ジオグラフシール

1994年、3DSHT、エグザクト

○ストーリー

「これより作戦の説明を行う。
敵惑星WS090に建造中の地上プラント兵器は、我が連邦に脅威をもたらすのは必至である。
この作戦はプラント兵器を無力化し、壊滅することにある。
兵器は惑星極点に位置し、この制空圏からの進入は不可能に等しい。
諸君らは制空圏外より進入、各自地上より極点をめざしプラントを破壊せよ。
現時点より、この作戦をプロジェクト・ジオグラフシールとする。
健闘を祈る、以上」

○内容、感想

技術力では定評のあったエグザクト制作の3Dポリゴンシューティングです。
1994年と、X68K末期の作品ですが、それだけあって素晴らしい出来映えです。
当時、お世辞にも高速は言えなかった68000でリアルタイムポリゴンのゲームをきちんと遊べるレベルで実現してくれました。
確かに自機も敵も数枚のフラットポリゴンで表現された質素なものでしたが、動きが良くできていたため、らしく見えました。
ゲーム内容はバルカン、レーザー、ミサイル、ホーミングの4種類の武器を使って、マップ上のターゲットを破壊し、その後出現するボスを倒して面クリアというのが基本の流れです。面構成も普通の屋外マップから、ダンジョン風のものやマップ内を移動するのではなくスペハリのようなシューティング面などがありバラエティに富んでいます。
また、攻撃も普通の武器によるものだけでなく、ジャンプ攻撃がありそれが特徴になっています。2段、3段ジャンプができ、2段以上のジャンプをすると自機が下を向くのでそのまま敵の上に落ちるとダメージを与えられます。これが攻撃力が大きくとても有効です。この要素は後のプレイステーション用ゲーム「ジャンピングフラッシュ」に生かされているようです。
エグザクトのX68K最後を飾るにふさわしい作品だったと思います。

↓パッケージ
パッケージ表 パッケージ裏

○画面写真

←格好いいミッションの説明

通常画面                   2段ジャンプ中

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