例えば、周波数帯域幅100
MHzのオシロスコープでは、1 kHzの信号で6
div(6目盛)の波形が見えていても、同じレベルの100
MHzの信号は6 div×0.7で4.2
div(4.2目盛)しか振れないことになります。このことがわかっていないと、上限周波数付近の信号を30
%も低い電圧値として読みとってしまいます。
それでは、誤差が3%以内で読みとれる周波数はどの辺かといいますと、上限周波数の約30%の周波数(
0.3 f
)が目安です。つまり、14MHz帯を正確に測るためには50MHzオシロスコープが、28、29MHz帯の場合は100MHzオシロスコープが最低必要になります。