レビュー 『マスターグレード Vガンダム Ver.Ka』 |
Review:2009/12/13 発売:2009/12/10 販売:BANDAI |
ついに!ついに!ついに!
MGでヴィクトリーを拝める日がやってまいりました!
MG Vガンダムとうとう発売。
いやー、待ったなぁ。
待った甲斐のあるものになってたよ、うん。
「オートバランサーをVモードに!」
「続いてブーツでしょ!」
「Vモード、軸合わせ!」
キタ━━━━━━━━━━━━ !!!
放映当時のHGキットでは叶わなかった
あのムダに複雑な変形機構がバッチリ再現。
全身これヒンジの塊です。
15cmクラスのプラキットによくここまで詰め込んだもんだ…。
ブラボー。ハラショー。天晴。
プロポーションは、従来の設定画とかとはまるでベツモノなんだが、
これはこれでイイかな。
足首まわりの広がりがVガンのチャームポイントな気がするので
このスリムさはちょっと寂しくはあるんだけれども。
まぁでも、このシンプルなカラーリングとスタイルはまさしく“Vガンダム”。
Vガンはやっぱイイなぁ。
リアビューもディテールが集中する胸周りと
シンプルな手足の対比がたまらん。
とりあえずグリグリいじって楽しみたかったので、
工作はパチ組み+スミ入れ+マーキング+トップコートのみ。
塗装するなら各形態固定じゃないといじれなくなるわ、これ(笑)
Ver.Ka恒例のマーキングシール&デカールは
赤いマークがちょっちデカ過ぎ+うるさい感じ。小サイズだとムリが出るね、やっぱ。
ある程度チョイスして貼ってみたけど、まだちょっとうるさいかな。
ブーツ、ハンガー、コアファイターもかっこいい。
サイズの限界で手首だけは差し替えが必要なんだが、
手首の甲パーツを省略するとなんとか拳を収納可能(はみでてるけど)。
クリアランス調整すればもうちょっと綺麗に収まるかな。
とにかく精密でカッコイイ。
各ギミックはぜひ手に取って触ってみてほしいなぁ。
前腕周りとコアファイターの機首は感動モノ。
複雑怪奇なわりには変形もスムーズ。
ロック機構があまり無いので稼動箇所のキツさ調整と位置あわせは気を使うけど、
このギミック量でこの強度があるのは逆にスゴイ。
ちゃんと調整すればポロりやプラプラもなくグリグリ遊べるね。ぶーんどどどーー!
ボトムファイターもカコイイ。
機体の上下幅が厚ぼったく見えないようにちゃんと合体できるとか、
特に差し替えパーツを要しないってのは本当に恐ろしいことなんだよな。
技術の進歩ってスゲぇ。
ちなみにキットにはヘキサヘッドのコアファイターがもう一機付属するという
とてもバンダイとは思えないサービスっぷりなので、
トップファイターとボトムファイターが同時に飾れます。
まだヘキサファイターは組んでないけど。時間がほしい…
可動域もなかなか頑張ってる。
さすがに股関節や肩関節は変形の都合上、最近のMGから見ると見劣りするが
まぁこんだけ動けばOkOk。
驚いたのはヒザ関節。鬼門の後部出っ張りをそのままに180度近く曲がるとは驚愕。
ビームシールドの表現も旧キットを思い返すと進歩を感じるなぁ。
薄さとプリントのピキピキ表現が美しい。
とにかく感無量。
MGフォーマットに15m級MSを合わせるのはやっぱムリがあるので、
全身のギミックが「もうこれ以上無理ですぅ!!」的ムリムリ感があって
組むのもいじるのも恐怖恐怖、全塗装とか論外でござるな感じではあるんだが、
逆に言えば精密感満点。細かいパーツとギミック山盛り、
ほんと組んでて楽しいキット。
ダッシュパーツは噂通りならコアブースター+武装で出るそうなので
今から楽しみだなぁ。
ともかく、バリエーション展開されないとほんと困っちゃうので、
みんな3個は買おう!
Vガンダムは何機居ても困らない。量産機サイコー!