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大阪産業大学は京都大学戦、近畿大学戦あたりからQB#5藺牟田−WR#88中村へのパスを切り口にしてオフェンス攻撃の幅が広がるようになってきた。 QB#5藺牟田は、夏のNEWERAボウルでもレシーバーへ鋭いパスが通っていたように、本来は思い切りのいいパスを投げるQBである。レシーバーも#88中村、#1杉本の2名だがアスリートが揃っている。さらに、RB#2磯脇と前節#40瀬川が復帰し、1年#33阪本も登場してきた。バックス陣はランパスオフェンスを繰り広げられるだけの下地はある。あとはチームスタッフがQB藺牟田他オフェンス陣にとって緊張せずプレーしやすいような環境を整備するだけだ。 ディフェンスもDB#8森崎、DB#21植木、DL#58石丸などアスリートが揃っている。立命館大学を相手に前半戦をオーバーパワーして試合をコントロールしたのが圧巻だった。しかし、少数精鋭絶対的なメンバー不足が体力総和の差となって黒星を喫したのが前の2試合である。能力以外のところで試合が決まってしまったのが惜しい。 ******** 甲南大学オフェンスは開幕戦をQB吉田が指揮し、その後は#大西との併用になっている。バックス陣はプレー毎に5名総替えによるがRB#33近藤、#2油井などいろいろなメンバーによるランパスを繰り広げるべく試みている。こういう布陣のもとで、近畿大学戦をFG3点で待望の白星をゲットしたが、その後は関西学院大学戦から1TDを挙げ、立命館大学戦でもエンドゾーン前まで迫ったのだが、そこからの道のりは遠かった。 一方ディフェンスはDL#58澤谷、LB#42山本、#43宮井などアグレッシブに鋭い突っ込みタックルを見せるメンバーも揃っている。また、今期大差のついた試合でも最後までボールキャリアを止めるべくいろいろと試みていた姿勢が、そろそろ生きてくる頃だろう。 ******** この試合は、大阪産業大学QB#5藺牟田によって繰り広げられるランパスがバリエーションもあって相手ディフェンスを惑わしてしまいそうだ。ただ甲南大学ディフェンス陣も勢い良く前に出るメンバーが揃っている。おそらくQB#5藺牟田には厳しいプレッシャーがかかることだろう。このプレッシャーをかいくぐって自由奔放なプレーが出来るか。ディフェンスのプレッシャーからQBを守るOL陣の働きが重要なのはもちろんのことだが、キーマンは攻守両面出場になりそうなので、この試合でもスタミナ面が少し気になるところである。 一方甲南大学オフェンスの攻撃手段というのが、これまでの試合で何がメインになるのかはっきりと見えてこないところがあるが、QB吉田でもQB大西でも、どちらも持って走れるQBであり、さらにこれまでの試合でバックス陣フルメンバーによる実戦経験がそろそろ生きてくる頃だろう。 この両校攻守がどのような力量なのかを比較する方法が無いに等しく、したがって、どのような展開になるか予想しにくい試合である。おそらく力量的には均衡しているので、お互いの攻守攻防を見ることが出来る面白い試合になるだろうことは間違いない。 |
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関西学院大学今年のオフェンスは一言で言ってしまうなら未だに不調という状態にある。前節では神戸大学の分厚いディフェンスに苦しいまでの閉塞感が漂っていた。パスはインターセプト、ランは止まり、さらに、エンドゾーン目前にしてそこからプレー数が必要。FGでの加点に終わってしまう。神戸大学側のミスがなければ前半を10−7という小差、もしかしたら3−7とリードされてハーフタイムを迎えてもおかしくない試合だった。 今年の関西学院大学オフェンス陣容はQB#16尾崎が陣頭指揮し、OLはメンバーが固まっていないがそれでもG#71蔵谷が復帰してきた。春から課題だったレシーバーにはWR#80中林、#25杉田、#88松本、#89東井が成長してきているのが伺えるが、QBとのコンビネーションという点では今一歩である。ランプレーではRB#33杉原、#30岡村、#6田中とタイプの違うランナーが揃いランドライブは形になっている状態である。 K#15中野が好調で飛距離のあるキックFGも長距離を決めている。しかし、彼も前節神戸大学戦では不調だったのが気にかかるところだ。 ディフェンスはDL西村、佐岡、今東でどうにか固定されてきた。LBには#53財満、#49永田、#34田中の反応の素早いメンバーがクイックパスには対応できる。DB陣も#29河合、#22田尻に加えて#23、#38、#21などが徐々に加わってきている。ただCB裏へのロングパスについては少し不安が残る。 ******** 一方の近畿大学は、神戸大学甲南大学に惜敗、同志社大学に大勝したと思ったら前節大阪産業大学には辛勝とこちらも一進一退の試合が続く。 オフェンスはRB#20土手下とTE#34金子を中心に、RB#39大坪、#35碓井、WR#81中川、#82三谷、#27鉾山とバックス陣は豊富である。ただこのオフェンスが昨年までと同様に調子の良い悪いの差が大きい。乗ればランパス派手なオフェンスをするが、悩み始めると完全に手詰まりする。そのギャップが大きいのが難点ではある。 具体的にはOLが時間を稼げない、QBの強引なスクランブル、WRがフリーに成りきれないというところなのだが、それでも前節はTE#34金子、RB#20土手下の活躍で強引に白星をゲットした。ただオフェンス全体的に潜在能力はある。良い方向に回転すれば簡単には止まらない厄介なオフェンスを繰り広げることは可能だ。 ディフェンスは第3列DB陣#18西村、#26中路,#5青木、#25安藤がランにパスに鉄壁を誇っている。前節大阪産業大学戦、前々節同志社大学戦とパス主体のチームに対して完璧なパスディフェンスを披露して再三のパスカットを見せた。これに血気あふれるDLLB陣#65古巻、#85岸上、#43西川の鋭い突っ込みが相手攻撃をほぼシャットアウトしている。 昨年のこの対戦は第2節に行われて、第4Qに近畿大学が同点に追い付いた。しかし、近畿大学は自分たちが関西学院大学に同点に追いついたという事実を信じられなかったように見えた。そこから近畿大学が緊張してしまったのかディフェンスが下がってしまったことで関西学院大学に勝利を奪われてしまったとう試合だった。 同点逆転も十分にあり、その後の関西学院大学の心中を察した上で攻守何をすべきか、までを戦前にイメージしていれば、昨年の2試合は結果は変わっていたかもしれない。そして今年も十分に射程圏内にある。総合的に見れば両校には大きな差が存在しないと思っているのだが。 ******** さてこの試合だが、両チームともどちらかと言うとオフェンス低調であり、それぞれ相手ディフェンス側が上回った状態ディフェンシブな試合展開になるだろうことは容易に想像できる。こういう状況からどちらが先に脱するか、あるいはFG3点でもなんでも得点を積み重ねていく、あるいは相手ミスに付け込んでワンチャンスを物に出来たチームが、という試合になりそうだ。 関西学院大学オフェンスと近畿大学ディフェンスの対戦は、もちろんポイントはQB尾崎のランパスパフォーマンスを近畿大学ディフェンスが止めるかだが、ミドルレンジ以上のパスはレシーバーマークの厳しい近畿大学第3列を相手には容易には成功しないだろう。ショートパスもパスキャッチ後のゲインはCBの素早い上がりを受けてしまって期待できそうもない。 残るはランプレーなのだが、RB#33杉原、#30岡村、#6田中と揃うが中央オープンを大きく割れる様なディフェンスでもない。QBスクランブルやドロー・プレーアクションなど様々なフェイクプレーで近畿大学ディフェンスがどこまで撹乱できるか。おそらく丁寧にランによるショートゲインを積み重ねることが唯一のロングドライブ条件になるだろう。 さらに、前節までの試合でエンドゾーン間際になると何故かゲイン出来なくなる奇妙なところもあり、この試合でも効率よくドライブが繋がるシーンはそうは多くはないだろう。さらに反則罰退の多い今年のチームにあってはドライブの流れを止めてしまう反則ミスは厳しい。 近畿大学オフェンスと関西学院大学ディフェンスの展開も、QB#3安倍のランパスパフォーマンスが調子良く繰り出されるか否かで大きく変わってくる。それはどれだけの余裕があるか、余裕を自分で感じるかで決まってくるだろう。それをささえるOL陣、バックス陣、まさしくオフェンスチーム一体となったパフォーマンスが必要になってくる。 ロングパスターゲットWR#81中川、#27鉾山へのパスが1本でも決まれば様子は変わってくるのだが、レシーバーがDBのカバーを振り切ることが出来るか、それをQBが待つことが出来るか。そして、いざと言う時のパスターゲット(セイフティーバルブ)を探す広い視野があるか。キーポイントはQB安倍からの長短パスが適度にヒットすれば近畿大学オフェンスのペースと言えよう。 さらにランプレーでは、RB#20土手下の個人技が注目された前節だが、RB#39大坪、#35碓井の中央突破ランにいよいよ登場するかアスリート#99杉田。 両チームオフェンスがある程度ゲイン出来たとしても、ディフェンス優位は変わらないだろう、したがって必然的にロースコアの試合展開になると思う。そして、試合終盤までロースコア僅差の展開になったときに、精神的に浮き足立ってくるのはどちらが先か。第5節西宮スタジアムシリーズ突入の第1日目、面白い試合になりそうだ。 |
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神戸大学は、開幕戦近畿大学に勝利後、京都大学関西学院大学戦の惜敗が続く。特に、前節関西学院大学戦にはいろいろと準備して試合に臨み、巧みにディフェンス網を潜り抜けて先制点を奪い、また相手攻撃もかなり止めていた。それが、ほんの少しのミスが致命傷に広がってしまう惜しい。 さて今年のオフェンスは、QB#10江端と#33大崎の併用から#10江端単独起用へと変化してきたが、それはTBの人材拡充という意味もあったのかもしれない。ただどちらにしても、オフェンスで効果的なゲインが出来ていない状態である。京都大学戦第4Qとか近畿大学戦後半とか印象に残っているシーンを列挙できてしまうのは逆にさびしい。 RB#宮川、西澤の中央突破ラン、TB#33大崎、QBオプションキープという神戸大学らしい攻撃が見えてこない。京都大学戦ではパスTE#85萩原、#43石原、WR#7竹山、#9村上へのミドルパスが最後に炸裂して試合が盛り上がったが、前節関西学院大学戦ではコントロールが悪くランもパスも今一歩と調子に乗り切れない。 一方のディフェンスはDLLBDBともにしっかりとしたメンバー構成となっていて厚い壁を築いている。DL#89牧野、#73池渕、LB#6肥田、#55岩田、#41山本かアグレッシブなディフェンスを敷き、中央突破ランプレーには全員ディフェンスで大きなホールが開かない。さらに、パスのためにドロップバックしたQBへの突っ込みでQBサックシーンも量産していく。さらに前節関西学院大学戦で威力を発揮したのが第3列DB陣#17吉村、#5天野、#37野村のパスディフェンスで、レシーバーをフリーにするシーンがほとんどなかった。 ******** 同志社大学は前節京都大学戦、第3節近畿大学戦とこの2試合とも元気がない。QB#8水野によるオフェンスは頼みのレシーバー陣WR#83要、#82久世、#4天野、TE#89池内に厳しいマークが付いてこともあって、パスを完封されてしまった。ランプレーも、#1永富、#31澄川や、前節復帰した#91長谷川の中央・オープンプレーでも効果的なゲインを奪えず結果として散発的なゲインに終わってしまい、なかなかTDドライブにつながらない。 またディフェンスも開幕戦からボールキャリアに触れることは出来てもタックルできない状態が続いた。前節京都大学戦では、ボールキャリアと中央突破ランプレーということが、ほとんど判っていながら止まらない状態にあっては為す術がない苦しい試合だった。 ******** さてこの試合のポイントだが、両チームともオフェンスが波に乗り切れない状態が数試合続いているが、相手ディフェンスとの力関係によるところが大きい。この試合は、同志社大学のパス攻撃が神戸大学パスディフェンスに通用するか否かで試合内容が決まってくるかもしれない。同志社大学QB#8水野からエースレシーバーWR#83要、#82久世、#4天野などへコントロールのいいパスが飛んでいくか。神戸大学LBDB陣に完璧なパスカバーをされてしまうようならば、同志社大学の攻め手段が消えてしまいそうだ。 一方の神戸大学オフェンス対同志社大学ディフェンスは、最初は苦労するかもしれないが、RB中央突破、オプションプレー、ショートパスという多彩な攻め手段が時間とともに、なんとかドライブできるようになってくるだろうが、それが試合の中盤か終盤か。それが試合内容を大きく分けそうだ。 |
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今年の立命館大学オフェンスもQB高田のランパスが冴える。パスターゲットはWR#19冷水、#11木下、#9西川、RBには#32野本、#39礒谷が復活し、さらに#3齋藤とタレントが控える。ここからショートパス・ロングパス・スクリーンパス・ショベルパスありで、前半4試合は得点の山を築いてきた。対戦相手の中にはディフェンスの鋭いチームもあったが、それさえも結局は立命館大学特有&脅威のスピードと嗅覚でフリーコースを見つけだすと、そのままロングゲインTDというシーンが続出した。 一方ディフェンスのスピードは脅威としか言いようがない。DL#92紀平、#56平井、#90飾磨にLB#5西、#99八木とDB#13小路が揃う。DLの素早いラッシュでQBサックを増産し、RB中央突破もほとんどゲインできない。さらにRBオープンへのプレーにもDELBCBのスピードで詰められると横には流れても縦には絶対にあがれない。 唯一不安が残る点はLBDB間へのパス、左右コーナーへのパスである。これもQBへ突進するDLのスピードが速すぎて連続して何回もパス成功とはならないだろうが、しかし試合を決める重要なパス1本を通される可能性はある。 ところで立命館大学にとっての外的要因による不幸なことを一つ挙げるとすれば、関西学生DIV1の上位校と中位校との差があることでリーグ戦前半節と後半節とで戦い方が大きく異なってしまう点である。 関西学院大学も京都大学も前半節からいろいろと攻守攻防に苦労しながらも白星を重ねている。このアメリカンフットボールをする上での苦労によってチームが成長していって後半節に突入していく。ところが立命館大学の場合、前半節は何もしなくても地力だけで白星をゲットしてしまう。そして後半節になって初めてアメリカンフットボールらしい攻防を繰り広げる試合に突入することになる。もう少し強引に言うなら、これからがアメリカンフットボールシーズンの開幕である。しかし、関西学院大学や京都大学はすでに開幕して1ヶ月以上経過している。 これまでの4試合でオフェンスは、FDドライブを積み重ねるという攻撃スタイルを敷けないほどの能力差で圧勝してきたが、それはつまりアメリカンフットボールらしい攻防を繰り広げていないということでもある。本当に苦しい状況を経験した関西学院大学京都大学と、経験をしていない立命館大学。この差は大きい。 QB高田のオフェンスも力をつけては来ているが、DLLBの鋭いチームに手詰まりになって、思い通りの組み立てが出来ないというシーンがあった。それでもこれまでの試合では何回かに1回はビッグゲインしてしまうので大きな問題にはならなかった。だがこれからの試合はドライブできないシーンが続くと考えたほうが良い。それをいつ経験して、その対策をいつ行うのか。 試合時間コントロールという点でも大量得点の試合では試合時間を気にする必要もなくなってしまう。昨シーズン最終戦関西学院大学戦での2ミニッツオフェンスをいろいろなところで批判されたことに依るのか、第3、4節ではそれらしい練習を試みていたのが今年の特徴ではある。 ただ、他校と比較してやはりタイムアウトの取り方がぎこちないし、それ以前に、ボールキャリアが無理して数ヤードを稼ごうとして内に切れ込んでボールデッドというシーンもあった。このあたりの試合時間コントロールという点で上手に機能するかどうか、接戦になったときに、このあたりが勝敗の行方を左右するポイントになりそうだ。 ******** 今年の京都大学オフェンスは第2節神戸大学戦までQB#4川並を起用したパス重視のオフェンス、その後は#18金沢によるランパス均等オフェンスで組み立ててきた。ロングパスの脅威という点ではQB川並のほうが上という見方もあったが、この2試合でQB金沢のパスにもショートからロングまでの様々なパスを見られるようになってきた。そのパスターゲットには#81小寺、#48四方、#9仲田、TE#85金光がロングからショートのパスターゲットになる。 また、UB#31大住、TB#2高見、#33池上の中央突破がこの2試合でビッグゲインの連続となっている。ただし、これはライン戦の結果であってOLとDLの対戦結果が大きく影響してくるので、立命館大学を相手に通用するか否かはなんとも言えない。 ディフェンスはDL#52大鋸、#90浦上、LB#45伊藤、#97近藤、#5河田、DB#20山本、#14金氏という布陣である。神戸大学戦、大阪産業大学戦で様々なコースへのパスに通されていたが、前節同志社大学戦ではパスでゲインを奪われたというシーンはない。パスディフェンスも整備されつつあるのだろうが、それでも立命館大学ショットガンオフェンスに対して完璧かどうか、少し不安を感じてしまうところではある。 なお昨年の立命館大学戦ではDL6人DB5人という特殊な体制で試合に臨んでいる。これはQB高田のショットガン対策であり、ショートパス・ショートゲインは仕方ないがロングパスだけは絶対に防ぐということを目的とした配置である。今年もこの体制で試合に臨む可能性がある。 京都大学の武器としては前節で本格復帰そてきたK#28西のキック力が大きい。飛距離40ヤードぐらい(ホルダー敵陣30ヤード付近、つまり第4Dで敵陣25ヤード付近)のFGは確実に決めてくれるだろう。またP#14金氏の絶妙なパントキックは、距離を稼いでなおかつ相手にリターンさせないようにサイドラインを割るキックを蹴ることが出来る。京都大学としては、相手をエンドゾーン付近に追い詰めてフィールドポジションを優位に、かつ、そこからドライブに時間を消費させてという試合に持ち込むことは出来るだろう。 ******** さてこの試合だが、京都大学攻守が立命館大学攻守にどの程度通用するのかによって試合内容が大きく変わってしまいそうだ。 ポイントは京都大学オフェンスが中央突破ランで仕掛けるにしろ、クイックパスで仕掛けるのであっても、立命館大学のスピードあるDLをかわして、何回もドライブを積み重ねることが出来るかどうか。 そして、立命館大学ショットガンから繰り広げられるランパスを、京都大学ディフェンス陣がスクリメージライン付近でシャットアウトできるかどうか。ボールキャリアであるWR#11木下、#19冷水、RB#3斎藤などのスピードに京都大学ディフェンスがついていけるか。 京都大学ディフェンスが立命館大学オフェンスの派手なランパスをとめること、そしてQB高田にプレッシャーがかかって迷いが生じてくれば、よしである。さらに、京都大学オフェンスがランでもパスでもゲインできれば、こちらもよしである。つまり、今年の立命館大学が攻守とも追い詰められたシーンがないので、そういうシーンに持ち込んで立命館大学側が手詰まり感や焦り始めたら、試合も均衡してこよう。 京都大学得意の試合展開に持ち込めるか、それとも、立命館大学得意の試合展開となるか。攻守両面での綱引きはどちらが優位に働くか。 |