プリンセスメーカー

1992年(1991年)、SLG、マイクロキャビン(ガイナックス)

○ストーリー

(マニュアル行方不明のため概略です。)
戦争から国を救った勇者であるあなたは、戦争で発生した多くの孤児を救いたいと考え、自らも1人の少女を養女にすることにした。
そして、10歳の少女があなたの屋敷に引き取られてきた。これからの8年間、あなたはお姫様になることを夢見るこの少女を立派に育て上げることができるでしょうか。

○内容、感想

育成ゲームブームを作った元祖”育てゲー”です。オリジナルは1991年にガイナックスからPC9801用として、発売されました。MSX2版はその翌年、マイクロキャビンから発売されました。ターボRに対応していて、高速モードで動作し、オープニングデモでの音声が出るようになっています。
パッケージがでかく、値段が高い(14800円!)というのはそのままでした。
(私は中古で安く買いましたけどね。)
 10歳から18歳までの8年間かけて、ひとりの少女を育て上げることを目的とします。
様々なアルバイトを通じて、お金を稼ぐとともに、体力、気品、色気などのパラメータを上昇させたり、そのお金で習い事をします。
また毎年10月には収穫祭でのミス・コンテストや武闘会があり、そこでいい成績を収めることによって、評価が上昇します。
あとは修行にでることができ、そこではRPG風の移動、戦闘が行われます。
アルバイトや習い事を続けていくと疲労がたまっていくので、それを解消するためにバカンスに出ることができ、そこでは季節、年齢ごとに違ったCGを見ることが出来るようになっています。
そうして、8年間を過ごし、その間の育て方によって貴族の嫁、将軍、魔法使いなど30種類ほどのエンディングがあります。一番のグッドエンディングは当然、プリンセスになることです。また、MSX版では主人公のお嫁さんになるというエンディングが追加されていました。
 さすがに”育てゲー”というジャンルを確立した作品だけあって、面白いゲームでした。
パラメータ上げ下げのバランスが良かったし、ミスコンなどのイベントが同じことの繰り返しでだらけるのを防いでいました。
が、8年間はちょっと長く、いくつものエンディングを見るために何回もやろうとはあまり思えませんでした。あと、MSX2版ではたとえターボRの高速モードといっても動作が(特にディスクアクセス)遅く感じました。ディスクも7枚組でできるだけディスク交換が少ないような作りにはなっていましたが、めんどくさい部分もありました。

↓パッケージです。デカイです。
パッケージ表 パッケージ裏

○画面写真

通常の画面。娘の絵は年齢で変わります。
RPG風戦闘画面
バカンスの画面、ハイレゾで綺麗

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