レビュー 『超合金魂 ダイオージャ』
Review:2012/5/13 発売:2012/5/12 販売:BANDAI
 
さぁキタキタきましたよ魂ダイオージャ!
かれこれ30年も経ってんだな放映から、この作品。
当時から変形のムリムリ感にモヤモヤしていたコイツが果たしてどう解釈されたのか!?

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さがれさがれさがれ〜

おいおい、このプロポーションで本当に合体すんのかよ…
あの合体ギミックを知ってる人間なら、にわかには信じられんはずw

三体ともMGのガンダムくらいのサイズがあるのでけっこうな迫力。
でもダイオージャって設定全高25mなのな。意外に小さいw
 

まずエースレッダー
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下半身が直接変形に絡まないので、可動域には最も余裕アリ。
エースのスタイルでネックになる側頭部カバーは、
合体時には専用追加パーツで大型化するのでエースにジャストなサイズ。
やはり足がグリグリ動く分離メカは良いねー。
ただし、背中に回されているダイオージャ用のツノが危ないw
背中ゆえに意識しないで触っちゃうときがあるので、いつか折りそう…w

 

アオイダー。
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おいおいちゃんと人型してるぜアオイダーが…!
伸縮ギミックの都合上ももが細めな印象だけど、余裕で許容範囲内しょこりゃ。
さすがに足はあんまり動かないかな。まぁギミック考えると無理はないw

 

コバルダー。
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こちらも足の可動範囲は狭いが、力士体系が実にコバルダーっぽい。
足首はまったく動かなそうで案外動くので、上半身が合金製でかなりトップヘビーなのに
それなりに自立するのはサスガ。
しかしこのいかにもクローバーっぽいメイスと盾がたまらんねw

 

ではさっそくクロストライアングル。
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ポポポポポポポポン

 

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ふつうにニュルっと腕が胸に収納されるのでまず驚き。
どういうクリアランス計算だよ…

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アオイダーの変形開始。
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胴体内部がスライドして頭部収納〜肩フレームの展開が
連動して一度に行われる!
この構造の美しさはハンパないわ、ちょっと感動するよコレは。
しれっと収納される胸の紋章にも注目w
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んー、やはりアオイダーの変形は面白い。
わきの下のカバーパーツの色が回転して変わるのが芸コマ。

そしてコバルダー。
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自然に紋章と頭部が格納されてしまうが、もう驚かないw
合体後の膝アーマー移動に連動して、合体前と合体後で
動く関節と固定される関節が入れ替わる。
美しいなー。
動くパーツが最小限なんですよ、ほんとキレイ。

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コバルダーはあんまり無理は無い印象だったけど、
実際やろうとするとそんな甘くないのが身に染みるね、 こうして実際に変形できる物を触ってみるとw

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バリバリバリ

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エースの胸部にまるっと収納されるアオイダーの腰の噛み合わせ、
ここ地味だけどすげぇ計算だ…

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コバルダーの足首を貫通してアオイダーの腕が収納される。
それぞれの関節が生きているのを考えると恐ろしい設計。

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なにげに凄いのがウイングの合体。
きちんと三体のウイングが合わさってダイオージャのウイングになりマス。
このキレイな翼の重なりは感動するわ。
エースの翼は差し替えで左右を入れ替える必要はあるが、まぁ合体状態のままのエースでも悪くはないw(後述)

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背中はエースの足がまんまくっついてるが、思ったよりは
気にならないね、この厚み。
すねと足首にはボリュームアップ用のカバーパーツが付属するけど、
まぁ使う必要はナシ。

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当たり前のようにしれっと出てくる手首。 今回は指が太くてスタイルが良く、且つ可動する手首が デフォ収納なのが良いね。この手首は見た目・使い勝手ともに素晴らしい。

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肩カバーの展開。
首の可動とは別の軸が切られているため、
エースのときはカバーと首が同時に回るのに、
合体時はカバーだけが固定される。こういうとこ地味にスゴイ!

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当然のようにクルっと出現する胸の紋章。
ハイハイもう驚かねーよww

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ダーイ

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オーー

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ジャーーー

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ぷはーーー。
なにこれ。
なんで“あのダイオージャの構造”がこんなプロポーションで再現できるんだよ!w
肩アーマーは小さいけど、大型化用の補助パーツも付くのでスタイル重視の人も安心。
他には肩とすね+足首裏、コバルダーの腕覆い、が付属。
製品写真として出回ってるのはこのカバー付きのモノがほとんどだやねw
しかし、補助パーツ抜きでも十分にカッコイイわ。

敢えて補助パーツは一切使いません、ここでは。

余剰パーツを憎む会・会員には涎もんの仕様ですよホント、
差し替えも追加パーツも無しで三体合体ができちゃうんだから。

懸念だった肩と上腕の隙間の軸もちゃんと縮められたので一安心。

※写真では、足首のカバーパーツ(コバルダーの肩に収納されていて、コバルダー上腕部分を
覆うパーツ)の展開を忘れています。
これを閉じるとさらに足首はきちんとした見た目に。
ご指摘ありがとうございました。

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胸カバーは劇中のように着脱可、
代わりにシールドを持たせて、且つ剣の柄を装着可能。

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電光雷鳴剣。いいねー、こういう大味な武器w

股関節は思ったよりは動くね、関節を引き出せば。
引き出さないと左右のロール軸が動かないので、
素立ちのときも引き出しは必要かな。まぁそんなに気にはならない。

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腕の可動にはそれなりに余裕があるので、
ビームボウガンの構えもキマル。
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いやしかし格好良いスタイルだなぁ。

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いやはやこりゃ凄い玩具だわ。

ギミック自体良くできてるんだけど、
一番凄いのはストレス無く変形ができる練りこみ具合だやね。
ほんと、複雑な機構のわりに扱い易いんですよコレ。

ヒンジの数のまとめ方がムチャクチャ上手くて、
無駄な軸が無い。無駄が無いゆえに扱い易い。
代表なのは前述のアオイダーの胴体内部だね、
関節位置の変更、頭部収納、フレーム展開を一度の移動で行えるアレ、
ああいうスムーズさは今までの超合金魂で培った技術の集大成を感じるわ。

ちなみにバックにある葵マークのついたては、
折り畳むといつもの武器ケースになる。
これは面白い。

余剰パーツ無しで三体がここまでスムーズに合体可能ってのは
ほんと感動モノだなー。
いやー、満足。
これはいいものだ。

 

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オマケ:合体時に翼の左右を入れ替えるのが面倒なので
翼を合体時位置のままにした状態。
んー、アリじゃねこれw Aの字っぽいしw  

※繰り返しますが、↑の一連の写真では、
足首のカバーパーツ
(コバルダーの肩に収納されていて、コバルダー上腕部分を覆うパーツ)
の展開を忘れています。
これを閉じるとさらに足首はきちんとした見た目に。
せっかくのギミックを使わずにすみません;


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