今日祐一さんと最後の日を過ごしてきました                               
約束どうりいつもの日常を続けてくれました
わたしの願いどうりに
そしてわたしは祐一さんの眠っている間にうちに帰りました
そのままわたしは眠りつづけたそうです




わたしは夢を見てます
この3週間のこと
はじめて祐一さんに会った日 中庭での再会 二人で食べた真冬のアイス
商店街でのデート 久しぶりの学校 始めてのお弁当
友達もできました おねーちゃんとも話しができました
祐一さんという大切なほんとうに大切な人もできました


奇跡って言うのは起こらないから奇跡っていうんじゃなかったんですね
この3週間わたしにとっては ほんとうに ほんとうに
奇跡のような3週間でした
わたしは最後に いままでにないとても大切な時間を過ごせました
わたしは多分この為だけに生きてきたんじゃないかって思うくらいの時間を過ごせました
そう だからわたしはもうこれでなにもないです
これいじょう何も望む事はないです



なんだろう?
すごくまぶしい
白いなに?天井?

どうやらすこし目覚めたみたいです
そばには お父さんにお母さんが悲しそうに立ってる
お姉ちゃんもいてくれてる でもとても辛そうな顔をしている
どうしよう だいじょうぶだって 笑ってあげたいのに
いま どんなふうな 顔してるかわからない
そうしてると お姉ちゃんがそばまで来てくれててをにぎってくれた
なにか 言ってくれてるけど よく聞こえない
でも だいじょうぶだよ お姉ちゃん 
わたしはほんとうに幸せだったよ
そう 伝えたいけどやっぱり無理みたいです
ほんとうにしあわせだったから
そう思うのになんだろう胸が痛い
なんでだろう?なんだか泣いてしまいそうなくらい胸が痛いです
でも 泣いたらお姉ちゃんたちが悲しむから泣いちゃいけないです
そう 思いわたしはまた目を閉じる事にします




目を閉じても胸の痛みが消えません
なんででしょう?
もうこれ以上望む事なんてないのに
『ほんとうにいいの?』
誰かの声がきこえます
『ほんとうにもういいの?』
しあわせの時間のなかで聞いた事のあるような声 だれだったろう?
『あなたの望みは もうないの?』
のぞみ?わたしの望みはもう充分叶ったです
『ほんとうの望みも?』
ほんとうの・・・・・・のぞみ?
わたしのほんとうののぞみ?
わたしのほんとうののぞみは・・・・・




・・・・やくそくを・・・ しました
・・・・・プレゼントのスケッチブック・・・・まだ一回しか使ってないです
・・・・・・お姉ちゃんとまだ中庭でお昼食べて・・・・ないです


・・・行きたい場所
・・・やりたいこと
・・まだまだ・・たくさん たくさんあります

わたしまだ死にたくないです
そうだ
わたしはまだ死にたくないんだ
そう思ったとき声は聞こえなくなってました
あたりは羽根が舞っているような
そんな感じがしました・・・




つぎに目がさめると
お父さんやお母さん
それにお姉ちゃんが泣いてました
どうしたんだろう
どうして泣いてるの?ねえ?
するとお姉ちゃんが手を握ってなにか言ってくれてます
やっぱしよく聞こえないけど表情はよくわかりました
嬉し泣き そんな言葉がぴったりくる
そんな表情でした
どうしたのかな?
でも悲しい涙じゃないみたいので安心しました
だからわたしはまた目を閉じました
もう 夢は見ませんでした
次に目覚めたときは何かいいことがありそうです



あれから何日か過ぎました
わたしはいま制服に身を包んでいます
ほんとうは明日からですけど
今日はあの人との約束を守る為に学校にいきます
どっちかというと驚かす為ですけど
約束・・・奇跡が起こったら学食をおごる
それを守る為今日わたしは学校に行きます・・・・・・・・・・・・
 


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