デゼニワールド

1985年、ADV、ハドソンソフト

○ストーリー概略

時に198X年。オリンピック候補地からはずされた名古屋はひそかに汚名挽回(これは名誉挽回の間違いですね。マニュアルがこうなっているので)の機会をねらっていた。東京、大阪、埼玉に遅れをとってなるものかと立案されたのが「デゼニワールド」計画だった。
これはデゼニランド以上の巨大遊園地をつくると発表されていたが、実はその裏では「デゼニワールド」を楯にした、人工知能を中心とするスーパーコンピュータ建造計画である。
わずか数年のうちに完成し、スーパーコンピュータは活動を開始した。その名はHAL3といい、内部ではハルミちゃんと呼ばれていた。ハルミちゃんは感情をもち、好奇心が生まれ世の中を知りたくなりデータベースをアクセスし、推論エンジンをフル回転させ、多くの情報を手に入れるが、好奇心は満たされなかった。
その頃、埼玉では「デゼニワールド壊滅作戦」を実現すべく、ブタ丸というスパイを雇いデゼニワールドを自滅させるように命じていた。ブタ丸はHAL3の端末を発見し、面白い情報をほしがっていることを知った。そこでブタ丸は手当たり次第に情報を入力した。ハルミちゃんはうれしくなり、さらに知識を発展させようとし、他の業務を停止しフル稼働し始めた。女とは恋とはなにか?この答えを求め、悩みに悩みついには暴走してしまった。
何人もの技師がHAL3を止めようとするがうまくいかない。デゼニ開発所長は最後の手段として、デゼニマンとコンタクトをとる。そう、かのデゼニランドの秘宝を手にし、ヒーローのなをほしいままにしたあのデゼニマンである。はたしてデゼニマンはこの暴走をくい止められるか。最大の危機にひんした「デゼニワールド」の運命はいかに。この答えはゲームの中にある。さぁ、行こう。デゼニワールドへ。

○内容

デゼニランドの続編に当たる作品で、これもやはりコマンド入力方式のアドベンチャーゲームです。
パビリオンを回り、ブタ丸を倒し、HAL3の暴走を止めるのが目的です。

このゲームは全編ギャグとパロディに満ちています。前作のデゼニランドよりも遙かに難易度も下がっており、それほど考えなくても先に進めました。ちょっと簡単すぎるかなという気もしましたが、十分に楽しませてくれる作品でした。
このゲームにはサントラのカセットテープが付いていて、デゼニワールド、デゼニマン、ブタ丸、HAL3、それぞれのテーマ曲が収録されていました。
♪Welcome to DezeniWorld beautiful world 美しい国へ
 DezeniWorld wonderful world 未来の国へ
 キーに触れれば微笑みこぼれ、光あふれるDezeniWorld
 ときめく心はドキドキ16ビット
 Everybody's feeling Happy DezeniWorld
 Everybody wants to live in DezeniWorld
 So come on boys and girls to the beautiful wonderful DezeniWorld

サントラの中身 

攻略はこちら

↓パッケージです。このデブ、もとい太った人がデゼニマンです。

パッケージ表 パッケージ裏

画面写真

パブ「ヨーダ」マスターはゴルゴ13風でモヒカン
サラダの国のトマト姫のキュウリ戦士の像です。

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