レビュー 『やまと 1/24 AV-98 イングラム』
Review:2009/06/21 発売:2008/04/29 販売:やまと

やまと/フレックスの“でっかいの大好きーズ”から、
今度は1/24 全高30cmのイングラムが登場。

定価¥29,400とお値段もでっかいです。
が、大きいことはいいことだ!

プロポーションはちょっと太めのバランス。
写真とかだとちょっとトップヘビーな印象を受けがちなんだが、
煽りとかで見るとけっこうこのバランスがしっくりくる。

意外だったのは全身全塗装なこと。いつもの少々安っぽいやまと製品と違って、
つや有りの表面処理がレイバーの“自動車外装イメージ”と合致して
かなりかっこいい!
軽く墨入れしてやると引き締まってヨイです。

関節カバーはラバー製。こいつがレイバーの肝だが、
このカバーはなかなか良い質感が出てるんではなかろうか。

もともと品質保持は甘いメーカーなんで、
全塗装ゆえにバリ残しや指紋があるとかなり目立っちゃうんだが、
ウチのは運良くそれほど酷いのは無かった。
パッケージがクローズボックスなんで完全に運試しだね、このへんは。

ちなみに、ナンバープレート等の小さい文字の印刷は
こすると簡単に消えちゃうそうなんで、いじるときは注意。

下半身フレームには金属も使用されてるので、
持ったときのずっしり感はかなり気持ちいい。
関節の硬さも重量に負けない適度な調整(ウチのはね)。
初回生産分は腰関節の硬さが弱かったようだが、再生産分はちゃんと調整入ったみたいだね。

大スケールな割りに全体のディテールは簡素なんだけど、
要所、ナンバープレートや胸ダクトのエッチングパーツ、頭部カメラバイザーの内部とか
細かいとこが凝ってるんで、
『大スケールもの』としての見栄えはかなーりイイね。

そして目玉ギミックはこれ。

背面のスイッチで肩のパトランプと胸のライトが発光!
パトランプはLEDを順番に点滅させて「回ってる」感じをがんばって再現。
黄色のランプと胸のライトは一定間隔で点滅。
この雰囲気はかなりイイねー。

欲を言えばサイレンの音声ギミックも欲しかったかも。
なまじ雰囲気いいんで音が無いと寂しい(笑

そしてイングラムといえばコレ、のリボルバーカノン↓

ホールド…

アップ!

ファンファンファンファン

イイネイイネー。

右足格納庫ハッチ開放と同時に
スプリングでリボルバーカノンがポップアップ、
手首伸長、
両手で正面構え。
イングラムお約束のギミック群はかんぺきです。

肩関節の構造はかなり練られてるんで、ポーズはつけやすい。

お約束その2、パイロットの昇降ギミックも当然搭載。
もうちょっと上まで来て欲しかったが、まぁ贅沢かな。
上面ハッチのギミックが凝ってるのは大スケールならではだね。

リボルバーカノンも大きいサイズならではの凝り方。

シリンダーとハンマーが可動。
グリップには磁石が入ってるので、手首へのホールドが安定してるのはイイね。

弾丸は一発ずつ着脱可能。
バカだなぁ…(笑
ちなみに、左の四角いのは光ディスク。
背面のメンテナンスハッチに挿せます。
バカだなぁ…(笑

お約束その3、スタンスティック

当然のように伸縮。
形状重視の伸長状態版も付属するけど、可動版でも十分見栄えイイや。
なにより伸長版はダイキャストなんでしっかり持てない(笑

シールドは設定通り二本のボルトで固定。
ボルトをちゃんと半回転させて固定シマス。

立て膝ポーズがかなり安定感あるのは想定外。
まぁ膝アーマーのおかげなんだけど(笑
関節位置はかなり研究されてるなぁ。

やっぱり人形が絡ませられるのはこのサイズの特権だね。
野亜が非可動なのがちょっと残念。
といっても全長6cmばかしのフィギュアじゃ無理はあるが。

レイバー指揮車が出るという話もあるようなので、
そこにフィギュアがいろいろ付くといいなぁ。

この御時世に高額な商品だけれど、
触ってみれば、この値段になるのは納得。

さすがフレックス、元ネタへの愛に満ちてる
良い玩具でございます。
イングラムのギミックはいじってて楽しいね。

大田機…出るんだろうなぁ。
どうせライアットガンとか付いちゃうんだよなぁ。
置き場も価格も困りモノだ…うーん。

あ、やべ。ウインチ撮り忘れた。
ウインチは実際に引き伸ばせて、さらに巻き取りギミック付き。
恐ろしい。


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