FINAL FIGHT

1992年、ACT、カプコン

○ストーリー

超犯罪都市メトロシティ。ここには、平和も秩序もない。あるのは、暴力と死だけだ。
市長マイク・ハガーはシティを正義のある町にするため巨大な暴力集団マッドギアに、徹底的な攻撃をくわえた。
1989年のことである。
ハガー
「ん わたしだ マイク・ハガーだ!」
ダムド
「へっへっへっ 市長さんよ 初めてお耳にかかるなあ」    
「おっと きると後悔するぜ なにせ娘の命が かかっているんだからなあ」
ハガー
「なに! ジェシカになにをした!」
「きさまは だれだ!」
ダムド
「まあ あせるな」
「そこにある TVをつければ わかるかもよ」
ハガー
「きさまぁ〜」
ダムド
「あんたは やりすぎた 町はいままでどおり おれたちマッドギアの好きにさせてもらうぜ」
「これ以上 警察を介入させるなら ジェシカの命はないものとおもいな!」

コーディー
「なに! ジェシカがさらわれただと!」
ガ イ
「ジェシカ?!」
コーディー
「ああ おさななじみだ」
「マッドギアめ 俺がぶっつぶしてやるぜ!」
ガ イ
「なんと 卑怯きわまりない」
「せっしゃも すけだちいたす」

○内容、感想

一つの時代を築いたカプコンの名作アクションゲーム「ファイナルファイト」のアーケードから移植版です。「ファイナルファイト」はもともと「ストリートファイター’89」という名前で作られていましたが内容があまりに異なるので続編というのはやめたそうです。
カプコンがこの作品で作り上げた横スクロールアクションゲームの形は完成度が高く、カプコン、および他社から多くの作品がこの形に沿って作られました。
「ストリートファイターII」も対戦格闘というジャンルを作り出しましたし、こうしてみるとカプコンってすごいものを開発してます。
「ファイナルファイト」の良さは、一人、もしくは二人で適当にバシバシ殴ってるだけでも楽しめるし、敵の出現パターン、行動パターンを覚えてパターン化していく楽しさもあるし、シビアなタイム設定(特に5面)などもあって極め甲斐のある奥の深さも持ち合わせているところだと思います。こういう一見さんもマニアも楽しめるゲームってなかなか無いですよね。
 さて、X68000版ですがカプコンの参入第一弾として発売されました。すでに発売されていたスーパーファミコン版ではいなかったガイがいてきちんと3人から選べるし、捕まったジェシカの映像も服ではなくアーケード版通りの下着になっています。(え?どうでもいい?)、同時に出てくる敵の数は減っていますが、プレイ感覚は極めて良く移植されています。一番大事な部分である敵を殴った感覚がSFC版より断然良いです。と、この作品もX68Kを持っていて良かったと思わせてくれる名作でした。

↓パッケージ

パッケージ裏パッケージ表

○画面写真

3人から選べる。
二人同時プレイもばっちり。

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