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小学生の英語学習

英語は小学生から学び始めないとだめですか?
小学生の英語学習に関するページです。小学校での英語必須化をはじめ、早期からの英語教育に関心が高まっています。しかし、実際のところ早くから学び始めれば英語は出来るようになるのでしょうか?英語は小学生から学び始めないとだめなのでしょうか?小学生は英語とどのようにかかわるべきでしょうか?


目次:

英語は中学校から始めても十分マスターできる


子供英語教室の実情って?


たくさん英語教室に通えばいい?


日本語教育が優先・・・


それでは小学生は英語とどのようにかかわればいいの?


教室ではどのように教えていますか?


まとめ





英語は中学校から始めても十分マスターできる
冒頭の質問に対する答えは、「いいえ、そんなことは決してありません」です。英語は中学生から学び始めても十分高いレベルに到達することが可能です。中学から学び始めるのが遅いからしゃべれるようにならないのではありません。中学校での教え方に問題があるからしゃべれるようにならないのです(「文法について」のページ参照)。早期教育の効果にはっきりとした根拠はありません。まずは英語教育産業のあおりに踊らされないことです。
 
子供英語教室の実情って?
巷に溢れる子供英語教室ではどのような教育がなされているのでしょうか?小さい頃英語教室に通ったことがあるという生徒が私の教室にもよく来ます。しかし、そのうち英語が少しでも身についている生徒はわずかです。それもそのはず、子供英語教室で行われていることは、歌、踊り、ゲーム、お絵かき・・・主にこのようなお遊びです。これではしっかりとした英語が身につくはずがありません。
 
これらお遊びも、「遊びを通じて英語に慣れる」という本来の目的を持っており、教室でのお遊び自体が悪いわけではありません。しかし現実には遊び以上のものを得るに至らず、「歌って踊って遊んでるだけだった・・・」で終わってしまうのがほとんどです。
 
これには教える側の技術の問題、教わる側の学習能力の問題、週せいぜい一時間という学習時間の短さなどいくつかの原因が絡んでいると思われます。いずれにしても中学で真剣な学習が始まればすぐ追いつかれる程度の英語しか身につかないのが実情です。
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たくさん英語教室に通えばいい?
それでは英語学習の時間をもっと増やしたらどうでしょうか?中には週3日も4日も英語教室に通う子供もいます。また国語以外の授業をすべて英語で行う学校もあります。ここまですれば英語はそれなりに出来るようになるでしょう。しかしこうした極端なやり方は別の大きな問題を生みます。日本語が犠牲になるという問題です。
 
日本語教育が優先・・・
日本語が満足に出来ない子供が増えています。多くの指摘にもあるとおり、このような状況では、小学生までは英語教育より日本語教育に力が注がれるべきだと思われます。
 
日本語は私たちが日本人である証です。母語である日本語が十分に出来なければ、日本人として、しいては人間として不十分と言えます。その日本語を犠牲にしてまで一外国語、第二言語に過ぎない英語に力を入れる理由は見つかりません。
 
人間は言葉によって考えます。言葉は思考そのものです。したがって言葉が十分でなければ思考も限られます。そして考える力が限られるということは、つまり生きる力が不十分ということです。小学生は日本人としての人間の基礎をつくる大切な時期、日本語によって考えたり、感情を表現することを学ぶときです。この時期には外国語よりまず母語を100%にしていくことに力を傾けるべきでしょう。第二言語が母語以上のレベルになることはあり得ません。日本語力が貧弱ならば英語力はさらに貧弱なレベルまでしか到達できません。高い英語力を望むならまず高い日本語力が必要なのです。
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それでは小学生は英語とどのようにかかわればいいの?
だからといって小学生は英語を学ぶ必要がないというわけではもちろんありません。お遊びに終わらずしっかり学べば効果はあります。ただし、あまり多くを望まないことです。小学生の英語は、スムーズに中学英語に移行できるような橋渡し程度のもので十分でしょう。早期の英語教育に血道をあげるようなことはせず、あくまで日本語教育を優先することが大切です。教える側も、早くから教えることより中学、高校での教え方を改善することの方が先決です。
 
教室ではどのように教えていますか?
私の教室では4年生以上を対象にしています。知的活動能力が発達してくるこの年齢の子供にもう「お遊び」は必要ありません。歌やゲームは基本的にやらず、英語をきっちり「学習」させます。英語の基本的な構文を反復練習し、日常生活や身の回りのことがらについて話せるようにしていきます。また読み書きの基本もしっかり学び、「語彙」「文法」「聞く」「話す」「読む」「書く」の基礎的なスキルをバランスよく習得します。多くのことを学習することはできませんが、ゆっくり着実に学び、中学英語へとつなげていきます。英検5級、4級の取得も目指します。
 
また、このような指導はネイティブ教師に出来ることではありません。教室では日本人である私が日本人教師の特質を生かしたやり方で教えています(「日本人教師について」のページ参照)。
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まとめ:
1.早期教育の効果に根拠はない。英語は中学校から始めても十分マスターできる。
2.しゃべれるようにならないのは、中学からでは遅いのではなく、中学での教え方に問題があるから。
3.「遊んでいるだけ」の子供英会話教室では英語は身につかない。
4.日本語教育が優先。英語はあくまで外国語、第二言語、英語に血道をあげない。高い英語力は高い日本語力が前提。
5.英語を「お遊び」に終わらずしっかり「学習」すること。小学生英語は中学英語への橋渡し程度。多くを望まず、ゆっくり着実に。

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