実を言やア、あっしの車は何の変哲もねェ、ごくごく普通の車でさァ。とは言うものの、一つだけ、こだわりがあるンだ。そいつァ....買った時の「仕様」のままで乗り続ける事なンだ。
 昔アともかく、この頃ア、はなっから希望する仕様・オプションを選べるし、買ってから、「ああすりゃア良かった、こうしとけばなァ」なんぞ思うのは、男の名折れだと決め込んでるからなァ。
言ってみりゃア、...時間かけて惚れ込んで、一緒になった恋女房....みてぇなもんです。大切にするのが、男の仁義でやんしょう。(えっ、お前のかみさんもそうなのかって? う〜ん!? 野暮なこたァ、聞かねェでおくんなせぇ。)
 それだけに、買う前に時間をかけて「仕様」をじっくり検討してますぜ。そうは言っても、特別にマニアを自負するほどじゃアねぇから、新聞、床屋で読むカー雑誌、普段眼にする情報などを決め手にしてる程度だなァ。そんな訳で、情報集めに時間が掛かるんで、候補の車がマイナーチェンジされたなんてェのは、しょっちゅうでさァ。
 まっ、こんなやり方なンで、MyCar自慢なんぞする資格は無いぞと叱られそうだなァ。それでも、今まで5台買ったけど、後悔したことは一度もねぇからそいつが自慢かなァ。

 しかし、かみさんに言わせりゃア、「おまえさんは、いつも衝動買いさ」との評価しか貰えねえンだ。たしかに、はた目にはそう映るンだろうなァ。ディーラーで現物を見て、カラーを決めて、その場で「これにしよう」と即決してるンだから。
 因みに、値引き交渉は、ほとんどしねぇぜ。事前の下調べと、「このディーラーさん・セールスさんなら任せよう」との判断をしてるンだ。だから、自分で築いてきたイメージと、ディーラーさんのイメージがしっくりこなけりゃア、条件も聞かずにそこそこに退散することにしてるンだ。
 まぁ、かみさんは、どうも「アヒルの水かき」を見ようとしてねぇようだ。「即決」出来るのは、事前の下調べがあるからこそなのになア。
 あっ、もう一つこだわってる事があるんですぜ。最初の車から、現在の車まで、HONDAにしか乗らねぇンだ。何故かって? そいつが「こだわり」ってぇもんでやんしょう。最初の「ライフ」の時は、「4ドアの軽」が魅力で、メーカーへのこだわりはさほど無かったンだが、判官びいきもあり、何より本田宗一郎氏の男の魅力に惚れ込んじまい、以来HONDAフアンになっちまったからなァ。
 何と言ったって、本田宗一郎氏の魅力は、技術者に徹したこと、社内から親族を排したこと、それに「俺の失敗は、社名をHONDA(本田)にしたこと」と言う言葉に代表される「潔さ(いさぎよさ)」だと思いますぜ。藤沢武夫と言う名パートナーに恵まれたってェことも、氏の強運だけではなく、人柄によるところも大きかったンだと考えてまさァ。
 このコーナーであっしが自慢してぇのは、.HONDAの車に乗ってる.ことかも知れねぇなァ。


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