「デュオ」 第95話
近頃、すっかり虜になっているのが、ギターとハーモニカのデュオ。
インストゥルメンタルでありながら、“歌”をしっとりと聴かせてくれる2人はアコースティックギターの長澤紀仁さんとクロマチックハーモニカのmatsumonicaさん。
前世からの約束で一緒に演奏することを誓っていたのでは、と思うほどの絶妙で息のあった2人の演奏にすっかり魅了されています。
長澤さんのギターはたとえるなら“大地”。力強い鼓動と暖かみのある音色で、瞬時に風景を描き出します。matsumonicaさんの繊細で美しい旋律のハーモニカは“風”。ギターが誘い、ハーモニカが歌う。彼らの演奏には喜びが溢れていて、その世界に引き込まれてしまいます。
悲しいわけでもないのに涙してしまうのはどうしてなんだろう。嬉しいのともちょっと違う気がします。
自分の心の動きについていけなくて、私はいつも困惑してしまうんだけれど、心の琴線に触れるというのはこういうことなんだろうか。
彼らの演奏を聴くと、自分の心が解放されていきます。難しいことなんてわからない。ただわかっているのは、美しい調べに身を委ねる心地よさと、彼らの奏でる美しい音楽に巡りあえた事はとても幸せだなぁという思いだけです。
音楽って本当に素敵。