Fun and Fancy Free (1947) |
Willie the Giant Release: 2000 OfficialDisneyanaConvention |
1947年に公開された映画「ファン・アンド・ファンシー・フリー」の一編であるミッキーと豆の木のお話しから、巨人ウィリーより黄金の魔法のハープを取り戻した農夫ミッキーたちが一生懸命豆の木を降りてゆくシーンを表現したピースです。 このピースは2000年のディズニアナコンベンションでリリースされたもので、前年のマレフィセントドラゴンに続く大型ピースになっていて、そのドラゴンのピースを更に上回るような危険度の高い作りになっています。(笑) 今回はその精巧さをお伝えしたいので、あえて写真を多めに掲載してみました。 |
実はこの映画中ではこのシーンに相当する場面は登場しません。 ハープを持ったグーフィーとドナルドは既に地上に降り立っているところへミッキーが慌てて地上に降りて来て、その後をウィリーが追いかけようとしてくる、という場面になっていてそれぞれが全て別シーンで構成されます。 しかし、その「シーンの再現」という概念を捨て、新たにイメージからデザインを創り上げることで、こんなにも良い物が出来るのか、と言う見本のような素晴らしい仕上がりになっていると思います。 絡み合ったツルの隙間からウィリーがにゅっと顔を出すデザインは、WDCCの大きさの限界の中でウィリーとミッキーたちを対比させ、同一のWDCCで表現する最良の方法だと感心しました。 |
その見事なまでのデザインで、正面から見るとポスターを見るようにバランスが取れていますが、細かいところに目を転じても、ミッキー達の小屋もきちんと正面から見た時のパースも考慮されきちんと先端にそびえているし、またウィリーの裏手を見た時にもちゃんと葉やツルが絡みあって上手く表現をされているし、豆や葉の塗装表現も手塗り感を生かした見事な仕上がりだし、とどの角度から見ても本当に感心の尽きないピースです。 まさに陶器フィギュアの限界に挑戦をしたピースと言っても良いでしょう。 |
このWDCCは発表されている情報が少ないので見た目の情報になりますが、葉っぱなどは陶器で、細かく出たツルや豆のがくに当たる部分はメタル系、また豆本体は陶器で出来ているようで、まさに素材をミックスさせて創り上げるWDCCの集大成のような作りになっています。
そのため葉の部分を初めとして、何処を持って移動させて良いか困る位に注意が必要なピースとも言えます。 また入手した時からずっと、ミッキー達は彼らの作りから見て、エンチャンテッドプレイスシリーズでお馴染みのOlszewski製だと思っていましたが、調べてみたら素材がピューター製との事なのでもしかしたらOlszewski製でないのでは、と思います。 でもそれぞれの作りもとても良いので問題なしですねっ!(^.^) |
このピースは限定1250ピースで、私達のピースは337番です。 後で聞いた情報によると、このピースはその危険度からか販売数が伸びずに残りを処分されたとの事で、実売数は500程度のようです。
こんなに素晴らしい作品なのに、なんだか残念ですね。 前年のドラゴンピースに続いて本当に良く出来たピースで、反面とても輸送に気を付けなくてはいけないピースなので、入手できたときは「よくぞ我が家に無事に来てくれた!」と拍手をしてしまいました。(笑) 本当に入手に尽力を尽くしてくれた方々に感謝です! |
以上、このWDCC紹介ページは友人のサイトWALT'S ROOMの人気コーナー、WDCC SPOTをオマージュしたミニ版という感じで作ってみました。 本家WDCC SPOTは本当にためになるので是非ご覧下さいね〜。 |