ストライダー飛竜

1989年、ACT、カプコン

○ストーリー

西暦2048年、東ヨーロッパではカザフ政権の暴走によって政府軍と反乱軍が果てしない闘いを繰り広げ世界中が混沌としているとき、どこからともなく現れた謎の冥王グランドマスターは地球上全ての生物を焼き殺し新しい地球の絶対的な支配者になるため、東側諸国はもとより西側諸国をも手中に収めつつあった。
グランドマスターは。天空に科学の粋を集めて作られた人工都市「THE THIRD MOON」を打ち上げ、そこを拠点に独裁の限りをつくそうと計画していた。地球は間もなく謎の冥王「グランドマスター」の支配下にはいろうとしていた。
 地球全人類が滅亡の危機に追い込まれているとき、一人の若者がグランドマスターに立ち向かっていった。その名は「飛竜」。
「飛竜」は、ストライダーズという忍者を前身とした組織に所属していた。ストライダーズは常人の能力をはるかに上まわる戦闘・諜報のプロフェッショナル集団で、「飛竜」は最年少の特A級ストライダーである。
 「飛竜」の使命は、冥王グランドマスターの野望を阻止することにあった。

○内容、感想

元はCPシステム(第何弾だか忘れてしまいました。)で作られたアーケードゲームです。
主人公飛竜(最近は「マーベルvsカプコン」でも活躍)を操作して、サイファと呼ばれる光の剣で敵を切り、ステージを進みボスを倒すという基本はオーソドックスなアクションゲームですが、ジャンプ、滑り込み、壁登り、ぶら下がりなど多彩なアクション、派手な動作ができます。斜めジャンプの軌道がちょっとクセがあり、操作を難しくしていたように感じます。
ステージ構成も東側の国といったステージから雪山、空中戦艦、アマゾン、最終基地と特徴的なものになっていて、多彩なアクションを自分の物にしないとクリアは困難です。
飛竜を初めキャラクターのサイズは当時のアクションゲームの中ではかなり大きな方でした。ボスキャラもかなりの大きさでしたし、よく動きました。アーケードゲームらしいアイデアをふんだんに盛り込んだ名作だったと思います。
 X68000版もかなりの再現度ですが、さすがにスプライトが足りないようで、1面のボスキャラ(ウロボロスという多間接の竜のようなキャラ)、2面のメカポン(巨大なゴリラ型ロボット)などはキャラが点滅してしまっていました。
ファイナルファイトの時と同じく特殊な画面モードを使ってアーケードと寸分違わぬ画面を見せてくれたのはさすがの移植度だったと思います。
プレイステーションに1,2セットが出ているので、移植具合からいったらきっとそれが一番なんでしょうけど。

↓パッケージ
パッケージ裏パッケージ表

○画面写真

1面ボス、ウロボロス

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