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高 杉  良    著者プロフィールの紹介
書    名 出  版  社 書    評
出  版  日
価     格
い の ち の 風

(初出 1985/10 集英社刊)
新 潮 文 庫  大日生命社長広岡俊は、組合の反発、役員会の不協和音、マスコミの中傷を抑え、実子の厳太郎を役員待遇で入社させた。若き取締役厳太郎は外務の現場から学び、爽やかな人柄と卓越した交渉能力で、国際保険の制度化、法人営業部設立と革新的な事業を立ち上げて行くのだが.....。生保業界に新風を巻き起こした実在の青年実業家をモデルに同族経営の根本問題を見据えた長編経済小説。
94/07/01
500
生 命 燃 ゆ

(初出 1983/9 日本経済新聞社刊)
集 英 社 文 庫   化学コンビナートのコンピューター完全制御に画期的業績を残し、中国大慶との技術交流に心血を注いだ柿崎仁。しかし、病魔に襲われ、”未練はあるが、悔いはない”の言葉を残して、45歳の若さで彼はこの世を去った。会社に、家庭に鮮烈な思い出を残して.....。限られた時間に生命の灯を燃やした男の生きざまを、感動と愛惜をもって綴るビジネスロマン。
1990/10/25
650
王 国 の 崩 壊

(初出 1984/9 光文社刊)
徳 間 文 庫   企業の論理かそれとも社会正義か? 老舗デパートの丸越に入社し、社内の活性化につとめた社長室課長の菊池治夫だったが、丸越はワンマン社長の寺本剛と女帝の竹村さちの癒着で人心が荒廃、業績も低落の一途をたどっていた。奮闘する菊池にとって社長秘書・山本由香との情事は一筋の救いだったが、寺本の専横は激しさを増し、由香との関係も怪しくなって──中間管理職の悲哀を描ききった企業小説の快作。
2000/12/15
540
男 の 決 断

(1992/6 立風書房刊『男の決断』、1991/2 問題小説『人事権』を改題)
新 潮 文 庫  一管理者の視点を通して巨大金融の合併劇を活写する「小説 太陽神戸・三井銀行」、傀儡社長の苦悩と決意を描く「小説 人事権」の経済小説2編。興銀の信用問題に発展した尾上縫事件、現役社長を役員・管理職の連判状をもって追放した三菱油化の造反事件など、実際の事件を克明な取材で検証するドキュメント4編を収録。現代日本企業に巣くう病理とそこからの脱却を的確に明視する。
1998/07/01
460
会 社 蘇 生

(1984/9〜62/1『経営法務』連載
1987/5 講談社刊)

講 談 社 文 庫  宝石、カメラ、ゴルフ用品などの高級ファッション、レジャー商品の輸出入で知られる老舗の総合商社=小川商会が総額千百億円もの負債を抱え、東京地裁民事八部に会社更生法の適用を申請してきた。千百人に上る従業員とその家族を守るため、保全管理人とともに商社再建に賭けた男たちを描く感動の長編。
1988/10/15
560
局長罷免−小説通産省

(1995/3『烈風 小説通産省』講談社刊を改題)
講 談 社 文 庫  「局長を罷(や)めさせろ」── 一通の怪文書が、通産省を震撼させた! 権力掌握に向けて複雑怪奇な罠が、仕掛けられたのだ。動揺する通産官僚、それを尻目に強引に進められる永田町のパワーポリティクス。その狙いは何か。政・官・財の闇のかけひきを迫真の筆致で描く力作。
1998/02/15
580
虚 構 の 城
講 談 社 文 庫  大手石油会社に勤める青年エンジニア田崎健治は、世界に先んじて反公害技術のプロセスの開発に成功、喝采の嵐の中でエリートの道が約束されたかに見えたが、.....。妬み、女、引き抜き工作、そして立ちはだかる家族的経営の欺瞞の壁。企業の非常がもたらす人生の無惨と製油業界の暗闘を描いた長編企業小説。
1981/11/15
600
金融腐食列島(上巻・下巻)




角 川 文 庫 −上巻−
 大手都銀・共立銀行の竹中治夫は、突然、本社総務部への移動を命じられる。通称”渉外班”──総会屋対策を担当するポストである。上層部からの特命を帯びた竹中は、心ならずも不正融資に手を貸してしまう。組織と個人の狭間で葛藤しながらも、人事権を掌握しているワンマン会長のスキャンダル隠しに加担せざるを得なかった竹中は、会長側近のやり手秘書役と駆け引きし、元大物総会屋や企業舎弟じみた人物との交渉に奔走する。今日の銀行が直面する問題に鋭いメスを入れ、日本中を揺るがせた衝撃の話題作。

−下巻−
 緊張の株主総会を終えて渉外班の任を解かれた竹中治夫の次なる仕事は、営業本部プロジェクト推進部で大口の不良債権処理を進めることだった。その回収に乗り出して右翼や暴力団からターゲットにされた竹中は、家族まで巻き添えにされ、辛い闘いを強いられる。闇の社会に浸食されて腐敗した銀行にあって、竹中は活路を見いだすことができるのか。先行きの不透明な日本経済の現状のなかで、ミドルの生き方を問いかける。
日本の大銀行の恐るべき内実を明らかにし話題を呼んだ迫真のドラマ完結編。
1997/12/25
1200
権 力 必 腐
(初出 1998 光文社刊)
講 談 社 文 庫  政官財の人心荒廃ぶりは目に余る。あいつぐ汚職と不祥事の発覚など、あきれてものがいえない。その背景には、日本を牛耳る老害財界人、銀行に食い込むブラック集団など、根深い腐食の構図がある。権力の闇に光をあて、今や最悪のシナリオを描く日本のトップたちを叱る。混迷の時代を斬る著者初の社会評論。
2001/11/15
560
広 報 室 沈 黙 す
(初出 1987/12 講談社文庫上下二冊本)
集 英 社 文 庫  長期ワンマン体制で会社を運営している会長。甥が副社長で次期を狙い、現社長は会長による会社の私物化を批判、陰湿な内紛が続いている。そのさなか、経済雑誌によるスキャンダル報道で社内は大揺れ。社長逐い落としを狙った内部リークだと分かったときから、新任の広報課長木戸は企業の矛盾を一心に背負い込むこととなった。損保業界の名門企業を舞台に広報マンの哀歓を描く長編。
1998/07/25
940
首 魁 の 宴
政官財腐敗の構図
(特別書下ろし)
講 談 社 文 庫  日本の濁流を泳ぎ、カネのためには手段を選ばぬ経済誌主幹。政官財に蠢く男たちの欲望を手玉にとり、巧妙な手口で取り屋の本質を発揮する。持ちつ持たれつの癒着の仕組みのなかで、それぞれの思惑は限りなく肥大する。この恐るべき腐敗の実体を迫力の筆致で描く。混迷の時代を撃つ文庫特別書下ろし作品
1998/10/15
620
呪  縛(上巻・下巻)
金融腐食列島U




角 川 文 庫 −上巻−
 思いもかけなかった検察による大手都銀への強制捜査。朝日中央銀行企画部次長の北野浩は崩壊の危機に直面し、志を同じくする役員、上司、同期のMOF(大蔵省)担らと共に銀行の健全化のために立ち上がる。派閥問題をめぐる上層部の葛藤、外部勢力の圧力、マスコミによる糾弾が続くなか、北野たちは闇社会や組織の呪縛と闘っていく。新執行部のもとで頭取秘書役に抜擢された北野は、行内の軋轢と外圧にさらなる闘いを挑む。ビジネスマン誰もが感じる大組織の閉塞感からいかにして脱却していくかを、一人の管理職の生き方を通して活写する問題作。

−下巻−
 検察の強制捜査後、内部の軋轢と外圧にのたうつ大手都銀、朝祖中央銀行。銀行の再生を願う北野たちミドルは、闇社会との関係を断ち切るべく立ち上がった。新執行部は株主総会を乗り切ったものの、前会長の自殺という悲劇を迎え、北野たちも動揺を隠せない。前会長からメッセージの込められた遺書を託された北野は、権力に固執する過去の呪縛の象徴、佐々木相談役に対決を挑む。闇社会との関係を排除し、行内の正常かを果たさない限り、銀行の明日はない。再生に向けて苦闘するミドルたちの姿を描く話題作、完結編。解説・佐高信
1997/12/25
1500
小説 消費者金融
クレジット社会の罠

(初出 1994/4 講談社刊
『座礁』を改題)
講 談 社 文 庫  危機に瀕するクレジット社会の内幕を描く! カード犯罪が増大し、自己破産が横行するのはなぜか。クレジットカードの総発行枚数は約一億八千万枚──業界・使用者をめぐる不透明な実態を綿密な取材で明かし、”消費者金融”再生に欠ける男たちの、熱きドラマを活写する。『座礁』を改題。
1996/11/15
760
小説 新巨大証券
(上巻・下巻)

(初出 1995/1 講談社刊)


徳 間 文 庫 −上巻−
 バブル崩壊後、迷走する日本経済。株価も低迷を続け、日和証券法人部副部長・日野一は、「平均株価一万二千円でもおかしくない」と思っている。その裏ではアメリカの陰謀が働いていると主張する日野を、旧友の米財務省次官のロジャースは一笑に付すが、日野の信念は固い。そうこうするうち、”日和証券のにぎり(利回り保証)”の実態が明るみに出て、日野は次第に苦境に立たされる...。

−下巻−
 ”飛ばし”が発覚し、世間の指弾を浴びた証券業界は、自ら変革を迫られる。大蔵省も業界の浄化を目指し、再編成を画策する。それが思わぬ波紋を呼び、巨大証券はあわてふためく。大幅な人事異動を行い、MOF(大蔵省)担を任命し、系列証券の見直しを始める。大蔵省の真の狙いは何なのか? 豊富な取材と鋭い予見に満ちた迫真の経済小説。
2001/11/15
1200
辞   令
(初出 1988/9 集英社刊)
新 潮 文 庫  左遷辞令が大手音響機器メーカー宣伝部副部長広岡修平に唐突に下された。得点こそはあっても失策などは思い当たらない。むしろ、正義感と仕事への情熱に溢れた広岡は同期中の出世頭として次期部長の逸材と目されていたのだ。不可解な人事に広岡は自ら調査に乗り出した。やがて様々な思惑と陰謀が見えてくるのだが...。大企業にありがちな不透明な人事の構造を暴く経済小説の傑作。
1997/02/01
540
その人事に異議あり
(初出 1991/8 集英社刊
『女性広報主任』)

集 英 社 文 庫  アパレル大手「アモーレ」の女性広報主任・竹中麻希は、オーナー社長の息子で専務の松岡浩太郎ととひそかに交際している。浩太郎は、社長の座を譲るという父の提案をはねつけ、長年会社のために尽力した副社長を後任にせよと主張、社内にさまざまな思惑が交錯する...。企業のダイナミズムを、女性社員の眼から鮮烈に描く。
1996/10/25
610
大 脱 走
スピンアウト
(初出 1983/10 番長書房刊)

徳 間 文 庫  昭和54年4月、IHI社長・真藤恒は造船不況による経営責任をとって辞任した。第一勧銀取締役からIHIに転出してきた下山専務はコンピューターの外販事業から全面的撤退を表明。造船部門のソフトウエアを事業化し、外販事業を軌道にのせた情報システム室のリーダー・碓井優は退社を決める。彼の情熱にひかれ、行動を共にした80人の部下に支えられながら旗揚げした「コスモ80(エイティ)」の闘いを描く実名企業小説。
1993/11/15
510
濁  流(上巻 ・下巻 )
組織悪に抗した男たち
(初出 1993/2 朝日新聞社刊)
講 談 社 文 庫 −上巻−
 企業社会の濁流に渦巻く男たちの欲望と反抗の行方は? カネのためには手段を選ばぬ経済誌主幹、虚像に脅える財界人、組織悪に挑戦する若手幹部──それぞれが思惑を胸に秘め、精いっぱいの闘いを展開する。日本の濁流の実体を把らえ、そこに蠢く人々の素顔や限界状況を生き生きと描く長編経済小説。

−下巻−
 政財界のフィクサーを自任する経済誌主幹は、たえず怒鳴る。”お籠もり”を強要する。さらには取り屋の本領まる出しの新事業を企画する。隠忍自重も限界、とうとう勇気をもって抗する男たちがあらわれた。濁流の底から”正すべきは正す”着実な動きが広がる。企業社会の窺いしれぬ実態を活写した力作長編。
1996/02/15
1240
懲 戒 解 雇
(初出 1985/5 講談社刊)
徳 間 文 庫  最大手の財閥系合繊メーカー、トーヨー化成の森雄造課長は、がむしゃらな拡大路線をとる常務川井に歯に衣きせぬ批判をした。が、後ろ盾であった筆頭副社長の速瀬が子会社に転出させられる。川井は北見会長−藤本社長のラインに連なり専務に昇格する。一方、川井が社長である香港トーヨーが闇資金のプール会社であることを突き止めた森は、その非を咎め、逆に川井からの懲戒解雇を突きつけられる。
1998/08/15
600
挑戦つきることなし
小説 ヤマト運輸
(初出 1995/9 徳間書店刊)

講 談 社 文 庫  宅配便の代名詞ともなったクロネコヤマトの”宅急便”。日本全国どこでも小口荷物を届ける、配送革命を成し遂げたヤマト運輸。その成功の秘密は何か。「初めにサービスありき」をモットーに、郵政省や運輸省の理不尽な横槍に抗し、各種の宅急便を開発。『小倉昌男 経営学』の真髄をドラマチックに描く経済小説。
2000/03/15
600
炎 の 経 営 者
(初出 1989/6 講談社文庫 上・下巻)
集 英 社 文 庫  昭和25年当時、従業員80名の中小企業だった日本触媒化学工業を今日の大会社に育て上げた男・八谷泰造。彼もまた創業社長にありがちな茨の道を歩んだ。二度も倒産の危機に瀕しながら、それを乗り越えたのは、石油化学の国産化という熱いロマン、そして人との出会いを大切にし、若い人材を育てたからであった。そんな八谷の魅力あふれる人間像を余すことなく描き出した感動の実名経済小説。
1993/07/25
740
燃 ゆ る と き
(初出 1990/12 実業之日本社刊)
新 潮 文 庫  昭和28年、築地魚市場の片隅の六坪のバラックで、森和夫は水産会社を興した。机四つに電話二台、従業員はわずか五人。おおらかな人柄とバイタリティを武器に、大手商社の横暴、米国進出、特許係争など、多くの難問と格闘しつつ、約40年の間に、森は如何にして資本金175億、従業員2000名の一部上場企業に育て上げたのか。理想とロマンの灯を高く掲げる経営者の実像を描く実名経済小説。
1993/04/25
560
勇 気 凛 々
(初出 1998/3 角川書店刊)
角 川 文 庫  放送局に入社した武田光司は、型破りの伝説的な営業マンとして実績を上げた。だが、サラリーマン生活にあきたらず、友人の勧めで独立を果たし、自転車の輸入販売を始める。当初は失敗が続いて苦悩するが、持ち前の明るさと根性で踏ん張り、たび重なる困難を乗り越えていく。やがて販路として開拓したイトーヨーカ堂の信用を得て、その成長と共に事業を拡大、ベンチャー企業を見事に育て上げる。夢の実現に全力で立ち向かう男のロマンと、イトーヨーカ堂の伊藤雅俊会長をはじめ、人との得難い出会いを描いた力作長編。解説・中沢孝夫
2000/03/25
620
書評欄の背景が「黄色」の本は、yamateru お奨めの一冊です。