気になるカード Judgment
Blue
Aven Fogbringer
《発光イソギンチャク/Glowing Anemone(MM)》と基本的には同じなのだが、場に出た後が一味違う。1/3だった《発光イソギンチャク/Glowing Anemone(MM)》に対して、こいつは2/1、しかも飛行。さらに言うなら鳥である。時間を稼ぐという意味でもなかなかのものだし、役目を果たした後はアタッカーとして、いくばくのダメージを稼ぐことが可能になったのだ。その分、ブロッカーとしては頼りなくなったが、そんなことは気にする必要はないだろう。
無論、こんなカードは悪巧みのお供である。《ついえし希望/Sunken Hope(PL)》を活用した、フルバウンス系のデッキで用いれば、《ジャングルの障壁/Jungle Barrier(AP)》辺りと一緒に、相手の頭痛の種になることは間違いない。
Cephalid Constable
実に面白い、バウンス系デッキで主力として使ってみたいカードだ。コスト的にも3マナなので、それなりのタイミングで動き出せるのは有り難い。
このクリーチャーに足りないものは、やはり回避能力だ。ただの1/1クリーチャーが殴りに行っても、おいそれと攻撃が通ることはないだろう。つまり、相手のクリーチャーをきれいにするか、ブロックをすり抜ける方法を考えるか、ということになる。
一番やってみたいのは、回避能力をつけて攻撃し、通った瞬間に《樫の力/Might of Oaks(7E)》だ。8ダメージを受け、8枚のパーマネントを手札に戻すことになってしまった、対戦相手の顔が是非とも見てみたい。
Cunning Wish
青の「願い」は・・・カンニングですと!?(w
まさにカンニングに等しいカードである。このカード自体がインスタントなのも、そんな印象を受けさせる原因だろう。さて、インスタントは、ソーサリーのように派手な効果を持つものは少ないし、アーティファクトやエンチャントのように、恒久的に場を支配したりする能力もない。だから、このカード自体がインスタント、そしてコストも2青と軽めなのだろう。
サイドボードに様々なインスタントを詰め込んだ、事実上75枚のデッキが登場したら、なかなか面白いだろう。だが、実際に詰め込まれるとしたら、各種カウンター呪文が1枚ずつ4枚、という辺りだろうか?
Flash of Insight
《衝動/Impulse(VI)》と肩を並べるには6マナ必要だが、そこまで行かなくても十二分に強力。寧ろ、墓場利用を考えなければフラッシュバックを持っている分、使い出がある。何より、インスタントなので比較的気軽に使えるのが良い。
Grip of Amnesia
これは、4/9に世に出たスポイラーリストをもとに書いているわけだが、現時点でのテキストのままだと、このカードはあまりにも強力である。わずか1青で呪文をカウンターするか、そうでなければ相手の墓場を全てリムーブ。これだけでも酷いのに、"draw a card."などという、目を疑いたくなるような一文までがついている。こんなカードをこのまま出されたら、とんでもない話だ。是非とも、テキストが異なっていることを望む。
Keep Watch
現時点でのテキストだと、かなり面白いカードだ。クリーチャーを展開して攻撃し、さらにカードをドロー。手札を高速でダンプしてしまう、ビートダウン系のデッキにとって、なんとも有り難いカードである。緑青辺りで組んでみると、なかなか面白いデッキが組めそうな気がする。
ただ、これも自分の攻撃時に使えないとなれば、使い勝手は一気に悪くなる。上のGrip of Amnesiaとは異なり、是非ともテキストの変更なして出てもらいところだ。
Mist of Stagnation
テーマデッキ向けのカード。一風変わった《停滞/Stasis(5E)》といったところだろうか。うまくデッキを組めば、《停滞/Stasis(5E)》効果を相手にだけ及ぼせる。
このカードを有効に利用するためには、相手の墓場をきれいにしつづける必要がある。《蒸気爪/Steamclaw(OD)》辺りで地道に綺麗にしていくのもいいし、こちらの墓場のカードを増やす意味をこめて、《死体焼却/Cremate(IN)》等をガンガン使っていくのもいい。いずれにせよ、こちらの墓場に大量のカード、相手の墓場にはカードがない、という状態になれば、なんの躊躇もなく場に出せる。そして、こちらは何も変わらず、相手は一度タップしたものはほぼ起きることはない。
《墓所の嵐/Gravestorm(OD)》デッキの隠し玉として使うのも面白そうだ。
Quiet Speculation
かなり酷いカードだ。誰もが考えるであろう《ワームの咆哮/Roar of the Wurm(OD)》とのコンボは言うまでもなく、わずか2マナで墓場に4枚のカードを叩き込めるのだ。スレッショルドは一気に近くなるし、もともとフラッシュバックを持っているカードを落とすのだから、使いたければ使うことも可能。さらにデッキの圧縮にも繋がる。こんなカードがわずか2マナなのだ。使わない手はないだろう。
1ターン目に《入念な研究/Careful Study(OD)》、2ターン目にQuiet Speculation。さあ、これでもうスレッショルドだ。
Scaplelexis
なかなか面白いクリーチャーだ。攻撃が当たれば、4枚のカードをリムーブし、その中に同じな前のカードがあれば、さらに4枚・・・と続いていく。今のテキストでは基本地形でも構わないようなので、単色デッキ辺りが相手だと、一気にライブラリが薄くなってしまうこともありうる。そして尚且つ、それらのカードは墓場に落ちない。墓場利用を意識したセットにおいて、これは非常に重要なことである。
また、この手のクリーチャーにありがちな、「殴って勝ったほうが早いじゃん!」ということもない。パワーは1と最小限、そしてタフネスは安心の5。1/5という数値は、こちの手のクリーチャーにとって、理想的だと言える。
Spelljack
面白い。久々に使ってみたいカウンター呪文だ。呪文をカウンターし、それを手元にとどめ置いて、いつでも、コスト無で使うことが出来るという、とんでもないカードだ。例えば、相手のフィニッシャーを逆手に取り、こちらのフィニッシャーに変えてしまうことができる。この例であれば、結果は《説得/Persuasion(OD)》辺りと同じようなものだが、メインフェイズにマナを使わないこと、そして、あらゆる呪文に対応できるという点で、こちらのほうが使い出がある。
Web of Inertia
ちょっと面白い。墓場から1枚リムーブしない限り、アタックが出来ない・・・ということは、墓場を綺麗にしてしまえば攻撃を完全に封じられる、ということだ。色拘束も弱いため、《墓所の嵐/Gravestorm(OD)》系のデッキに入れるとなかなか面白い動きをしてくれそうな気がする。そうでなくとも、スレッショルドを見込んだ攻撃系のデッキに対しては、計算を狂わせることが出来るだろう。
Wormfang Behemoth
残念ながら、Behemothにしては5/5というかわいいサイズだ。だが、能力のほうはかなりのものだ。5マナ5/5。飛行がないのが青にしては残念だが、十分なコストパフォーマンスだ。勿論、手札が消滅する、というデメリットはあるが、こんなものを展開しようとする青いデッキが、手札など残しておくはずはない。島を全てタップし、手札の最後の一枚としてプレイするのが、漢の青というべき戦い方であろう。
Wormfang Drake
3マナ3/4飛行と言えば、かの《Serendib Efreet(3E)》と同じというコストパフォーマンスなのだから、凄まじいと言うことは良く分かるはず。しかも、一度場に出てしまえば、《Serendib Efreet(3E)》のようなデメリットはない。但し、場に出たときのコストとして、クリーチャー1体を必要とする。なかなかいいバランスに仕上がっていると思う。基本的には、かなり強いカードだ。
《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu(PL)》さえいなければ、これほどのパフォーマンスを発揮できるカードはないのだが・・・。返す返すも、強すぎる《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu(PL)》の存在は残念である。