まだ飛べない野鳥のヒナ鳥を見かけたとき、可愛いと感じ、
その小さな命を助けたいと思うことがあると思います。
でも、ちょっと待ってください。
その小さな命を助けたいという優しい気持ちが、アダとなる場合が多いのです。
巣立ち=巣から飛んで出る=自由に飛べるようになってる
と思ってはいませんか?
ツバメは、確かにそうです。
巣から出ることは、すでに大空を飛べること。
でも、このイメージを他の野鳥に当てはめることは出来ないのです。
ほとんど飛べない状態でも巣から出て一生懸命に親のあとを付いて
飛ぼうとする、その努力こそが野鳥として成長するのに必要な努力でもあるのです。