| 書 名 | 出 版 社 | 書 評 |
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| 出 版 日 | ||
| 価 格 | ||
回想十年 1〜4巻
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中 公 文 庫 |
1巻: 危機の時代の指導者とは。占領から講和独立を経た激動の時代に多くの難題を引き受け、格闘し続けた首相吉田茂の本回顧録は、「ただ回想だけでなく、視野を遠く将来に置いて日本の進路を示唆」する。また「その軽妙な洒落は定評があり、ずばり相手の肺腑をえぐる場合もあり」(岸信介)、吉田の魅力を伝えた痛快な証言記録といえよう。 2巻: 「思い切って国際経済の風に日本の経済を当てなくては、本当に立ち直れないのではないか」。危機感を抱いた吉田にとって、日米関係を安定させる共同防衛体制の構築は復興再建の基礎だった。本巻では、再軍備を排して共同防衛に移った事情をはじめ、新憲法・農地改革など戦後の重要改革の表と裏を縦横に記す。 3巻: 廃墟から立ち上がった復興日本にとって独立の回復は悲願である。しかしその道すじは平坦ではない。とくに安全保障の問題は、講和交渉をすすめるにあたり大きなネックとなった。本書では、講和会議前後の緊迫したやりとりと、戦後混乱期にインフレと闘い、行政整理をすすめる吉田の苦心などを明らかにする。 4巻: 「安定の中にいた人間ではなく、激動の中で安定を作った人間」(北岡伸一)である吉田はまた自らを「乱世の政治家」と言っていた。戦後日本の形成者である吉田の手腕と精神とはなにか。最終巻の本書は皇室観、外交姿勢、人物評などを記し、政治家吉田の原点に触れる。国会での施政方針演説など資料も完備。 |
| 98/09/18 | ||
| 3450 |