更年期障害
■改善・・・効果的な食事で症状を軽減・解消する
■食事のポイント ★栄養のバランスのよい食事を心がける
  閉経に伴って起こるさまざまな症状を乗りきるためには、体調をよくして体力を充実
  させる必要があります。日々の食事内容を見直し、バランスのよい食事を規則正しく
  とるようにすることが大切です。
★ビタミンE・B群、カルシウムなどを積極的にとる
  老化を防止するビタミンE、新陳代謝を高めるB群、気分を安定させるカルシウム、
  また、腸内細菌の働きを活発にする食物繊維などを補給します。
★食べ過ぎに注意する
  肥満は生活習慣病の元凶です。動物性脂肪や甘い菓子は出来るだけ控えましょう。
★体を冷やす食品は控えめに
  ジュースやアイスクリーム、果物などの過食は避けます。

■特に有効な栄養成分 ●ビタミンE ●ビタミンB1 ●イソフラボン

★ビタミンEが更年期障害によいわけは?
 
更年期障害の不快な症状は、卵巣機能の衰えからくるホルモンのアンバランスが原因
 と考えられますが、ビタミンEはホルモンの分泌を整えて老化を防止します。これは、
 Eが黄体ホルモンの材料となっていることによります。また、血行をよりよくする働きもあ
 り、頭痛、肩こり、冷え性などに有効です。

★ビタミンB1が更年期障害によいわけは?
 
ビタミンB1は脳や神経のエネルギー源である糖質の分解を助け、全身の新陳代謝を高
 めます。B1が不足すると疲れがたまり、精神は不安定な状態に陥ります。また、B1に
 は、手足の末梢の血管を広げ、血流をよくする作用もあります。これらの作用は更年期
 障害のさまざまな症状に効果を発揮します。なを、B2、ナイアシンなどビタミン群には同
 様の作用があり、併せて摂るとより効果的です。

★イソフラボンが更年期障害によいわけは?
 
イソフラボンは女性ホルモンに似た働きを持つ成分で、更年期特有ののぼせをやわら
 げたり、骨粗しょう症を改善する働きのあることが確認されています。欧米の女性に比
 べ、日本の女性が比較的軽く更年期を乗り切っている理由に、大豆食品(イソフラボン)
 があげられ、世界中の注目を集めています。

■女性ホルモンをふやす
  食品

●更年期障害は女性ホルモンの減少やアンバランスなどによって起こり、症状がひどい
場合はホルモン剤の投与が行われるが、食品にも同様の働きをする物がある。大豆を
はじめとして、ホップを含む
ビール酵母、イチョウの葉、にんにく、バジルなどに期待が集
まっている。
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