読んでぇ「ミユタン」革新章〜海外留学ミシガン湖ださ〜 作:Kenichi Waga

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かかげられた雲泥の差。
見つめたい、機体の想像もうなる
おおきさ。すべては、大昔とはことなる
全く異なる視点から見えるこの近代化プレイスは
ミユタンにとって、優柔不断な
心は全て皆無になった瞬間であった。

梨の粒。それこそ密集住宅地で
育ったガールのような少女が隣席であった。
話して良いものか、こころはまだまだ
がんばれなかった。
顔は、まるで、大きな詩人をみているかのように
まっさらな表情で、こちらになにか
ぼそぼそと問い掛けていた。
気づかなかったのだ。慌てふためいた感じ
で、その女に「なに?」とこれまた、
東京女のように、知ったかぶりをしそうな
女のように、問いただした。

何も言わないのだ。 ただこちらを
見つめる振りもせず、そとをむいてしまった。
一帯これは、何事かと、真面目に
きつくおしおきでもするかのように、
アゲイン問いただしでもしたかったのだが、
それは、したくなかった。
私には、姉がいる。

見えなかった現代社会に対しての不満と夢。
しちりんで、牛タン食べたい〜。
豊満なあのタン。果実なタン。
それをかんがえてしまったから、
たいへんであった。
もう、帰りたかった。ほんとうであった。
唐突な想いがミユタンを右往左往させて
グさっと来た。ごろごろしたいー。

浮くハウスのようだ。なぜか足を床においているのに
下は空という事実にミユタンは少おびえであり
いきなりの飛行機爆発などなぐ「安全で平和」
これが一番ださ。万が一大爆発があったと
したら、急いで席のしたにうずくまる、という
格好を想像もしている。

自信と筋肉が強くなった予感、
目はちょっと遠くを見据え トワイライトゾーン
の人影Onつばさ、はまったくもって退治するくらい
強気であった。3時間で到着。ご飯は多め。
クッキーはしまう。


読んでぇ「ミユタン」革新章〜海外留学ミシガン湖ださ〜より抜粋。
標準価格320円 Sha社文庫新刊。
(C) 2000 Kenichi Waga, Lisenced By Kentan Records.
無断複製、商品化、は君のおばあちゃんが見ていました。

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