:50
TEAM1Q2Q3Q4Q合計勝敗
立命館大学771434621-0-0
関西大学000000-1-0
(現地観戦)
 
立命館大学
関西大学
1Q
TD
1Q
2Q
TD
2Q END
RTD 3Q
FG×
TD
3Q
TD 4Q
FL
TD
TD
TD
P×
TD
4Q END
(作者Aのメモより)



 関西学生2連覇を狙う立命館大学の登場である。オフェンスはQB#18高田を中心にWR#11木下、#19冷水、そして新調なったOLも#50佐藤、#63人羅、#75伊部、#76澤田と昨年から経験を積むメンバーが並んだ。しかし、試合前半は5シリーズで2パント1インターセプト2TDという結果に終わり、「らしさ」を感じられなかった。

 第1シリーズ自陣43ヤード付近からRBへのハンドオフプレーとWR#11木下、#19冷水への短いパスをつないでFD更新すると、RB#22佃の中央突破で一気にエンドゾーン前に到達、最後はTE#89栗山へのパスで速攻立命館大学が先制点を挙げた。大量得点試合の幕開けという雰囲気だったが、ここから立命館大学オフェンスが静まってしまった。

 関西大学のディフェンスは特にDL#90和久、#95古川がQB目指して突っ込んでくるのでQB高田に迷いが生じるようでQBサックロスのシーンが何回かあり、2シリーズ連続でパントを蹴ることになった。
 さらに前半最後のシリーズもエンドゾーン目前に達しながら、DL#90和久のパスカットや、DB#7松本、#9吉村の執拗なプレッシャーを受けて最後はDB#33長谷川にインターセプトを喫するなどで、立命館大学らしさオフェンスとは少し異なっていた。

 ところで、QB高田がディフェンスに追いまわされるシーンを久しぶりに見た。立命館大学ショットガンを追い詰めた試合として私が最も記憶に残っているのが2001年の近畿大学戦(12−7)である。OLB#9甲斐がOLの外からQB目がけて突っ込んでQB高田に何度も手が届いていた。この日も関西大学DEがQB目がけて突っ込んでQBにプレッシャーをかけ続けたことがオフェンス不安定の原因だったのではないだろうか。
 やはり立命館大学ショットガンを止めるためにはQBを追い掛け回すのがベストな手段だと思う。QBを追い掛け回してパスを投げにくくし、そしてILBとDBがカバーしている中央付近のランプレーに追い込めば、なんとか止まりそうな感じもする。DEとOLBにQBを追いまわす才能に長けた人材を配置し、ILBが中央ランケア、CBがパスケア、そしてS(DB)がランとパスをケアという布陣では如何でしょう。

 さてこの日の立命館大学オフェンスが不調だったのはQBへの圧力があったからだが、しかし、開幕戦だったことでQB高田の判断が鈍かったとか、OLがDLをフリーにさせすぎた、なども考えられる。このあたりが今後、どのように変わってくかを見ていきたい。

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 関西大学ディフェンスはDL#50義政、#90和久、#95古川、#92澗随、LB#7松本、#6野口、DB#9吉村など積極的な攻めのディフェンスで立命館大学オフェンスといい勝負をした。オフェンスもWR#19加門がレシーバーとリターナーでその快速振りを披露した。さらにTE#81岩田とこの日は出場なかったがWR#17大谷などパスターゲットも揃う。オフェンス・ディフェンスとも今後の試合が楽しみである。



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