| Confound |
| 1u |
| Instant |
| Counter target spell that targets one or more creatures. |
| Draw a card. |
通常、カウンター呪文は1対1の取り引きであり、両者がマナと一枚の手札を失う。この点においては他の単体除去呪文と同様、対等な取り引きだが、カウンター呪文はいくつかの例外を除いてほぼすべての呪文に対抗できるという高い汎用性があり、それゆえに常に強力で、対戦相手にとっては常に脅威となる。
カウンター呪文の基礎となるのは、勿論Counterspellだ。UUというコストと、"Counter target spell."という簡素で強力なテキスト。ここから様々なカウンター呪文が生まれていった。
Counterspellに比べ、呪文コストが軽減されていたり、色拘束が弱くなっていたりする呪文には、大抵何かしらの部分で制限がある。Remove Soulにように対象が限定されていたり、Memory Lapseのように効果そのものが限定されていたりと、純粋な"Counter target spell."というテキストがもらえることはまずなかった。中にはArcane Denialという、悪夢のような例外があるが、これはまさしく別格というに相応しい存在である。
逆にCounterspellに比べ、呪文コストが高くなっている場合には、"Counter target spell."というテキストに加えて、強力な付加価値が付くことがある。カウンター呪文として成功したケースは、ほとんどこちらの高コスト・高付加価値のカードのほうだ。Dissipateは墓場から戻るカードの悪夢からカウンターデッキを救う救世主となったし、つい最近デビューしたばかりのAbsorbとUndermineも高い評価を得ている。そして、元祖Counterspellを差し置いて究極のカウンター呪文と呼ばれることさえあるForce of Willは、今なおExtended環境で猛威を振るいつづけている。その後継とも言えるFoil等も、現在のStandard環境では良く見かける顔だ。また、私個人的としても2UUでキャントリップのあるDismissや、青得意のコントロール奪取能力まで内包したDesertion等は、なかなかのお気に入りだった。
さて、Confoundである。これは前者のタイプで、コストが1Uと色拘束が弱い。そのため、クリーチャーを対象にした呪文のみを対象にする、用途限定型のカウンター呪文となっている。同様の効果を持つ呪文としては、Interveneという呪文もあった。両者の差は1マナのコスト、そしてキャントリップである。
冒頭で述べたように、カウンター呪文は通常1対1の取り引きであり、カードアドバンテージを得ることはない。だが、これにキャントリップがつくとなると、話は変わってくる。相手の有効な呪文を打ち消したにもかかわらず、こちらの手札は減っていない。この優位性は思った以上に大きい。
Confoundが有効に働く場面はかなり多い。通常、ほとんどのデッキは何らかの方法でクリーチャー対策を施しており、その中には多くの単体除去呪文が含まれている。自分のクリーチャーが場を制圧しているような局面で、Terror、Boomerang、Swords to Plowshares等を打ち消すことができれば、勝利をさらにこちらに引っ張り込んでこれる。またその一方で、相手が自分のクリーチャーに支援呪文を使おうとした場合に、それを打ち消すこともできる。これは、Armadillo CloakやSinister Strengthなど、一度つくと長期にわたって大きなダメージを与えるような、強力なエンチャント(クリーチャー)に対しては、特に有効だ。
Confoundの効果をより高めるには、−−−勿論、相手がクリーチャーを対象にとる呪文をデッキに入れているのが前提となるが−−−相手が対象にとりたくなる、またはとらざるを得ないようなクリーチャーを出せばよい。なんの取り柄もない1/1クリーチャーにSwords to Plowsharesを使うプレイヤーはいないだろうが、これが4/4飛行ともなればそうはいかない。遅かれ早かれ除去呪文が飛んでくる。そこをConfoundで迎撃するのだ。相手はその場でもっとも有効である除去呪文を失い、こちらの手札はそのままだ。相手がすぐに次の除去呪文を引かない限りは、そのクリーチャーでの優位はそのまま続く。
このようにConfoundを効果的に使うためにはそれ以前にクリーチャーで優位を築いておくことが大切だ。すでに押し込まれている状況で、ブロックのために出したクリーチャーをConfoundで守ったとしても、大勢に影響を与えることはできない。つまり、Confoundに相応しいデッキとは、大型のクリーチャーを高速召喚し、支援しながら速攻をかけるデッキだと考えられる。
適切に組まれたデッキに投入されたConfoundは、追い込まれた相手の打開策を打ち砕き、さらに勝利を近づけることができる。しかも、キャントリップのおかげで手札は減ることがないのだ。これほどのことをわずか1UでできるConfoundは、どこからどう見ても素晴らしい呪文だ。おそらくは史上最高級の用途限定型カウンター呪文だろう。
| デッキの一例 |
| "Wheel of ruin" |
| 4 Phyrexian Scuta |
| 4 Rishadan Airship |
| 3 Indentured Djinn |
| 3 Complex Automaton |
| 3 Tangle Wire |
| 4 Confound |
| 4 Hoodwink |
| 2 Boomerang |
| 3 Vampiric Tutor |
| 4 Opt |
| 4 Chromatic Sphere |
| 4 Underground River |
| 4 Saprazzan Skerry |
| 4 Crystal Vein |
| 6 Island |
| 4 Island |