1926(大正15)年元旦、中華民国ハルビン市生まれ。本名鐘ヶ江秀吉。曾祖父は会津藩士。
山本周五郎に師事、「小説会議」同人。
昭和四十三年(1968)、長編歴史小説『僑人の檻』で第六十回直木賞受賞。
戦国時代から幕末維新までの時代を背景とした数多くの歴史小説で知られる。
現在、日本ペンクラブ理事、日本文芸家協会理事。著書に、娯楽作品”忍法シリーズ”の他、
敗者の視点から維新史を描いた「会津士魂」(全十三巻)平成元年(1989)第二十三回吉川英治文学賞受賞
それに続く「続会津士魂」を書きついでいる(現在五巻まで刊行)
他に「奇兵隊の叛乱」・「赤い渦潮」・「血槍三代」・「権謀」・「沖田総司」
「八丈島流人帖」・「おけい」などがある。
「会津の詩」、「幕末維新を往く」等の画文集も出し、絵の腕はプロ級。