仕事の関係で、ある施設にコンピュータ制御の天文台を作ることに関わったのが再開の始まりでした。そのうち自分のものも欲しくなり、ミードの40センチ赤道儀を導入しました。ところが例の彗星の木星衝突をサトウ氏(私は天才研磨者だと思ってました)と見る機会があって、彼の修正研磨鏡40センチのすばらしさに感動し、高精度大望遠鏡づくりの趣味にはまってしまいました。もともとものづくりが趣味ということもあってこんなことになっています。
それにしても理科離れとかで、星の会などに行っても望遠鏡づくりは殆ど中高年ですね。私にはうれしいことですが。
31センチF7サトウ鏡です。赤道儀はミードの改造品で、スカイセンサー2000pcを繋いでいます。
もともと重量級の40センチ用赤道儀なので積載荷重には余裕があります。
鏡はサトウ鏡です。
40センチF6.5長大な望遠鏡です。
鏡材はシタールで笠井の特注品40数万円の鏡面です。精度1/8ラムダで干渉計の測定表つきで購入しました。
しかしワタナベ氏のコンピュータ測定では精度1/6ラムダでした。ただ、ダウンなど変な癖のない面という判断でした。(修正もしやすいのではと言うことでしたが・・)
まあ長焦点ですので短焦点の1/8ラムダ鏡に負けない見え味なのでしょう、大変よく見えてます。
Fが大きければ許容誤差が拡がると言うことで、扱える最大限にしたのですが、それにしても大きすぎました。現在あまり活用していません。
リフターに載った長大きカセグレン鏡筒です。6面20ミリ厚の断熱材を内張(床は外張り)した格納庫に入れてます。
鏡はロシアのLOMO社特注品で超高精度鏡です。波面誤差1/20ラムダ以下
気がつけば、この2年間凸鏡のテストのために2,3度覗いたきり活用していません。デカ過ぎます、観望後の収納が面倒なのですね。まあその分他のを活用しているからいいかと思いつつ
枠組みは赤道儀に載せるための自作電動リフターです。このリフターができて据え付けは非常に楽になりました。とにかく力仕事がなくなりました。
スイッチオンにしておけば赤道儀の取り付け位置まで揚がって止まるようになっています。もちろんマニュアルの上下もOKです。木製の箱に電源、モーターが入っています。
このクラスでは1/6ラムダの精度もなかなかないという話です。
皆さんの鏡はどうですか?
40cm f6.5シタ−ル鏡
新しく入手した32cm鏡 鏡面テストですばらしい性能を示したので鏡筒に仕上げ上のサトウ鏡と何度も比較してみました。しかしFが短い分こちらは光軸にうるさいことは判りましたが、星像の良し悪しに差は見えませんでした。
持ち運びにはこちらが楽なのと並べて比較してみたいと言うことでドブソニアンに仕上げてみました。
2009年5月8日
*2013/10/8
Отражая телескоп
ロンキー像を撮ってみました。
基準平面鏡が小さいので一部の像になっています。平面鏡をスライドさせても同じような理想的な直線像になりました。
この写真もかなり左側に寄せての撮影です。
10/5/13
2011/2/28
2011/2/28
*
極小斜鏡ニュートンをいつか作ってみたいと思ってましたが、吉田正太郎先生の反射望遠鏡光学入門にあった円弧状スパイダーでスパイダーの回折光を消すことができるという記述を見てトライしてみました。