書 名 | 出 版 社 | 書 評 |
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出 版 日 | ||
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徳川家康 1〜13巻 | 講 談 社 |
十数年前の「家康ブーム」の時に購入。第三巻まで読んだが、そのあとは読んでいない。最近になって、読み進まない理由が分かった気がしている。おそらく、家康が日本を「徳川家の私物化」したのではないかと思うようになったこと、また家康の「辛抱強さ」の裏に「狡猾さ」が潜んでいるように感じられてきたことが原因のようである。 家康は、「徳川家」を守るために「他藩や国民」を犠牲にしたのではないのか。最近の日本の大手企業の経営者や高級官僚の一部に「家康的」人間像を見る気がしてならない。「会社(官庁)の私物化」、「社長世襲(学閥、天下り)」、「お客(国民)を本当には大切にしていない」等々。 この対極にある例として、「ソニー・井深大」、「ホンダ・本田宗一郎」、「佐橋滋(元通産事務次官)」を挙げてみたい。 |
82/05/06 | ||
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