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灰 谷 健 次 郎_2
書    名 出  版  社 書    評
出  版  日
価     格
太 陽 の 子

角 川 文 庫  ふうちゃんは、神戸生まれの女の子。おとうさんとおかあさんは沖縄出身で、神戸の下町で琉球料理の店「てだのふあ・おきなわ亭」を営んでいる。優しい常連さんたちに囲まれて明るく育ったふうちゃんだが、六年生になった頃、おとうさんが心の病気で苦しむようになる。おとうさんの病気の原因は何なのか? ふうちゃんは、「沖縄と戦争」にその鍵があることに気づきはじめる..。
 戦争は本当に終わっているのだろうか。なぜおとうさんの心の中だけ戦争は続くのか? 今、日本人が本当に知らなくてはならないことがここにある......。
 明るく生きる少女・ふうちゃんの眼を通して、戦争の真実を描く、著者渾身の長編小説。
98/06/25
648
手 と 目 と 声 と

角 川 文 庫  「長いあいだ、ぼくは抵抗してきたよ。長い抵抗だった」──在日朝鮮人水泳選手のきびしい生きざまが、中学生たちの心を熱く揺さぶる「水の話」。沖縄を旅する少女の心情を細やかに綴った「手」。インドネシアで出会った子どもたちの澄みきった瞳が印象的な「目」。そして、障害を持つ子どもたちが討ちに秘めた豊かな世界を生き生きと描き出す「声」。
 さまざまな人生、さまざまないのちを真摯に見つめ、読む人の心に豊かな光を宿らせる、宝石のような四編の小品。
98/05/25
419
天 の 瞳

幼 年 編−T
幼 年 編−U
(初出 1996/1 新潮社刊)
角 川 文 庫  年少組なのに年長組の子を泣かせたり、突拍子もないいたずらを考えついたりと、いつも保育園の先生を手こずらせてばかりの倫太郎。大人たちからはとんでもない悪ガキだと思われることが多いが、実は鋭い感受性とさりげないやさしさをあわせもった個性的な子だ。
 「人は、どんなことからでも学ぶことができる」──祖父のこの教えを実践するように、学校でも、それ以外の場所でも多くのことを学んでいく倫太郎。そんな彼に、またひとつ格好の場所ができた。倫太郎が保育園時代から慕っていたあんちゃんが、少林寺拳法の道場を開いたのだ。倫太郎と仲間たちの可能性は、学校という枠を超えて広がっていく。
 倫太郎はどのように成長していくのか、そして周りの大人たちは倫太郎をどう見守っていくのか。子どもたちの鮮烈なエネルギーに満ちた、感動の大河小説。灰谷健次郎が満を持して贈るライフワーク集大成、遂に待望の文庫化。
「人は、どんなことからでも学ぶことができる」──祖父のこの教えを実践するように、学校でも、それ以外の場所でも多くのことを学んでいく倫太郎。そんな彼に、また一つ格好の場所ができた。倫太郎が保育園時代から慕っていたあんちゃんが、少林寺拳法の道場を開いたのだ。倫太郎と仲間たちの可能性は、学校という枠を超えて広がっていく。子供たちの鮮烈なエネルギーに満ちた、感動の大河小説、シリーズ第二巻。
99/06/25
1440
天 の 瞳

少 年 編−T
(初出 1998/10 角川書店刊)
少 年 編−U
(初出 1999/04 角川書店刊)
角 川 文 庫  小学五年生になった倫太郎。学級担任のヤマゴリラと衝突することはあるものの、おおらかで魅力的な仲間たちに囲まれて、へこたれずに前へ進み続けている。そんなある日、事件が起こった。リエが学校に来なくなったのだ。リエの登校拒否の原因は何なのか、自分に何ができるのか。悩み抜いた倫太郎がとった行動とは......。
様々な人達との出会いを真摯に見つめながら成長する倫太郎。灰谷健次郎が登校拒否の問題を世に問う、待望のシリーズ第三巻。
小学校卒業、そして中学校進学を間近に控えた倫太郎たち。倫太郎は中学校の説明会をすっぽかしたり、ミツルは「校則で決められてる制服は着ない。丸刈りにもしない」と宣言したりと、入学式の前から倫太郎たちの名前は学校中に知れ渡っていた。これまで、理解ある人たちに囲まれてのびのび育ってきた倫太郎たちだが、中学校という新しい環境のなかで、彼らはどう変わっていくのか? 待望のシリーズ第四巻。
2001/10/25
1260
天 の 瞳

成 長 編−T
(初出 1999/12 角川書店刊)
角 川 文 庫  倫太郎が通う中学校で四名の少年が検挙された。校舎の窓ガラスを割った疑いらしい。学校側はきちんとした対応をとれないままでいる。倫太郎や青ポンたちの教師への違和感は爆発する。そんな折り、幼稚園時代の担任・エリ先生の結婚祝いを機に、倫太郎たちと、ナンデスネたち教師、園子先生、あんちゃんらかつての教師が一堂に会する。
相手の身に添うこと、真剣に生きること、人を理解するとはどういうことなのか? 世代と境遇を超え、倫太郎たちは根元的な問いにぶつかっていく。感動のシリーズ第五弾。
2001/10/25
630
とんぼがえりで日がくれて

角 川 文 庫  この春から幼稚園に通いはじめたゆきぼうの一番の友達は、「つばめのチィチィちゃん」。ツバメの雛の成長を楽しみにするゆきぼうと、それを見守るはなえばあちゃん、とくたろうじいちゃん、幼稚園のゆうこ先生......。
 日常の中のさりげないやさしさを描いた表題作「とんぼがえりで日がくれて」の他、すぐにお母さんとけんかをして家出をしてしまうマサト君の物語「いえでぼうや」、出来立ての保育園「風の子保育園」の様子を描いた「ともだちが いっぱい」「みんなともだち」など、心あたたまる九編の童話を収録。
98/06/25
438
優 し い 時 間

角 川 文 庫  那覇の西南西に浮かぶ小さな島・渡嘉敷島。世界一美しい珊瑚礁に囲まれ、「最後の楽園」と呼ぶにふさわしいこの島で暮らす著者・灰谷健次郎が、日々の生活の中で感じたこと、そして学んだことは......。
 心の奥深くに染み込んでいく、珠玉のエッセイ。
99/04/25
459
ろくべえ まってろよ

角 川 文 庫  犬のろくべえが穴に落ちてしまった。なんとかしてろくべえを助けなきゃ! 一年生の子どもたちがみんなで考え出した「めいあん」とは?
 表題作「ろくべえ まってろよ」の他、天真爛漫な男の子・マコチンの生活を描いた「マコチン」、何でも同じになってしまうのが悩みのふたごの女の子の物語「ふたりはふたり」など、八編の童話を収録。子どもたちのみずみずしい感性がきらめく一冊。
98/03/25
457
わたしの出会った子どもたち

角 川 文 庫  十七年間の教師生活を通じて知った子どもたちのやさしさ、個性の豊かさ。児童雑誌「きりん」に掲載された、底抜けに明るくユニークな詩の数々。どんな時も、子どもたちが自分を支え、育んでくれた......。
 「兔の眼」「太陽の子」「天の瞳」の著者・灰谷健次郎が綴る、子どもの可能性の大きさ、そして人間への熱い思い。限りない感動に満ちた、灰谷文学の原点。
98/06/25
457
ワ ル の ポ ケ ッ ト

角 川 文 庫  デパートで万引きを繰り返し、学校では毎日乱暴ばかりで、「手に負えないワル」という烙印を押されているセイゾウたち六年生八人組。彼らの行動の裏に隠された本当の理由とは?
 愛すべきワルたちの誇り高き日常を描き、爽やかな感動を呼ぶ名作『ワルのポケット』をはじめ、学校や家庭での子どもたちの姿をみずみずしく写し取った全五編を収録。
98/05/25
571
われらいのちの旅人たり

角 川 文 庫  水上勉、山田洋次、山田太一ら独自の世界と不動の人気を保つ作り手たちと、宮崎学、山西哲郎ら前人未踏の分野を切り開いた表現者たち十一人──彼らと著者は、歯に衣きせず語らい合い、恋、家族、旅、仕事について、本音の本音を引き出してゆく、愛と刺激に満ちた対論集。
 混迷の時代に、何を守っていくべきかが見えてくる、今、もっとも読まれるべき一冊。
 各巻末に書き下ろしたユーモラスで味わい深い随想つき。
98/04/25
514
書評欄の背景が「黄色」の本は、yamateruお奨めの一冊です。