1989年、3DSHT、電波新聞社
西暦199X年、世界勢力はA国とZ国に二分され、冷戦状態が続いていた。A国の海軍にいたキミに極秘指令が下った。
その指令とは、敵国の領空を強行突破して、秘密兵器の情報ディスクを軍の秘密研究所に届けるということであった。
果たしてキミは、防衛線を突破して、無事目的地へたどり着けるだろうか、幸運を祈る!
セガのハイスピードなドッグファイトが楽しめる体感ゲーム「アフターバーナー」の移植版です。当時のセガのハードはスプライトの化け物のようなハードで、X68Kには移植は無理そうでしたが、電波新聞社の力によって移植されました。(移植したのはスペハリと同じ松島さんでした。)
当時、電波新聞社の技術力の高さはX68Kユーザー皆が認めるところだったと思いますが、このアフターバーナーもそれを証明するものでした。地面の表示物はFM−TOWNS版よりも少なく、煙がメッシュなので静止画面で見た感じは劣って見えますが、動きは良く、内容的には劣っていなかったと思います。
アナログのスティックによる操作を再現するために、標準の操作系はマウスでした。当時、このアフターバナーのせいでマウスを壊すユーザーが続出し、マウスがよく売れたそうです。
という私もトラックボールマウスだと操作しにくいので、普通のマウスを買いました。
あとは、シャープからアフターバーナー専用とも言えるサイバースティックや電波新聞社からはカブトガニのような形をしたXE1−AP(型番あってるかな?)というちょっと変わり種のスティックも発売されました。
アフターバーナーというとBGMも魅力の一つですが、このX68K版はアーケードと同じメロディーなしのバージョンでしたが、なかなか良く再現されていたと思います。
というわけでかなり良くできた移植でしたが、家で遊んでもいまいち楽しくないというのも正直な所です。やっぱりゲームセンターのあの筐体に座って遊んでこそのゲームだなと感じました。
↓パッケージ
2面、煙がメッシュです。
3面の給油シーンもバッチリ。