「昨日の○△対○*の試合、見た?」 「見た見た。あのスーパーキャッチ。あれなかったら○△負けてたよね。」 「そうそう。でも、ここには△△のインターセプトが勝因て書いてある。」 「へーなーるほど。確かに#$のパス、調子悪かったよね。だから値千金のイ ンターセプトなんだー。」 試合の翌日、あなたはスポーツ新聞を読みますか?。以前は私も、甲子園ボ ウル、ライスボウル、そして関学京大がそれぞれ京大関学だけを目標にしてい ればよかった頃の関京戦の翌日には、必ず駅の売店でスポーツ新聞4紙を買っ ていました。 さらに、甲子園ボウル当日は、試合終了後に大阪駅周辺で時間を潰して、夜 7時過ぎに駅の売店に早刷りが並ぶのを待ちます。そして4紙を買い込むと(K) と一緒に喫茶店で「あーだ。こーだ」「ふむ、ふむ」と、くい入るように見て いました。 最近は新聞代も高価になったり趣味趣向で2紙に減りましたが、それでも、 私事中の鞄の中に潜んでいます。 家に帰って(K)に見せると、 「みんな同じことが書いてあるのに、なんでいっぱい買ってくるの。またゴミ が増えるでしょ。」 とおこられます。 でも、書いてある中身は当然のことながら微妙に違います。それぞれの記者 がどこを見て何を感じたか。また、コメントを誰に聞きに行き、なんと答えた か。試合展開をどう分析するか。さらに、寄稿文として掲載される過去選手・ 某監督の試合分析等々各紙各様です。 スポーツ新聞の役割の一つ、『好試合の感動を読者に伝える。』で余韻に浸 りながら、『あの試合、他の人はどう見てるのかな。なるほど、そんな捉え方 もあるのか。』という時間が好きです。 私と同じ様な人がいるかどうかは判りませんが、そういうスポーツ新聞と同 じ様な役割を果たせたらと思ってこのHPを書いています。「あの記者はこう 書いた。こっちの新聞にはこんなことを言っている。でもテレビ放送の解説者 は違うことを言っていた。あのHPには・・・」でこれからもよろしくお願い します。もっとも、新聞に休刊日があるように、私も時々コメント遅延や無期 延期になったりはしますが。 ところで10年ぐらい前のスポーツ新聞記事には、試合中のボール位置を示 すタイムチャートのようなものがあった。横軸に時間、縦軸にフィールド位置 をとって試合経過を現していた。それに倣って作成したものが下のGIFで、 第52回毎日甲子園ボウル関西学院−法政大学のチャートである。(私のメモ に基づいて作成したもので、メモ不備や作成途中のミスも予想されるので、参 考資料として扱ってください。) |
□=FD&パント開始位置 黒線=パント
青線=関西学院のオフェンス 橙線=法政大学のオフェンス
縦軸=フィールド位置 横軸=時間
関西学院は下から上へ
法政大学は上から下へ
チャートの見方を、甲子園ボウル回顧と兼ねて簡単に説明します。 ・第1Q、関西学院オフェンスでQBサック等による後退が2シリーズ続く。 ・第1Q12分頃の法政大学パントに対して、関西学院ナイスリターンにより敵 陣48ヤード付近から攻撃開始。(パント地点とFD地点の表示のみでパント 距離リターン距離はメモ不備により表示していない。) ・第3Q、序盤で関西学院先制も、以後は完全な法政大学ペース。しかし、第4 Q、11分頃の法政大学の反則とその直後のポストパターンパス成功が、試合 の流れを大きく変えた。(反則罰退距離は表示していない。) 今回の甲子園ボウルは、このチャート作成を目標として試合中にメモをとって いたのだが、全プレーの開始点終了点とその時間を記録しなければ完全なものは 出来ないということを実感した。最近は専門誌を含めてこのようなチャートを見 たことがないが、このあたりに理由があるのだろうか。 |
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