「もう笑わなくちゃ」(8) P.207〜P.242

「黒い報告書」

35ぺージのフィクション。参照のためにここに引用しようと考えましたが、タイピングに時間がかかるので、省略します。財津和夫エッセイファンのサイトによれば、「異色短編小説(色男吉田に女房を寝取られるサラリーマン財津)」と内容を紹介してありました。

シリアスなエッセイと詩で綴られたこの本に突然出てくる、このふたつのフィクション「結婚一周年のお祝い」「黒い報告書」を「財津和夫のエッセイ」の愛好家はどんな気持ちで読んでいたのだろうか。想像すると気が遠くなる。

私の名前が出ているこのふたつのチャプター以外はすべて詩とエッセイ。これらふたつのフィクションに筆者はどんな意図をふくませているのだろう。不特定多数の人に読んでもらう必要があったのでしょうか。またその受け手(読者)は何を感じるのでしょうか。

職業は何であろうか、音楽を生業としている人がこの二編の短編小説を書く必要性はどこにあるのだろうか。文章が上手いか下手か、その判断は文芸評論家に任せるとして、はっきり言えることは私には不快でしかないということです。

この本が執筆されただろう時期のことを考えてみれば、この二編の作り話(フィクション)は重要な意味を持つと考えられます。そのことは次回の「もう笑わなくちゃpart.2」で書きます。

「もう笑わなくちゃ」 P147〜P159に戻る